2018年12月26日水曜日

ベガルタン、悩む

えー、癒えました。ようやく浦和戦でやられた傷口(メンタル)が癒えました。この傷口は結構深く、気づいたら3週間近くかかりましたな。それだけデカかった。別に絶対に勝つ!的な意気込みがあった訳ではなく、強いて言えば「リーグ戦終盤の内容からすれば、若干不利というか、メッチャネガティブ!」くらいの感じで埼玉まで行ったので、入れ込み指数的には65くらいでしょうか。

ここで入れ込み指数について説明すると、ベガルタンの個人的な感覚数値で、マックス100~1まである。ちなみに、過去最大数値となった入れ込み指数は99で、磐田でやった入れ替え戦。この時は実際に体調がすぐれず、試合当日には「吐き気」さえも。ベガルタンとなって20年弱で、試合当日に吐き気がしたのは、後にも先にも「この入れ替え戦」のみ。試合前に吐き気がし、試合に負けて吐き、試合後の深酒で更に吐く・・・。もう、こんな経験はご免ですな。

選手退団ニュースの比率が高くなれば、誰だってテンションは下がります。しかし、そんなことは今年に限ってではく、ベガルタンが知る上では「毎年の事・・・」のはず。チーム予算が潤沢ではない以上、このような「別れ」はエンドレス。毎年のように辛い別れを経験したので、ベガルタンにも耐性が出来ちまったよ。最も大きなショックはシルビとの別れ。このメガトン級の衝撃を体験した者からいえば「矢島や野津田などの別れなど、蚊に刺された程度だ・・」と強がるのにも整合性はあります。

そんなことを思っていたらカミさんから「奧埜がセレッソに行くかもよ・・」とのメールが。えぇぇーーマジ?どの選手だって別れは辛いもの。「中野は⇒札幌かも・・」ぐらいなら、「まあね、あるよねぇ~」ぐらいで済むんだけど、流石に奧埜は・・・プチメガトン。じゃあさ、こう言う事?「山口が神戸⇒抜かれっぱなしでは不味いので、どこかに運動量が豊富な選手、できればお買い得セール並みの価格の選手が居ないかなぁ~⇒おっ、居た居た、超格安選手!仙台の奧埜!」こういうことだよね。

でもね、これだけ主力が退団することは、他チームの選手だって知っているはず。そうしたら、自分のチームで中々出番が無い選手が居たとして、そんな選手に仙台からオファーが来たら・・・「これはチャンスなのか?」って思うはず。出場機会に恵まれない選手からすれば、主力級がごっそり抜けるかもしれない仙台から連絡が来たら「今の俺なら、試合に出れるかも・・・」って思うよね。野津田だってそうだし、板倉もそうだし、矢島だってそう、仙台なら出れそう・・。だとするなら、第二の彼らが現れることに期待する・・・そう考えることによって、若干は心が癒されます。

少しづつ開こうとしている「Jリーグの格差」。連覇した川崎は数十億円を獲得し、神戸は三木谷マネーでバブリー路線を明確化、それに遅れまいとする上位チームも活性する中、仙台の進む道は奥の細道ぐらいのサイズしかありません。王道で言えば「ジュニアやユースを強化し、その選手をトップチームで鍛え、花開かせる・・・」という感じなのでしょうが、その時間を確保できるか?その時間を他チームが許してくれるか?が試案のしどころ。神戸あたりは、その時間を無尽蔵の金額で買っているけど、仙台にそれは不可能。じゃあどうするか?何ができるか?これは難問ですな。

2018年12月11日火曜日

浦和戦


天皇杯、残念でしたな。試合後、「よくやった!」とか「ここまで連れて来てくれてありがとう!」的な言葉を投げかけていた方々がいたようですが、ベガルタンはとてもともて・・・そんな言葉をかける気にはなりませんでした。もうね、ただ、ただ、悔しい・・・と言うか無念と言うか・・・この野郎・・・と言うか。心が狭いだけなんでしょうが、あの場面で「ありがとう・・」という言葉を投げかける方々の度量の大きさには感服する次第です。

