2015年1月29日木曜日

ベガルタン、考える

個人的に年チケは継続しましたが、年々「社内的、そして個人的な用件で不参戦する試合が増えてしまった」という現実があるので“どうしても年チケを継続しなければ・・・”という切迫感は微塵もありません。ましてや「年チケに付与されるプレミアム」に魅力を感じた事も無く、ベガルタンの率直な感想としては、そうですなぁ~~「長年連れ添ったカミさん(座席)と別れるのが億劫なだけ・・」と言う感じです。

基本的に、チケット難民となってしまう可能性が極めて低い現状では、間違いなく行ける試合のみにフォーカスし、そのうえで購入の取捨選択をした方が間違いなく経済的合理性はあります。ホーム開催が20試合とすると、そのうち4~5試合行けなければ、チームが我々に付与しているプレミアムのディスカウント(年チケ割り)などは無い物同然。せっかく年チケを購入しても、そこに公的・私的の用事が入ったり、天候(雪・大雨など)が著しく不安定な状況では、ライトなサポたちじゃなくても「買わなきゃよかったかなぁ~~」と思う事は極めて自然です。試合の日、急に用事が出来ると、いろいろ大変なんだよね、この歳になると。

おかげで、ベガルタンは試合へ行く為、7人の叔父・叔母を殺しました。現在、全員生存してますが、ここで改めて謝罪させていただきます。埼玉と岩手と東京の叔父さん、叔母さん、本当にごめんなさい。

昨年、チームは厳しい観客数状況を打破する為、様々な戦略を実行しました。学割り、ワンコイン、ハーフチケット等々、限りある財源の中で、それなりに知恵を絞り、結果を求めたのです。その成果は「微増(前年比+5000)」でしたが、何もやらなければ、成績があんな状況だったので「微増」すら怪しかった事は言うまでもありません。ただし、いくら苦しい状況を打破する為とはいえ、シーズン途中から極端なディスカウントを毎年のようにする事は分かれば、プレミアムを得るために年チケを継続しているコア層の購入心理に多大な影響を与える事は確実です。

新たなライト層を勧誘する戦略の一つとして、上記のような戦術を採用する事に異議はありません。なんでも、やってみないと分からないからね。しかし、ディスカウントのような“魅力的な毒りんご戦略”を継続的にやった場合、チーム全体の体力は確実に削がれます。あくまでも、毒りんごを食べるのは単年であるべきです。毎年のようにシーズン途中から、極端なディスカウントチケットを販売したり、PR用として「ただ券」を配ったりするのは、あまりにも劇薬過ぎます。どうせディスカウントするのなら、下記のような方法で経済合理的にするべきでしょう。

以下、アサヒデジタルより抜粋
 筑波大学鹿島アントラーズなどによる共同研究チームが、鹿島のホームゲームに関して、天気予報や相手チームの所在地、順位などが与えるチケット売り上げへの影響について分析をし、論文としてまとめた。雨の予報の場合は、晴れと予報された日と比べて平均してチケットは44%売れず、相手チームの所在地が1キロ離れると、観客が4・9人減る傾向があったという。

 天気予報のケースでは、晴れと予報された日は、前売りチケットの売上枚数は平均して1300枚、曇りは978枚、雨予報のときは725枚だった。また天気予報が外れたときは試合当日は晴れていたのに、予報では曇りや雨などとされた日が多かった。当日は雨だったのに晴れと予報されて売り上げにプラスの効果があった面を差し引いても、年間で合計5819枚のチケットが売れず、約2千万円分の損失が出たと推計された。

また、02~13年のホームでのリーグ戦198試合を分析。相手チームの所在地までの距離が1キロ離れると観客は4・9人減った。相手チームのサポーターの交通費の負担が、距離に応じて増えるためとみられる。鹿島の順位が一つ下がると観客は427人減り、対戦相手の順位が一つ下がると227人少なくなった。

仙台と鹿島の観客数(約、25万人と30万人)を加味したうえで、このデータが仙台にも当てはまるとすると、仙台の場合、天候の状況などによる影響で年間、約1700万円の損失がでます(あくまでも大まかにね)。しかも、これは毎年です。だとするなら、天気予報などで悪いサインが出ている時はチケット代を大幅にディスカウントしたり、楽天などのように「対戦カード別にチケット代が変わるシステム」を事前に公表し導入する方が、シーズン途中からディスカウントチケットを販売するよりも、よほど公平・公正であり、経済的合理性もあるでしょう。

経験上、平日のカップ戦や、対戦相手が甲府や鳥栖などの遠隔地チームではチケットが完売する事はありません。毎年ですから。しかし、山形や浦和やガンバとの試合ならば、満員になる可能性は高い。しかも、これらの試合ならばライト層の取り込みも狙える・・・。だとしたら、売れにくいチケットを毒薬を使って捌く方策を継続するよりも、ビッグデータなどを駆使し、対戦相手や1週間前の天気予報を精査して、チケット代を変化させる方策の方が、王道のような気がするのはベガルタンだけでしょうか?


