2013年4月25日木曜日

ブリーラム戦に想う

昨晩は飲み会。0時過ぎに帰宅し、「どれ、風呂に入って、深夜放送のACLでも見るか・・・」という予定だったんだけど、放送が始まって選手紹介あたりになったら夢の中へ旅立ってしまいました。で、目覚めたのは6時30分頃。起きたと言うよりも、HNKのニュース番組で不意に「次はサッカーです。昨夜はACLが行なわれ、ベガルタ仙台は・・・・」という映像が始まって、本能的に「今起きて、結果を確認しなきゃ、駄目だ・駄目だ・駄目だ・・・」というモードに無理やりなってしまった・・と言う方が正しいかもしれません。で、この時、寝ぼけ頭で考えたのは「あれあれ・・・朝早くの全国放送枠でベガルタのニュースが流れると言う事は、ひょっとしたら勝ったのか???」というポジティブなものでした。まっ、ガールズバーで、しこたま飲んだ翌朝だから、ネガティブなものなど出てきませんわな。

しかし、いきなりブリーラムの先制場面から映像はスタート!!なんだよ、気持ちいい朝なのに・・・いきなりセットプレーで失点だなんて・・・。そう言えばホーム戦も、たしかセットプレーからの失点だったような・・・あれ?ひっとしたら、これは夢?デジャブー?起きたと思っていたら。実は俺、まだ夢の中だったのか・・・。そんな事を思っていたら、今度はロスタイムの仙台の攻撃。蜂須賀のクロスを広大が競って、そのこぼれ球を中原のダイレクトボレー!!喜ぶ中原と選手たち、そしてベンチ。この時、ベガルタンは我に帰り「俺、やっぱり起きていたんだ・・・」と実感したのであります。



中々、いい雰囲気のスタジアムのようですな。ゴールが決まって喜ぶ観客を見れば、日本人と大差など無く、カメラ目線でガッツポーズをして喜びを爆発させるのはワールドスタンダードのようです。特別にセクシー系な女性は映らなかったが、最近のベガルタンの好みとしては、ちょっとイモっぽい・・と言うか、アカぬけしてない素朴な女性が大好きになって来ました。少なくても、このブリーラムには、そんな女性がワンサカ状態と言う事が分かったので、もしもACLでタイ遠征が次回あるのなら、ベガルタンは絶対に参戦する事をここに誓います。(ここで問題なのはニューハーフを上手く見分けられるかどうかだ)

ソウルが勝ったため、1位抜けは確定。よって仙台を含む3チームは2位狙いで最終戦を戦う事となります。何気に、最終戦で仙台と戦う中国のチームにまで、2位が狙えるモチベーションがあるのは厄介ですが、中国チームのコンディションやモチベーションが分からないうえは、必要以上にナーバスになってもしょうがありません。前回の対戦では、何にもさせてもらえなかった中国戦ではありますが、ホームユアスタで、あんなサッカーをするとは考えにくいので、ここはポジティブシンキングで試合を待ちたいところです。ソウルとブリーラムの対戦結果を考えながら戦うのは、実力があってクレバーな戦いが出来るチームだけでしょう。得失点差などが同じならば、反則ポイントが重要になってくるから・・・・みたいに他チームの結果を気にすることは愚策です。中国に勝てば、勝てばいいんです。可能ならば、満員のスタジアムで後押ししたいものですな。

2013年4月24日水曜日

今日はブリーラム戦ですな

仕事の忙しさに埋没していたら、今日はACL対ブリーラム戦ですか・・・。何でも、今日仙台とソウルが勝てば、めでたくベガルタも決勝トーナメントへの進出とか。まっ、そう簡単には行かないと思うけど、チャンスであることには変わりないので頑張ってもらいましょう。新聞報道によれば「疲労などを考慮し川崎戦からメンバーは大幅に入れ替わり、梁、鎌田、富田、菅井、柳沢、桜井などが仙台に戻り、奥埜、中原、ヘベルチ、関、田村、藤村、ジオゴが合流しタイに向かった」と言うことです。しょうがないとはいえ、大事な一戦なのに、リャン・富田・菅井などの「絶対に居てもらわないと困る主力」の選手をターンオーバーで休ませざるを得ないところに、仙台の苦しい現状が見て取れます。


