2017年12月19日火曜日

雑感を

ここ数日、個人的なメールなどでは「三田の移籍って、どうなんですか?」的な話題でてんこ盛り。個別に話すのはめんどくさいので、ここで雑感を。

まず、このニュースを最初に見ての第一声は「うわいう「東日本大震災」クラスの衝撃を受けた経験からすると、三田の退団ぐらいでアタフタすることはありません。最近、最もアタフタしたのは・・・そうですなぁ~入れ替え戦で負けた直後に「リャン退団確定的か!」というフレーズをスポーツ紙で見た時ですかな。

個人的にサッカー選手というのは「高額な契約社員のようなもの」という考えです。持っているスキルはただ一つで「フットボール」のみ。三田も、このただ一つのスキル使って神戸へとステップアップしただけで、そのことのみで「裏切者!」とか「金の亡者が!」とか「二度と仙台に来るな!」というバッシングは可哀そうというものです。ここ2年、彼はチームのために頑張ってくれました。別れるのはつらいですが、終身契約をしてない以上、しょうがない・・がベガルタンの実感です。

毎年のように起こる「この手の問題」、その根本的な要因は単純で「チームに金が無いから」で
あります。社長は「次のステップアップのために、チームの予算規模を30億にしたい」と語っていましたが、メッチャ苦戦。それどころか、今の仙台の立ち位置はと言えば「予算規模からいえばメッチャ降格候補の三羽烏」という有り様。「このままではジリ貧に・・・」は、社長ならずも誰しもが考えること。しかし、誰しもが「その不安に対する答え」を持っている訳でもなく、おそらくは、社長も五里霧中なんでしょうな。

三田の退団は痛いところですが、それと引き換えに「幾ばくかの移籍金と、彼の穴を埋めるべく出てくるであろうスター候補生誕生への期待感」を手にすることができます。個人的には「生え抜きの若手がでて来て活躍してこそ、チーム躍進のポイント」と思っているので、その出現が来年だったら最高ですな。

同じカテゴリーのチームから主力を引き抜き戦力をダウンさせつつ、自らは選手層を厚くして戦力アップを計る・・・・、王道、まさしく孫氏の兵法で言うところの王道です。問題は、その王道が「仙台にはできない」ということ。だとしたら、違う道を模索しなければなりません。その道の入り口、そしてそこに誘ってくる選手が、来年表れてくれるといいですな

2017年12月13日水曜日

埋めてください

ベガルタの無い近況、皆様は如何お過ごしでしょうか。ベガルタンと言えば「仕事⇒忘年会⇒仕事⇒忘年会⇒時々風俗⇒仕事・・・」という感じ。ベガルタの勝敗にヒリヒリしなくなった代わりに、健康診断における「要検査の数」にジリジリしています。この歳ともなれば、健康ファーストになるのは極めて自然。願わくば、健康なうちに優勝シーンをライブで見たいところです。

野津田や増嶋といったところのレンタルバック情報に関しては「しょうがないかな・・・」的な感じもしますが、同じリーグからレンタルと言う事を考えれば、相手チームの「このまま強くなっちゃあ困るのよ・・」といった考えが出ることもあるでしょう。仙台としては、下部リーグのチームに対してはレンタルすることも出てきましたが、同一リーグへサブメンバーや若手選手をレンタルすることができた時、チームとして「もうワンランクアップしたな・・」と言えるかもしれませんな。

今年の開幕には、これらの選手はいませんでした。チーム状況が開幕から好調であったのなら、これらの選手と出会う事すらなかった可能性が激高でしょう。ということは「彼らとの出会いは、チームが困難な状況になってしまったから・・」とも言え、本当の意味で彼らが救世主だったとは思いません。もちろん、苦しい時に助けてもらった恩義を忘れてはおりませんが、それと引き換えにベガルタは「出場(活躍)する場所」を提供したとも言え、その意味ではウイン・ウインのはずです。