データが正しければ、何もしなくても、雨の予報が出れば、何%かの減収は確実に出ます。普通にやれば、平日のナイトゲームはガラガラです。この辺と、ビッグデータをリンクして考えて方策を練れば、仙台の観客数は増加出来ると信じています。スタッフの皆さん、頑張ってください。

2015年1月27日火曜日

ベガルタン、ひがむ

えー、チームはキャンプに突入のようですな。オフに「何ぃぃぃーー!!!!マジかぁ???」と、驚く補強は無かったようですが、限りある流動資金と時間において“まあまあ・・・と言えなくもない様な、あるような・・・”みたいな補強は出来た様な気もします。まあね、一言で言えば「微妙」なんだけど、間違いなく言える事は「手倉森時代からの脱皮」でしょうな。

タイトルを争った当時のメンバーから、関口・林・太田・赤嶺・角田・柳・武藤らが現実的に去って行った以上、渡邊監督がどんなに「堅守速攻の手倉盛サッカー」を継続・進化させようとしても、中心選手の半分が不在では、そこに執着し過ぎても厳しくなるのは確実です。野沢に関口や太田と同じプレーを求めるのは酷だし、金園に赤嶺と同じプレーは無理だろうし、山本や奥埜に柳や武藤と同じプレーを要求しても空回りするだけでしょう。野沢には野沢の、金園や山本には彼らの得意とするプレーで頑張ってもらう。そうなった場合、コンセプトは同じ「堅守速攻」でも、味付け(内容)は微妙に違ってきます。どのような味になるかは、コック(渡邊監督)の腕次第と言ったところでしょうか。

昨日は久々に山形へ。昼飯は得意先のモンテサポと。「去年の終盤は凄かったじゃないか?」「幸せでした・・・」みたいな会話を楽しみながら、美味しい蕎麦を完食。今日は、そんなサポとの会話で、多少驚いた事をアップします。

自分「お前、磐田へ行ったのか?」
山サポ「行きました」
自分「じゃあ、あのゴール、サッカー史で語り継がれるであろう“伝説のゴール”をライブで見たのか?」
山サポ「観ました」
自分「どうだった、その瞬間?」
山サポ「39年の人生で、一番興奮しました。瞬間は、何がなんだか分かんなかったんですけど、2テンポくらいおいて、ゴールが決まったと理解出来て、訳が分からず“うぉぉーーーーー!!!!!”って感じです」
自分「そうかぁ~~、おまえも39歳で初めて、吉田栄作の気持ちが分かったかぁ~~」
山サポ「いや、多分それとは違うと思います」

実はベガルタンも、普段はJ2の試合を滅多に見ないのに、この試合は自宅でテレビ観戦していました。ソファーに横たわりながら「順当に、磐田ですか・・・」みたいな事を呟きながら、気楽に見てたんだけど、山岸のシュートが決まった瞬間にソファーから転げ落ちて、テレビ画面をガン見。そして言葉にならず、ようやく出た言葉が「マジ?こんなフィナーレってあるのか?」でありました。確か、解説者も絶句して無言だったし、もうね、他チームの試合で、ここまで衝撃的だったのは初めてですな。

次に、彼は鞄の中から雑誌を取りだしてベガルタンに感想を求めて来た。何の雑誌かと言うと・・・。


「モンテディオ準優勝」第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会
モンテディオ山形の熱闘を追った写真集
2
回戦から登場するモンテディオ山形が3回目のベスト8、初のベスト4、そして決勝へと続けた快進撃を写真で振り返る。
詳細な記録、過去の歴史、選手コメントを含めた永久保存版の一冊。

自分「・・・・・」
山サポ「どうしました?」
自分「いや、ケチをつけるつもりはないが“準優勝”というワードに強烈な違和感が・・・」
山サポ「山形にとったら、決勝に出ただけでも一大事ですから」
自分「いや、だから、ケチをつれてんじゃないんだよ。ただ、結果的に負けたのに「準優勝を記念して・・」という感覚が、仙台サポとしては“ん~~”って感じなのよ。仙台が決勝で勝ったら記念写真集は出ると思うし、俺も買うけど、最後に負けて悔しい思いしかない「記念写真集」なんて、俺は買わないような気がする。だって、メッチャ悔しいじゃないか?」
山サポ「あれ、ひがんでます?」
自分「いやいや、そうじゃないんだけど・・・あれ?俺、ひがんでる?羨ましい?