“勝てば決勝トーナメント進出かも”という大事な試合で、疲労などを考慮してリャンを外す・・・3年前の仙台ならが考えられないことですが、それを出来るチームになりつつあると言うところに「仙台のチーム力が上がって来た」という証左であるはずです。これがね、リャンだけだったら、数年前でも何とかなったと思うけど「鎌田、富田、菅井、柳沢、桜井」などの選手も一斉にターンオーバーだよ?仙台を10年見守って来た自分からすれば「ここまで、ここまで“憧れのターンオーバー”が出来るまでなったか・・・」との思いは禁じ得ません。もちろん、ターンオーバーの可否は現実の試合で勝ってこそ、その意義が大きくクローズアップされます。このような大胆なターンオーバーをした監督に対する評価は、彼らに代わってタイへ向かった「奥埜、中原、ヘベルチ、関、田村、藤村、ジオゴ」などの選手の活躍によって変わってきます。可能であれば、良い評価となって欲しいものですな。



前回のブリーラム戦の印象は、シーズンの開幕戦ということもあり、何となく仙台弁でいうところの「いずい・・」もしくは「いづい・・・」という試合内容でした。多くの決定機がある訳ではなく、4-3-3へと変更したオプションもイマイチ。何とか先制したものの、最後はセットプレーの一発でドロー。決して見どころが多い試合ではありませんでしたが、「まっ、シーズンの開幕戦だからな・・・」と、無理やり納得するベガルタンでした。

ブリーラムと仙台、どっちが強いのか?という客観的な議論には興味などありません。アウエーだから、メンバーを代えたから、チームの調子が悪いから・・・等々、チームの苦戦を予想されるデータには事欠きませんが、それらの苦境を乗り越えた先にしか、当面の目標だった“決勝トーナメント進出”はできないのです。ベガルタは昨年2位と言う結果になり、今期の目標が「トップ10です」という設定はジョークの世界となってしまいました。これは、資金力が劣等生である仙台からすると非常に厳しい設定です。しかし、フロントも監督も選手も、そして我々サポーターも、その夢と言うか共通目標が「ビッグクラブとなって常にタイトル争いするチームになって欲しい」とベクトルが一致した以上、この程度の“苦境”は跳ね返してもらわねば困ります。もちろん、そうは言っても跳ね返せず負けるかもしれません。その時は、また一からやり直しです。悔しいけど、やり直しです。

時間は万人に等しく平等なので、やり直しは「ある意味時間の無駄」でもあります。ここまで、ある一定の時間をかけて作り上げて来た“ベガルタ仙台”と言うチームの礎となってくれている選手たちも、冷静に見れば「オーバーナイスミドル世代」。どう考えても「ここ数年がチームも選手も勝負!!」という気持ちは絶対にあるはずです。サッカーチームの場合、一からやり直せるのは若い選手たちだけです。35歳の選手だって一からやり直す事は出来るでしょうが、その“やり直し”とチームの“やり直し”は質が全然違います。仙台が「時間を無駄にしてはならないチーム」であるならば、今日のブリーラム戦は負ける事を許されない試合であるべきです。何とか勝って、決勝トーナメントへ行きたいものですな。

今日はACL、ビート・ブリーラム!!