 

次の日は仕事なので、勝った場合の試合後セレモニー観戦時間を考慮すれば、新幹線という選択肢は厳しめ。だって、余韻に浸りたいじゃない・・・「20年応援してきてよかった・・・」って。だから車で行ったんだけど、カミさんも行くので後輩たちとは別行動。当然のごとく、往復は一人で運転です。勝った時は「あのシュートは・・・」的な余韻に浸れるけど、負けた時、打ちひしがれた時、深夜の高速運転はシンドイですな。

 

浦和の戦い方は、前回のリーグ戦を多少リメイクした感じで「前回の戦い方に、マリノスのスパイスを入れてマイルド風にアレンジ」と言ったテイスト。前線からプレッシャーはかけてくるものの、あたりはマイルド。別に捌かれてもいいですよ・・・後ろはしっかりしてるから・・・の雰囲気がそこかしこに。

 

試合的には多分に仙台だったような気もしますが、全体的な試合内容を論議するのはナンセンス、結果が全て、全てです。ただし、こう言えることはできます。「仙台は勝ちたい試合だったが、浦和は負けられない試合だった・・」

 

浦和の戦力を考えれば、もうチョット仙台を追い込む試合展開だって出来たはず、しかしやらなかった・・・。もちろん、監督が代わってから「こんな感じの試合」が多いのは知っています。しかし、戦力差を考えれば「もっとガンガン押し込むことだって可能」だった。だけど、極力リスクを抑えながら試合を進めていく姿勢には感嘆・・・とともに、勝ちたいよりも負けられないんだな、ホームで・・・・との思いが強烈に。しんどかったと思うよ、浦和の選手も監督も。だって、勝ちたいよりも、負けたくない方が辛いからね。

 

この敗戦は、フィジカル的にもメンタル的にも大きなダメージ。しかし、このダメージを乗り越えた先にしか、我々が目指すものはありません。ないのです、この先にしか。そんなことを考えながら、深夜の高速をドライブしていたベガルタンでした。

2018年12月7日金曜日

いよいよですな

いやぁ~勝ててよかったですな。ぶっちゃけ、2-0となった瞬間にタブレットを開き「どれどれ、決勝戦のチケットでも買うとするか・・・」という展開に。試合を見ないでチケットのサイトを見ているベガルタンに、カミさんが「あんた、いつも私に「2点差は危ないから・・」って言ってるくせに、何を余裕かましてんのよ!」と一喝。確かにそうだよな・・と思いつつ、指定席なら買えそうということでいったんキャンセル。

そんな時に失点したもんだから、カミさんが「ほら、こんなものよ・・」とニヤリ( ̄▽ ̄)。ベガルタが堅守だったのも今は昔。現在のベガルタは「ボールを保持し、パスやコンビネーションによってゲームを支配しつつゴールを狙う」という、崇高な理想を追いかけている最中。しかし、その道のりは遥か彼方のガンダーラ。パスを多用したり、自陣から繋ごうとすればするほど、その過程でミスが起きれば「それは即ピンチ」になり、結果的に失点数も、うなぎ登り。チームのモデルチェンジって、途方もないくらい時間を要するんでしょうな。

そんな時に、平岡のゴールが決まってシャンゼリゼ。すると、今度はカミさんが「決勝戦のチケット、買ってもいいわ・・」となり、ベガルタンも「そうだよな、この流れは前半で決まりだよな・・」と考えてチケットを購入。しかしながら、前半の終了間際に「あれれれれ・・・何でそんなドフリーに・・・」と言った感じで失点。試合はマダマダ分からないカオスの状況へ。ここで、カミさんは「あっ!!」と気づく。「どうした?」と問うと、「2-0も3-1も、同じ2点差じゃないのーー嗚呼ー痛恨のミスジャッジだわーー」と落胆。きっと、ドリフの長さんが生きていたら「ダメだ、こりぁ」って言うだろうね。