最後の最後まで行って、結果的に叩きのめされる・・・。決勝戦で負けてしまう「結果」よりも、そこまで行く「過程」をフォーカスする。それもありなんだろうけど、ベガルタンは「過程<結果」だから、どうしても悔しさや無念さを思い出してしまうのが嫌で、こういった写真集が出ても買わないような気がします。まあね、そのような感情を「ひがみ?」と言われれば、完全に否定はできないんだけど、この写真集を見ながら「仙台は、優勝してから出して欲しい・・」と心から思ったベガルタンです。

2015年1月23日金曜日

ベガルタン、分かっちゃいるけど ボヤク・・

昨日、事務所に戻って帰り支度をしながらメールをチェック。すると、他チームサポである後輩からボヤキ節が目に飛び込んできた。要約すると・・・

後輩 三塚「今期のリーグ日程、最低っすよ。開幕戦はアウエーなのに、ホーム最終戦は10/24ですよ?何なんですか、これ?そりゃあね、チャンピオンシップに出れるチームはいいでしょうけど、うちらは到底無理。11月のアウエーへ行ける人たちはいいですけど、行けない人たちは10月で終戦ですよ?念願かなって昇格したのに、こんなイジメを受けるとは・・・」

メールの内容はこんな感じ。なのでベガルタンは、事務所に居る後輩たちと速攻ディベート。
自分「おいおい、三塚のとこ、最終戦が10/24だってさ、可哀想だよなぁ~~」
後輩一同「・・・・・・・・」
自分「ん!?どうしたんだ?ホーム最終戦が10/24だぞ、笑っちゃうよな・・」
後輩一同「・・・・・・・・」
自分「しかも、ホーム開幕戦は極寒のナイターだぞ?なっ?おかしいだろ?」
後輩一同「・・・・・・・・」
自分「おいおい、どうしたんだ?」
後輩 安岡「リーダー、俺たちの仙台も、ホーム最終戦は10/24っすよ」
自分「何ぃぃぃぃぃーーーーーー!!!!!マジか、それ!!」
後輩一同「はい。」

いやはや、そうですか・・・。今年からチャンピオンシップ制になるので、日程がタイトになるとは聞いていたんだけど、そうですか、ホーム最終戦は10月なんですか・・・。11月の日程としては、鳥栖へ行くのはしんどいから、最終戦の川崎、これは行かねばなりません。まあね、自分のように川崎へ行ける人はいいだろうけど、そうじゃない人は10月でライブ観戦は終わりですか・・・メッチャ早いですな。翌年の開幕戦が3月だから、そうなると4ヶ月間も選手たちとはお別れ。そんでもって予想外に退団する選手が居たりしたら「嗚呼ー、サイン貰っておけば良かった!!」と、後悔の念に苛まれる人が続出するのは確実ですな。

リーグの更なる発展の為に「何らかの変化」が必要である事に論は持ちません。メディアへの露出、観客数、ACLなどでの成績、どれをとっても「もうチョット何とかして欲しい・・・」とは思うし、総論では賛成です。しかし、その為に日程がタイトとなって、ホーム最終戦が10月となる・・・様な事が起これば「おいおい、何をしてくれるんだよ!!」と憤る人が出てくるんでしょうな。まさに「総論賛成、各論反対」の典型です。

ましてや、松本や山形のホーム開幕戦は3月で19時キックオフ、これはどう考えても極寒ナイター。これじゃあ、楽しみにしていたサポーターたちも愚痴りたくもなりますな。これにはテレビなどのメディア事情があるのでしょうが、極寒ナイターで辛い思いをするサポーターの心情を、リーグ運営関係者が分からないとは思えず、そうなると「それらの心情を振り切ってまで、やらねばならない理由がある」と考えることに若干の整合性はあります。我々には分からない何か、我々には見えない何か、それらをトータルで考慮した結果が、昨日発表したリーグ日程なのでしょう。多少厳しくても、改革初年度は我慢も必要なんでしょうな。