2013年4月22日月曜日

川崎戦に想う

えーと、惨敗でしたな。特に、前半は木っ端微塵状態!!ボロボロでした。リャンも「きょうは前半が悪すぎた。簡単なミスが多かったので修正していきたい」と言っていたので、相当出来が悪かったのでしょう。一発目は綺麗なカウンター。ウイルソンが敵陣深くでボールをキープしつつ、味方の攻め上がりを待ちつつ出した横パスをカットされ、超速攻で大久保にズドン!!二本目は和田のハンドからPK。まあね、守りで後手後手にされちゃってのPKだから、しょうがないと言えばしょうがない気もします。そんでもって三本目は、川崎自陣からのロングフィードのクリアーボールをレナトの豪快な一振り!!これなんかは、クリアーした和田を責める人もいるようだけど、個人の責任で「こんなにボロボロされる仙台」ではないと思っているので、おそらくはチーム全体の出来が相当悪かったのでしょうな



個々の選手を批判するのは簡単だが、代えられる人材が限られている以上、それら選手の成長を期待するしかありません。かつて、関口や富田を期待して見守っていたのはJ2と言うカテゴリーでしたが、今はJ1というカテゴリー。しかも、タイトルを・・・というシチュエーションでは、その期待の大きさが何倍も大きくなってしまうのはしょうがありません。和田よ、とにかく頑張れ!!


何が悪いのか?の詳細の部分を素人が理解するのは不可能でしょうが、何となくチームの戦術理解度と実際の試合で起こる事象にミスマッチがあるような感じです。ポゼッションしつつボールを回し、相手を振りながらチャンスを待つという選択肢を新たにチームへ加えようとした今年の仙台。そのオプションとしては4-3-3にもチャレンジ。チームはニューベガルタを目指すべく、新たなチャレンジを試みようとしています。しかし、これが中々上手くいかないのが現状です。でもね、これは制度設計をニューバージョンにしようとした時、どんな企業でも起こる問題だと思うんだよね。会社で言えば、新たな部署を作ったり、新しいシステムを導入したりすると、どんなにシミュレーションをして備えても、何らかの不都合が生じるのはお約束みたいなものです。せっかく作った部署が、既存の部署の邪魔をする結果となったり、発注や受注のスピードアップと正確性を期待されて導入した新システムが、実は使い物にならないお粗末な物だったり・・・みたいな経験は誰にでもある事でしょう。この状況が、今の仙台だとベガルタンは思っています。

チームが強くなるために、一つの殻を破るために、手倉森監督が執った戦術は「フルモデルチェンジ」ではなく、「既存の戦術のバージョンアップ」といった現実的なものでした。チームメンバーの変更は最小限度に止め、今出来つつある「ベガルタスタイル」に「昨年よりも多くポゼッションしてボールを回す」という“スパイス”を加え、チームのベースである“堅守”をキープしつつ、攻撃力に厚みを増す・・・。そしてこのバージョンアップは、チーム予算が限られている仙台からすれば、極めて自然なものとしてサポーターやメディアから支持されたのです。

堅守速攻が売りだった仙台は、昨年後半に大きな試練を迎えます。強豪と言われるチームからだけでなく、ほぼ全てのチームから多くの時間で「ボールを持たされる・・・」という展開が飛躍的に増えました。ベガルタが調子いい時、相手選手の試合後のコメントは「引いた相手から、どう崩すのか?が自分たちの課題です」とか「仙台がドン引きして来るのは分かっていたが・・・」みたいな物が圧倒的に多かったものですが、昨シーズン後半は仙台の選手が「今の仙台は相手が引いてきた時の攻撃オプションが課題だ」とコメントするようになったのです。仙台のチーム力が見直されると、各チームとも仙台に対するスカウティングを徹底させてきました。その結果は、仙台の売りである“セットプレー”と“カウンター”を極力防ぐため、前線からプレッシャーをかけるのではなく、自陣深くに引いて守ってくるチームの増加でした。その結果、仙台は「ボールは持てているけど、攻めきれない・・・」というジレンマに陥ったのです。

