2012年5月18日金曜日

ベガルタン、刷り込み理論に陥る!!

ん~~、明日は名古屋戦なんだけど「よおーーし、絶対勝ってやる!!負けらんねぇーー!!」といった高揚感は殆どありません。これはね、もう絶対に心理学でいうところの「刷り込み」が原因だと断言できます。ちなみに「刷り込み」とは・・・

刷り込み(すりこみ imprinting)とは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種。刻印づけ、あるいは英語読みそのままインプリンティングとも呼ばれる。

オーストリアのローレンツ博士は、ハイイロガンの卵を人工孵化して、ガチョウに育てさせようとした。ガチョウが孵化させた雛は当然のようにガチョウの後について歩き、ガチョウを親と見なしているようにふるまった。ところが、一つの卵だけを自分の目の前で孵化させたところ、その雛は彼を追いかけるようになり、ガチョウのふところへ押し込んでも、他の雛がガチョウについて行くのに、その雛だけは彼を追ったという・・・

ベガルタンは考えました「仙台は首位、そして相手はチャンピオンチームに最も近いと言われている名古屋。そんな相手と対戦するのに、どうして高揚感が微塵もないのだろうか?」と。そして散々悩んだ挙句、ある着眼点が気になったのです。その着眼点とは、相手チームがコメントする「特定のワード」であります。下記のコメントは、仙台と対戦するチームの選手が、メディアに対して発したコメントの一部です。そこには、驚くべき共通フレームを見つける事が出来ます。

柏の選手「仙台は首位を独走していて調子もいいので、そこに勝てれば僕らも波に乗れると思います。とにかく、臆することなくぶつかっていきたい」

東京の選手「相手が強い事も、厳しい戦いになる事も分かっている。ただ、首位のチームと、この時期に戦えるのは自分たちの力を試せる絶好の機会だ。自分たちのサッカーで首位の仙台に勝てれば、自信になる」

新潟の選手「仙台はハイプレッシャーを掛けてくるチームらしいけど、アウエーなので、そんなにガツガツは来ないかもしれない。その時々の状況にもよるけど、ボールはある程度持てると思うので、少ないチャンスを確実にものにしたい。首位仙台を叩いて、浮上のきっかけに出来れば・・・」

清水の選手「勝ち点差が開いているけど、首位仙台を叩いて、僕らが上を狙えるようにしたい。互いに厳しいぶつかり合いになると思うけど、気持ちで負けずに黒星をつけたい」

第一期のJ1時代、そして降格したJ2時代でさえも、ベガルタの基本的な戦略は「しっかり守ってカウンター」がチームの軸でした。今年になって、そのスタンスに若干の変化は見られますが、関口も言っているように「チームのベースはブロックを形成してのカウンター」であります。

ベガルタンの性格はと言えば、どちらかと言えば「軽いS系の肉食系」だったですが、ベガサポとなり、そんな受け身の試合ばかりを見せられた結果「軽いM系の草食系」に変異していた事に最近気づいたのです。つまり、ガンガン打ち合うような「攻撃こそが最大の防御」という試合に憧れていたのに、ここ数年の試合を見続ける事によって、すっかり「しっかり守って少ないチャンスを狙う」という、受け身の試合で勝つことに快感を覚えるようになっていたのです。

性格がS⇒Mへ変異し結果したと言う現実により、「首位仙台へチャレンジしたい」みたいに仙台をリスペクトしてくれるコメントをされると、全然試合に対して燃えて来なくなったのです!!今までなら「相手の仙台はドン引きだから・・」とか「引いて守ってくるのは分かっているので・・」みたいな、仙台を揶揄するようなコメントが多かった時、ソフトなM系の草食サポとなっていたベガルタンの脳裏は「嗚呼―、もっと、もっと言ってくれ!!仙台をバカにしてくれ!!弱いって言ってくれ!!ドン引きって言ってくれ!!そんな予想通りの試合展開で、相手に圧倒的にポゼッションされ、凌いで・凌いで、カウンターの一発で勝って、試合後に「仙台が最初からカウンター狙いだとし分かっていたんだが・・・」ってコメントしてくれぇーー!!そのコメントが、ベガルタンのエクスタシーになるんだから!!!!!」と過剰に反応するようになってしまったのです。

これが「軽いS系の肉食サポ」だったら、相手からのリスペクトは何よりのエクスタシーなんだろうけど、7年もかけて性格を「ソフトなM系の草食サポ」となってしまっているから、相手から「首位仙台を・・」って言われても、全然燃えない体質になってしまいました。嗚呼―そう言えば、昔はベッドの上では「軽いS系の攻撃的エッチ(バック系)」のような「1トップのフォーメーション」で戦っていたのに、ベガルタを応援するようになってからは「軽いM系の受け身エッチ(女性上位)」の「0トップフォーメーション」が主体となっています。つまり、ベガルタンは性格もエッチも、ベガルタを応援するようになってから「S⇒M」へ変異したので、相手からリスペクトされると、全く燃えないんです!!

他サポの皆さん、そして選手の皆さん、どうか仙台をリスペクトしないでください。皆さんからリスペクトされると、ベガルタンは燃えない体質になってしまいました。どうか、どうか、仙台をバカにしてください。ドン引きチームのくせに!!って言ってください。守ってばかりのチームってバカにしてください!!

ベガルタを応援するようになって10年で、その揶揄するようなフレーズが多く、そして汚いものであればある程、ベガルタンは燃えると言う特異体質の変態になってしまいました。でも、もう後戻りは出来ません。このまま「ソフトなM系の草食サポ」を貫くばかりです。

明日は名古屋戦、ビート名古屋!!

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