2012年5月1日火曜日

新潟戦

ベガルタン、新潟戦で隠れキリシタンの心境となる

新潟戦、何とか勝てて良かったですな。不心得な新潟サポの中には、この日のジャッチに関して「震災の笛」みたいな愚痴を言う方も居ましたが、まあ何を言われても大人の対応ができるサポーターになりたいものです。仮に自分が新潟サポだったとしても、審判へ必要以上に文句を言う事などはせず、どちらかと言えば「ホームの試合で審判を味方に出来ないチームや、サポーターの応援を含めたスタジアムの雰囲気って、何なんだよ・・・」と、自らが応援するチームに対して愚痴を言っていたはずです。新潟が強い弱いに関係なく、ホーム試合では審判をも味方になってくれるような雰囲気作り・・・そう言った視点が足りなかったような気がしましたな。

この日、スタジアムに到着したのは15時。最初は競馬に行くので「メインの指定席の方がいいんじゃないのか?」と提案したのだが、後輩から速攻で「この時期の新潟っすよ、陽が当たらない場合は、夕方寒くなるかもしれないんで、E自由にすべきです。上の方でもいいから、マッタリと観戦しましょうよ」と拒絶された。天気予報を見れば、確かに暖かいような気もするが、陽が落ちれば冷える可能性が高いという意見には耳を傾けねばなるまい。よって、昨年同様にバックスタンドでの観戦となったのだが、これが痛恨のミスジャッチ!!この日の新潟は「暖かい」ではなく「暑く」、試合開始時間となっても陽が落ちるどころか、強烈な日差しをキープしながら遠慮なくバックスタンドを照らしていた。この日の新潟はマジで暑かったのに、それで陽が当たるバックスタンドへ行ってしまうんだから、痛恨と言えば痛恨である。

新潟の席割は独特な物で、バックスタンドの区割りは縦割りではなく横割りとなっている。つまり、ユアスタならば15列目までが指定エリアで、16列目以降が自由席エリアとなっているのだ。当然のように、早く行けば16列目をゲット出来るのだが、そこまでする体力も気力も私たちには無く、結果として「真ん中、かなり後方」の座席で観戦することにした。後輩たちからは「ここでいいんですか?真ん中だと、コアな新潟サポに取り囲まれる恐れがあるんじゃあ・・・」といった意見が出てきたが、「大丈夫だ、昨年の経験から、この辺りの新潟サポは「タダ券」を貰って来ている超ライトなサポが大半だ。試合が始まってもゲームをしている子供や、携帯を見ている女性の比率が結構高い」と、それらの不安を一蹴!!しかし、これが本日二度目となる「痛恨のミスジャッチ!!」となることを、この時のベガルタンは知る由もなかった。

試合開始1時間前、スタンドはマッタリしていて空席も目立っていた。もしも、ユアスタのバックスタンド中央付近、15列目が自由席エリアであれば、物凄い生存競争が入場時に行われるはずであるが、土地柄かサポーターの大らかさなのか、新潟では加熱した座席争奪戦争は見受けられない。もちろん、彼らで言う「最前列である15列目」をゲットする為には、それなりの努力は必要なんだろうけど、18列目や20列目で我慢するのなら試合開始1時間前でも十分に真ん中エリアは確保できる。ライトサポには優しい仕様だ。

座席でマッタリし、ビールを飲みながら時間を潰していると、後輩か話しかけてきた・・・。

後輩A「リーダー、ここではベガルタタオルを掲げてもいいんですか?」
後輩B「自分は、黄色いベガTを着用したいんですけど、駄目っすか?」
自分「そんなに新潟サポを煽ってもしょうがないだろう?ここは新潟サポが圧倒的にマジョリティー、掲げて悪いとは思わないが、ユアスタのバックスタンドで「新潟サポが遠慮せず」に進入してきたら、良い気持ちはしないだろう?いいから仕舞っておけって!!ただし、ゴールしたら喜んでもいい。「あっ、こいつら、ベガサポなんだ・・・」と思われてもいいから、最初から目立つ事はするな」

基本的にベガルタンは「自分たちが、やられて面白くない事は自分もやらない」と言う主義です。ごく稀に、ユアスタや宮スタでもバックスタンドの指定席エリアに、堂々と他サポがユニ着用で侵入してくる時があります。そんでもって勝った時なんかは、これ見よがしに「ガッツポーズを連発する」時があります。これって、家の中に土足で入られたような心境となるので、ベガルタンはアウエーへ行った場合、そしてビジターエリアの座席で観戦する場合は、極力ベガサポという服装や態度は取らないようにしています。もちろん、ゴールした瞬間は喜ぶよ、「よしっ!!」って。でも、それぐらいですかな。普段は温厚な人でも、スタジアムで愛するチームが負けた時なんかは、君子が豹変するくらい攻撃的になる場合があります。あくまでも、アウエーのスタジアムへ行ったら自分の身は自分で守らないとね。わざわざ、導火線へ火を付ける行為をしてもしょうがありませんから。

ようやく試合開始。気がつくと、周りの客入りはファミリー層を中心に9割がた埋まっていた。「おっ、結構入っているじゃん」って思いながら観ていたら、いきなり「例のオフサイド事件」の発生です。ゴールの瞬間、周りのサポは一斉に立ち上がって「ヨッシャァーー―!!!(^O^)/(^O^)/(^O^)/」のガッツポーズ、そしてハイタッチ。気がつけば、座っているのは我々3名だけでした。そんな我々を不憫に思ったのか、隣で観戦していたお爺ちゃんが「ゴールですよ、ゴールしたんですよ」と笑顔で「もっと喜べよ!!」とアピールしてきた。流石に嘘は付けないので「実は我々、ベガサポですから・・」と言おうとしたら、判定はオフサイド!!!突如としてスタジアムの雰囲気が殺伐としてきた。お爺ちゃんも「そうですか、オフサイドだから喜ばなかったのですね・・」と残念そう。いやいやお爺ちゃん、俺達ベガサポだから・・・と言えばいいのに、それが言いきれないベガルタンでした。

後輩B「なんか、仙台がゴールしても喜びを爆発させにくい雰囲気じゃないっすか、これ?」
自分「滅茶苦茶させにくいけど、まあ、まだ始まったばかりだから・・・。」
後輩A「じゃあ、ゴールしたら喜んでいいんですね?」
自分「許可する、ただし、シャンゼリゼは歌うなよ」
後輩A・後輩B「了解しました」

ゴール判定でのオフサイドに不満はよくあること、そんなイージーな考えと、適度なアルコールによってベガルタンの神経はマヒしていました。この後、修羅場の様な展開が我々を待っていたのです・・・

この続きはまた明日。

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