それらの過程を経て、監督が新たに目指したミッションが「チームに、より攻撃的なオプションを加える」という戦術でした。今までの堅守をベースに、攻撃力をアップさせる・・・・。このミッションがコンプリート出来れば、ベガルタ仙台のチーム力がワンランクも、ツーランクもアップさせることが出来るはずです。しかし、そう簡単にはいかない・・・。新たなバージョンを試した結果、あちらにも、こちらにも、システム上の欠陥が露呈してきました。しかし、チームは「その欠陥」を修繕する暇なくやってくる「試合」を、こなすので精いっぱい。怪我人も予想以上に出たし、新たな試みも直ぐには上手くいかない・・・しょうがなく昨年のシステムに戻してみたら、良い結果と同じくらいに悪い結果も伴ってしまう・・・。今の仙台はこんな感じなんでしょうな。

とにかく、川崎戦では悪いところがたくさん出ました。仙台が前半だけで3失点するなんて、余程の事です。しかし、その「余程の事」の原因をクリアーした先にしか、我々が目指す「新たなベガルタ仙台」はありません。その為の“成長痛”ならば、積極的に「この痛みを我慢する」と言う事を心に決めたベガルタンです。

2013年4月19日金曜日

明日は川崎戦ですな

近親者に不幸があり、暫くぶりの書き込みです。


正直、ここ数日はパソコンに触れる事は無く、新聞やテレビなどをマッタリと見る時間もなく、ソウル戦と東京戦に至っては何とか時間を作って行けたものの、勝利の余韻に浸ることなく与えられた所要をこなしておりました。仕事だと何とかサボれるんだけど、流石に葬儀はサボれません。ベガルタンも40代、近親者の不幸があっても、全然おかしくは無い年代となりました。そう言えば、私の周りの年チケ集団は揃いも揃ってオーバー65世代。彼らが冗談で言う「俺たち、いつお迎えが来てもおかしくは無いんだから、生きてる間に優勝してもらわないと困るんだよ・・・」のセリフにも、妙にリアリティーが出てきました。

選手たちは一年一年が勝負ですが、サポーターも一年一年が勝負。共に長い年月、苦楽を共にしてきた仲間と優勝の喜びを分かち合いたい・・・。昨年優勝争いをした結果、ベガルタンはその想いを強く持つようになりました。降格・地獄のJ2・バス囲み・負けたらJ2最下位・宮スタジャック・昇格・そして優勝争い。今、ベガルタンの周りに年チケの人たちは、激動を共に頑張って来た仲間です。性別・年代・環境・社会的地位・・・全てにおいて違いますが、間違いなく周りのメンバーは戦友です。大切で、大事な戦友です。可能であれば、この仲間と優勝の瞬間を共有したいものですな。

さて、気がつけば明日は川崎戦ですか・・・。仙台のチーム状況が、日経平均の株価のように上昇トレンドに入りつつあるのと反比例するかのごとく、川崎のチーム状況はキプロスの経済状況のごとく下降局面から抜け出せないでいるようです。ぶっちゃけ、仙台に他チームの状況を心配する余裕などありませんが、こうゆう「泥沼状態チーム」との対戦では、何気に負けてしまう頻度が激高という気がしないでもない・・・と感じている今日この頃のベガルタンです。仙台との試合で負けたら対戦監督は解任確実・・仙台との試合が監督解任を受けての初試合・・・・対戦チームが連敗の記録更新中・・・そんな試合に限って対戦相手が仙台で、そんでもって何となく優しさを出しちゃって負けてしまう・・。過去の仙台は、そんなチームでしたな。