ベガルタンは試合前、タイトな日程ということもあり「前半勝負だよな、もしも0-0とかで後半進むようならヤバイかも・・」と考えていました。負けるとは思いませんでしたが、相手をシャットアウトできる堅守が無い以上、0-0の状況は最悪。この試合は、常に先手先手で行けたから良かったものの、一度でも追いつかれていたらキツかったかもね。

実際、後半はヤバ目な展開。「やられたかーーー」という状況も複数回。そんでもって、仙台の後半のシュート数は「たったの2本」と言う事を鑑みれば、「後半は山形の試合だったね・・」と言う事が分かります。もしも、試合会場が山形だったり中立開催地だったら・・・そんな感じの試合でしたな。

しかし、決勝に進んだことで、全ての批判や批評はノープロブレム。トーナメントにおいては結果が全て。しかも、準決勝と決勝の違いは「それこそ天国と地獄」。ベガルタにとっては、天皇杯をゲットすることと同じくらい、決勝戦に進むことは困難なミッションでした。このことだけで満足する訳にはいきませんが、憧れである決戦の地に進むこと自体、ベガルタンには夢のまた夢だったことは事実。嗚呼ー、出来れば元旦に応援したかったよ。

しかし、このタイトな日程は勝敗に「まぎれ」を起こすことは確実。両チームともに、余裕がある日程で、怪我人もなく、ベストなコンデションの中、相手の圧倒的なホームで試合を行った場合に仙台が勝つ確率と、そうじゃなく、怪我人も多くてタイトな日程の中で勝つ確率とでは違うはず。もちろん、どっちが有利不利とかじゃなく、仙台サイドからすれば「そのまぎれ」が多くなればなるほどチャンスは増えるはず・・・そう信じて参戦するしかありませんな。

日曜日は天皇杯の決勝、レッズ戦、ビート・浦和!!

2018年12月5日水曜日

山形戦

えー、天皇杯の準決、山形戦の当日なのですが「絶対ー勝つ!!負けらんねー」みたいな高揚感は微塵もありません。これで相手が川崎ならば、多少の「入れ込み」や「苦戦は覚悟の上だ」的な気概も出てくるんでしょうが、山形相手だと不思議にそれはありません。昔は山形相手なら、もうちょっと違う「この野郎ぉーー」みたいな感じが湧き出てきたものですが、いまの心境は「決して侮らず、精一杯頑張るのみ、リスペクト・リスペクト」といった具合です。

嗚呼ー、互いに「山猿野郎がーー」みたいに言い合っていた昔が懐かしい・・・。数年に一回ぐらいの対戦では、なんていうか、この、メラメラしてくる憎悪感をキープするのは困難を極め、どちらかと言えば「隣県同士、頑張りましょうや・・・」といった気持ちの方が大きくなっているから驚きです。ベガルタンも、歳をとりましたな。

別に「仙台の方が圧倒的に強い」と思っている訳ではなく、自信も過信ありません。あるのは漠然とした「仙台のホームなんだから、勝ってもらわないと困るよ・・・」といった懇願のみ。別に他チームから「実質、鹿島・浦和が決勝戦」と言われても平気だし、今の仙台に山形を圧倒できるパフォーマンスが無いことくらいは肌感覚で分かっているつもりだし、そもそも決勝戦のチケットは勝って無いし・・・。

チケットの件に関して言えば「勝ってからでもなんとかなる」と思っているから、そんなに重要ではなく、どちらかと言えば「延長戦は嫌だな・・・早く帰りたいよ・・・」と今現在、思っている自分がいます。本当に、不思議と燃えません。これは何故か?その答えを見つけに、ユアスタへ参戦するベガルタンです。

今日はモンテディオ戦、ビート・山形!!