来季にステップアップするためには、現有選手のレベルアップだけでは厳しいのが現実。実際、スタメンにレンタル選手が4名も居る時点でヤバイですから。当然のように、新たなワンピース、いや、ツーピース、いやいや、4~5ピースくらいは強力な補強は絶対でしょうが、なにせほら、無い袖は・・・的なチームなので、どうしても補強は「他の強豪チームが終わった後が勝負」になりがち。名古屋が上がってきたことで、チーム収益から見れば仙台は立派な「降格候補」が現実。仙台から下って、湘南と長崎くらいでしょうか?だとしたら、この2チームとの直接対決だけは勝ってもらわないと困りますな。

今年の優勝は川崎。ベガルタンの記憶が正しければ、川崎とはj2時代、利府のサッカー場で練習試合みたいのをやってましたな。その脇では、サポ同士も綱引きとか、様々なイベントをやって盛り上がっていました。その川崎と仙台、立場的には天と地くらい離れてしまって残念無念。どこで離されたかは分かりませんが、この差を埋めるのは容易ではありません。しかし、埋めなければ、生涯、ベガルタンが優勝シーンをライブで見ることなど不可能。ここはひとつ、何が何でも埋めてもらわねば困ります、って言うか、埋めてください。


2017年12月5日火曜日

甲府戦

ご無沙汰であります。この時期は夜のお付き合いがマックスとなり、ベガルタの状況を振り返る暇すらありませんが、なんとかウコンの力を借りてpcの前に座ることが出来ました。

さて、甲府戦ですが、ダメダメな結果だった・・・という評価が一般的なんでしょう。しかしながら、ベガルタン的な評価は「凄かったよ、甲府選手とサポの気迫は・・・あの状況で勝ち切るのは正直シンドイ。しょうがないかな・・・」という感じです。

おそらくは、甲府サポだって清水の途中結果は知っていたでしょう。しかし、目の前の試合を懸命に応援する姿勢には感服しましたな。そして、その声援を力に変えて、これまた死力を尽くして戦う甲府の選手たちに、勝利の女神も根負けしちゃいました。あのラストのゴールは、「来年も頑張りなさい・・・」という神様からのプレゼント。それを生かすかどうかは、チームやサポの心意気でしょうな。

本当に強いチームなら、あの程度の状況でさえ勝ち切る力はあるはず。しかし、最後の最後で失点を喰らうところが現状の力。巷では「今のメンバーで、来年スタートすれば・・」という期待もあるようですが、それだと今年と同じくらいの成績がやっとのはず。普通に考えれば、凄い賞金を得た上位チームの戦力はさらに厚くなり、そのチームに割って入ろうとする仙台よりも資金が潤沢なチームは、それ以上の補強を考えるはずだからね。仙台も、どこかで突き抜けた選手が出てきたり、優勝争いするようなチームになっていかないと、凋落していくことは確実です。

チームは鍋監督を継続し、将来を託しました。しかし、現実は毎年のように12~15位。このような監督に託していいのか?とは思いますが、フロントや現場レベルでは余程手ごたえがあったのでしょう、終盤戦の戦いに。

確かに、同じ順位でも戦い方や、攻撃する姿勢などでは全く別のチームと言っていいほど変わりました。上位チームに対しても、時には内容やポゼッションでも圧倒するシーンが見られるなんて、ひと昔では考えられないことです。ただし、プロである以上、結果には有限の責任が生じます。「トップ5」という目標が空手形でも、「俺、何の違和感もないよ・・」という心が大きな人はいいんだけど、ベガルタンは違和感がビンビン物語。もう決まったことだから来年も応援するけど、達成しなくてもよい目標など、公言する必要はありませんから。

来年のチーム編成が心配な人もいるでしょうが、来年の事は来年心配しましょうや・・・がベガルタンのスタイル。毎年の別れは厳しいものがありますが、その悲しみに先にこそ出会いがあるというもの。その楽しみを抱きつつ、来年を待ちましょうかな。