川崎不調の原因を素人のベガルタンが把握するのは不可能ですが、リーグ最多失点というところに「昨年のガンバと被るんだよなぁ~~」と思う事は極めて自然です。報道によれば「 川崎Fは緊急ミーティングが行い、開幕から6戦勝ちなしの状況を打開するために、練習前に庄子GMが選手、スタッフを集めた。「勝てていない時だからみんな一つになろうと、話をさせてもらった」11年に8連敗を喫した時期に行って以来、2回目のGMによる“訓示”にピリピリ感が漂った」とのことで、もうね、チームの状況が8連敗した当初と同じくらい厳しいのは事実のようであります。さらに言うと「J1で開幕から6試合白星なしの川崎Fは、日本代表MF中村憲剛(32)が負傷のため、次節のホーム仙台戦を欠場する見通しとなった」との報道もあり、この辺に仙台の上昇トレンドと川崎の下降トレンドが如実に表れている様な気がします。何と言っても中村は川崎のエース、仙台も彼には痛い目を数多くやられているので、彼の欠場はラッキーであります。

仙台は、ここから又もや過密日程が始まるとか・・・。そのスタートが幸か不幸か川崎戦。今までの仙台ならば、相手チームの状況が厳しければ厳しい程、本当にあっさりと負けてしまったところですが、その伝統が続いているのかどうかは明日の試合結果で分かります。悪い伝統は、この際、破棄したいところですな。

明日は川崎戦、ビート川崎!!

2013年4月9日火曜日

新潟戦に想う



いやぁ~~、何とも言えない試合でしたな。勝負事なので、頑張った結果に「勝ち負け」が付いてくる事はしょうがなく、その意味で「負けてしまった事」に対しての特別な感慨はありません。しかし、さして調子が良いとは思えない新潟相手に、「前半放ったシュート数が〇本!!」という試合内容には多くのサポーターも閉口したはずです。ベガルタンは前半の試合中、不覚にも“あくび”をしてしまいましたが、後にも先にも試合中に“あくび”が出たのは、サンタナ体制のシーズン後半以来です。それほど、内容が乏しかった・・・、いや、乏しいと言うよりも「観るべきものが何もなかった・・・」と言った方がいいのではないか?と思うくらい酷い試合でした。負けたら普通は「ちくしょう・・・」と思うくらい悔しいもんだけど、この日に限っては「負けちゃったか・・・」ぐらいにしか思わず、そんなにショックはありませんでした。負けたのにショックじゃない・・悔しくない・・・、こんな気持ちも、サンタナ体制の終盤戦以来です。



試合内容も問題だが、新潟サポの動員を加味しても、この日の観客数が「アンダー13000人だった・・・」事も問題であろう。

内容も結果も伴ってないので、何かが悪い・・・もしくは良くない・・・と言う事ぐらいは素人でも分かる。しかし、じゃあ何が悪いのか?と問われれば答えに窮します。ただ、それでは改善するヒントが無くなってしまうので、社内ではマネージメント担当のリーダーであるベガルタンが、それなりの意見を提言したいと思います。題して・・・

もしも、サッカー素人のベガルタンが、プロサッカーチームのマネージャーになったら

ベガルタンは仙台市内で働く会社員。チーム最高成績を残した昨年の半ばに、スポンサー企業に勤める親友である幼なじみに「チームの成績もトレンドも上昇局面だから、マネージャーって言っても、ただ試合を見てるだけ・・・人数合わせだから引き受けてよ・・・」頼まれ、気楽な気持ちでベガルタ仙台のマネージャーを務めることになった。マネージャーになる際に、「チームにタイトルを取らせる」という目標を立てるが、監督や、知人でエースのリャンを始めとする部員らの反応はやはり冷めたものであった。事実、激戦区であるJ1を勝ち抜くことは、現在の仙台の実力では到底無理で、CWCなど夢のまた夢・・・・。みたいな書き出しでもいいんだけど、要点はおそらくシンプルな物なんでしょうな。

会社でもサッカーでも、上手くいかなくなった時の原因を突き詰めると、それは意外とシンプルなものである場合が多い。ベガルタの場合で言えば・・・

戦術 システムの熟成や選手へのフィット感
戦略 過密日程に対する考慮やターンオーバーの是非
人  選手個々のコンディションや、選手自身のスキル
目標 チームのビジョンや目標設定は適切かどうか
金  その設定に対して、どれだけ資本を注入できるか

まあ、これらの中に要因があるか、それとも、これら要因のハイブリッドなんでしょうけど、新潟と言うチームが決して強いとは思われないだけに、「前半は圧倒的に攻められて、シュート1本も打てなかった・・・」という事象は、意外と深刻な出来事と思わざるを得ませんな。

まあね、巷では「4-3-3は駄目だ」みたいなシステムへのクレームや、個人名を出しての「○○選手は使うな、もう限界だ」みたいな特定選手へのバッシング、さらには頑なに新システムへのチャレンジを続ける監督に対しの非難など、昨年までなら絶対に起こらなかった不穏な雑音が多く聞こえるようになりました。今までも、ベガルタンは決して手倉森擁護派ではありませんでしたし、監督の任期はビジョンと結果、それらと時間軸を考慮して図るべきもの・・・という考えです。その意味で、手倉森監督が指揮を執り続ける事に何の異論もありません。なので、リーグ序盤で苦しい結果や内容を見せられても、ただちにチームや選手、そして監督などを批判したり愚痴る事など考えられません。

大切なのは、ブレない信念であり、明確なビジョンだと思っています。ベガルタンは、4-4-2とか4-3-3などのシステムに精通しておらず、その是非を論じる事は出来ませんが、結局は「プレーしているのは選手なので、新システムがタイトルを獲る上で必要不可欠なものであれば、数多くの不安は“やり続ける信念と熟成(時間)”が全てを解決してくれるはず・・・」と思っています。今現在のベガルタは、昨年度のように決して好循環なチーム状態とは言えません。しかし、昨年度の時点で「タイトルを獲るには、何かが足りない・・・」と言う事だけは分かっています。だからこそ、チームは一皮剥けるべく、“脱皮”を試みようとしているのが、今のベガルタなのでしょう。自然界においては、脱皮する瞬間は無防備で、敵から襲われて命を奪われる場合も多いと聞きます。しかし、彼らは脱皮する事を辞めようとしません。何故なら、「脱皮をしないと成長できない・・・」と言う事が本能的に分かっているからです。

もしも、ベガルタが歩もうとしている道程が間違いではなく、目標にしているビジョンに対して行なっているアクションも正しければ、チームが今の状況から抜け出す事に、さして時間はかからないはずです。我々が出来る事は、そう信じて応援するのみ・・・。成長する為の脱皮には苦痛や困難が生じるけど、その先にしか「我々が待ち望んでいるタイトルはない」と言う事が分かっているのであれば、我々サポーターも「我慢と言う名の脱皮」を受け入れねばなりません。もちろん、この我慢が無駄になる可能性はあります。しかし、この我慢が無駄かどうかは、シーズン終了後という将来にしか分かりません。この論調は、「貴方は神を信じますか、それとも信じませんか」と同じ意味合いを持つのでしょうが、だとしたら、ベガルタンは「信じる派」でサポーターを続けたいと思っています。

2013年4月5日金曜日

ベガルタン、清水サポの後輩を叱る!!

その電話がかかってきたのは、仙台空港から仙台市内へ帰る電車の中だった。彼の名は黒田、浜松生まれの清水サポ (本人曰く、「浜松生まれで清水サポっていうところがポイントです」ということだが、仙台生まれの自分からすれば「何がポイントなんだ?」といったところだ) で、社内では本社勤務の後輩エリートだ。そんな彼の電話とは・・・・

黒田「先輩、御不幸でしたね。昨日、仙台へ電話したら、お休みとか・・」
自分「ああ、叔父さんがな・・・」
黒田「いやいや、仙台も追い付きそうな雰囲気はあったんじゃないですか?現地で見てても」
自分「そうそう・・・って、何を言わせるんだよ。でっ、何の用だ?全体営業会議は来週のはずだが?」
黒田「いやぁ~~、連チャンでバスを囲む事態となりまして、正直まいっています。そこで以前、同じ様にバスを囲んだり、スタジアムに籠城したチームであるサポの先輩、人生の先輩として、こんな時に自分を励まして頂けたらと思いまして・・・」

この時のベガルタンは、心底疲れていました。傷ついていました。そんでもって、もう少しで「真っ白な灰状態」になる寸前であり、他チームの動向や、そのサポの「心のケア」まで考える余裕など微塵もありませんでした。そんな時に、「励ましてくれ・・・」と言われた瞬間、不覚にもベガルタンはキレちゃったのです。

自分「甘い!!甘いんだよ、お前は!!チョット負けたぐらいで落ち込みやがって!!お前は清水サポになってから、地獄を見た事はあるのか?奈落の底へ落とされた事があるのか?俺はあるぞ。降格した年は半年間勝利が無いという奈落の底にも立ったし、降格が決まった大分戦では最終戦と言う名の地獄も経験したし、降格初年度の開幕戦でプライドをズタズタにされたこともあるし、同じ年に「この試合で負けたらJ2で最下位になるかもしれない・・・」という地獄の入口に立ったこともあるし・・・。それに比べて清水はどうなんだ?ひょっとしたら、今が地獄だと思っているのか?冗談じゃない!!地獄っていうのはな、地獄っていうのはな、3月なんかには絶対に表れないんだよ!!もっと、もっと、苦しんで、もがいた先に出くわすもんなんだ!!」

黒田「そうですか・・・今、自分が遭遇している出来事は地獄じゃないんですか・・・・」

自分「違う!!全然違う!!勘違い!!地獄に足を踏み入れたら、寝れないから、食欲ないから、そんでもって性欲も無くなるから。俺たちが降格した時なんて、半年間も勝ち試合を見れなかったんだぞ!!今で言えば、昨年の札幌状態だったんだよ。ハッキリ言うけど、昨年の札幌は痛かったよな?惨めだったよな?悲惨だったよな?戦う前から「今の札幌線はボーナスステージだから」とか「逆に、プロチームとして負けられないプレッシャーがあるよな?」みたいなことを平然と言われるくらい、弱々しいチームだったよな?あの時の仙台も、そりゃぁ~~~弱かった。苦しかった。辛かった。地獄っていうのはな、1~2か月で体験できるもんじゃなく、長く長く苦しんで、その時ようやく「嗚呼ー、ここが地獄の一丁目なんだ・・・」と気付くんだよ!!」

黒田「まだまだ、我々は幸せなんですね」

自分「ハッピー、まだまだ超ハッピーだ。一つ勝てば、状況が変わるかもしれないんだろ?地獄に入ったら、一つ二つ勝っても全然意味ないから・・・返って、むなしいだけだから・・・」

黒田「ありがとうございました。我々は地獄へ突き進んでいるかもしれませんが、富士登山で言えば3合目にも達してなかったんですね。とにかく、頑張って応援して、この状態から、一刻も早く抜け出しますよ」

自分「いや、そんなに急ぐ事は無い。5/25の仙台戦までは、ドップリと苦しんでてくれ」



苦しい時、ベガルタンは何気にこの曲を聞きます。辛かったあの時も、苦しかったあの時も、哀しかったあの時も、この曲を聴くと何気に心が癒されます。ベガサポに、他サポの状況を心配する余裕などありませんが、苦しい時を体験しているからこそ、今の事象が幸福に想えるというものです。苦しい時、ベガサポには「希望」しか頼るものがありませんでした。逆に言うと、希望とは不確実で苦しい時にしか人から求められない事も気づきました。希望・・・いい言葉ですな。

明日は新潟戦、ビート新潟!!



2013年4月3日水曜日

FCソウル戦観戦記

ベガルタン、ソウルへ行くために叔父を殺す!!

4/3の夕方、ベガルタンの姿は泉区にあるベガトルダム教会にありました。そう、彼は懺悔をしに、ベガリーノ大司教の元へ、神のもとへと出向いたのです。 
ベガリーノ大司教のコラムはこちらを参照

ベガルタンは祈り続けます。主、イエス・キリスト対し、そして多くの仲間に対して。そんな時、外出からベガリーノ大司教が戻って来ました。ベガルタンは気づいていましたが、敢えて大司教を無視し続けるがごとくに祈りを捧げます。その姿に驚いた大司教は、その訳を問いただしました。

大司教「どうされたのですか?平日の午後、お忙しい時間のはずなのに・・」
ベガルタン「大司教・・・私は大きな過ちを犯してしまいました・・・」
大司教「人は皆、多かれ少なかれ罪を犯すものです。大事なのは、その行いを正直に話し、神の前で懺悔する事。そうすれば、神はあなたをお許しになり、あなたの気も晴れましょう。さあ、全てを神に話すのです」

もうこうなれば、全てを神に話すしかない・・・そう悟ったベガルタンは、自身が行った悪行の全てを、ベガリーノ大司教へ、いや、主イエスに対して話し始めたのです。

ベガルタン 「主よ、私はACLのソウル戦へ参戦したい気持ちを抑える事が出来ず、有休申請をスムーズに済ませるため、元気でピンピンしている福島の叔父さんを殺し、葬祭を隠れ蓑にして1泊2日の日程で韓国のソウルへ行ってしまいました」

ベガリーノ大司教「えっ、つまり、会社に嘘をついて、仕事を休んだというのですか?その叔父さんは・・・」
ベガルタン「はい、元気でピンピンています」
ベガリーノ大司教「おおーーー、なんと恐ろしい事を・・・新年度早々、新入社員も入ってくるというのに、あなたは仕事をサボってソウルへ行ったのですか?」
ベガルタン「そうです。その新入社員に対し、私は4/1の挨拶で「誠実に、そして正直な心で仕事をし続ければ、学生時代には決して見る事、体験する事が出来なかった世界が、君たちの前へ広がるはずです・・・」と訓辞したばかりなのに・・・私は嘘をついて、ソウルに行ったのです。ちなみに、直ぐ、腹が減ったので肉を食いました」

ベガリーノ大司教「わざわざ、デジカメで写真を見せる必要はありません。それにしても、奥さんは、よく許可しましたね・・」
ベガルタン「カミさんには、泊まりで東京出張へ行くと言っておきました」
ベガリーノ大司教「オオー、ジーザス!!何て恐ろしい事を・・・貴方は、サタンに魂を奪われてしまったのですか?」
ベガルタン「そう言われても、どうしようもありません。体が、魂がソウル行きを欲していたとしか言いようがありません」
ベガリーノ大司教「たとえそうだとしても、奥さんにも嘘をついて・・・・」

ベガルタン「ついでに、キムチ博物館にも行ってきました」

ベガリーノ大司教「だから、写真入りません!!」

何が哀しくて、40代のおっさんが一人でキムチ博物館へ行かねばならなかったのであろうか?行ってから、痛恨のミスチョイスである事に気づいて涙が止まらなかった。あと、最終の新幹線でたまに気付く「酸っぱいゲロ臭」の匂いもした。

正直に言う、もう二度と行きません。











ベガルタン「本当についでなので、ソウルタワーへも行ってきました」

ベガリーノ大司教「だから・・・・」

正直に言おう、札幌時計台くらいの、良い意味で「こんなものなんか・・・」ぐらいにしか思わなかった。



ベガリーノ大司教「あまりにも恐ろしくて、私には何とも言えません。神が、お許しになるかどうかも、正直・・・・・」
ベガルタン「これ、お土産のキムチです。美味しいですよ」
ベガリーノ大司教「神は慈悲深いお方、きっとあなたの行いを許す事でしょう」

試合は何気にグズグズの展開だったし、韓国の風俗にも行けなかったし、ホテルの料理は不味かったし、何にもいい事はありませんでしたが、まあ、全ては経験ですな。