基本的に、どのチームにだって、日程にたいしては不平不満があるのでしょう。仙台の場合で言えば「ホーム最終戦は10月になっちゃったけど、GWの4連戦中3試合がホームで、しかも、その対戦相手は鹿島・東京・浦和と、運営サイドからすれば「超ドル箱カードが短い期間で続くハッピーなGW」であるはずです。だとしたら、我々も日程に愚痴る事を辞め、その日程の中で可能な限り楽しめる方策を考えた方が賢明でしょう。もっとも、楽しむ為にはチームの勝利がマストですが、こればっかりは、やってみないと分かりませんな。


何だかんだ、偉そうなことを書き込んで来て言うのもなんですが、柏戦が平日ナイターとなったのは残念無念のベガルタンです。

2015年1月15日木曜日

VEGALEAKS(ベガリークス)3年振りに始動!!

楽天時代からの読者ならご存知であろうが、仙台市泉区の、とある古ぼけたビルの4階に、VEGALEAKS(ベガリークス)の前線基地がある。もちろん、VEGALEAKS(ベガリークス)とはWIKILEAKS(ウィキリークス)のサッカー版であり、この前線基地には、日本サッカー協会やJリーグの運営などに疑問や不満を持つ多くの同志から、日々、内部告白が送られてくる。VEGALEAKS(ベガリークス)の代表はベガリーノ・アサンジ、現在は北欧の国の保護下に置かれながらエクアドルへ亡命を申請しており、実質的なVEGALEAKS(ベガリークス)の運営はベガルタンが行なっている。通常、内部告発と言っても、その殆どが個人的思惟などを過剰に反応した人からの“出まかせメール”が多数である。しかし、そんなVEGALEAKS(ベガリークス)に衝撃的な内部告発文が盗聴テープと共に送られてきたのです・・・。

その盗聴テープには、日本サッカー協会とJリーグ幹部が、開幕戦の日程を「無理やり過度に盛り上げる為には」と言う観点から行なった秘密会議の内容が赤裸々に語られていた。その内容、信憑性に疑いは無く、強い衝撃を受けたベガルタン。当然、この件を社会にリークすれば、ベガルタンが日本サッカー協会とJリーグ幹部によって暗殺される可能性は高くなるが、それでも、このように我々サポーターを騙す“卑劣なやり方”を看過する事は出来ない。そこには「どのようにして、開幕戦が、みちのくダービーになったのか?」が赤裸々に語られていた。よって、本日付で、この秘密会議の全貌を公開したい。ひょっとしたら、この公開がベガルタンの最後の仕事となるかもしれないと分かりつつ・・・。

1217日、東京・曇り・12度 Jリーグ幹部、極秘会議、議事録

チェアマン 村井
「それでは、開幕戦のカードについて皆さんのご意見を伺いたいと思います。Jリーグを取り巻く状況は厳しさを増し、来期から採用する“前期後期の2ヒート制”を成功に導く為にも、メディア等の露出を最大限に確保しなければなりません。そこで、スタートダッシュの為に、開幕戦のカードが大変大切になってきます。その事を理解しつつ、皆様の闊達な意見・議論を期待しております」

常務理事 中西
「まず、観客数の推移は、ほぼ13年度と同水準でした。ただし、終盤のガンバの活躍が無く、早い時期に浦和が優勝していれば、かなりの減少になっていた事は確実です」

専務理事 中野 「ガンバの活躍を演出するのは大変でしたよ・・・」
理事 福島 「あれはちょっと、露骨しぎませんでしたか?」
理事 宮本 「鳥栖戦のロスタイムでの失点、あれは芸術です」
常務理事 大河 「柳沢がガンバ戦でゴールしなければ、あんな苦労しなくて良かったのに・・・」

常務理事 中西 「まあまあ、今日はあの“やらせ”ではなく、開幕戦カードについてです」
理事 岡野 「とりあえず、ガンバには“大阪vs東京”決戦でいきます。
一同 「それはいいですな、何かにつけて大阪は東京へ対抗意識がありますから」

理事 岡野 「次は横浜対川崎、この首都圏ダービーは注目されること間違いなしです」
一同 「日産スタジアム、ひょっとしたら4万越えも・・これはいいですな」

理事 岡野 「メディアの注目が弱い湘南には浦和をぶつけます」
一同 「これはもう、チケット完売は確実ですな」

理事 岡野 「名古屋も観客動員が厳しいんで、ここには松本をぶつけます」
一同 「これは豊田スタジアムに、どのくらい集まるか、そして昇格してきた松本をフォーカスするメディアも多そうですな。やべっち、あたりでは特集が組まれるかも・・・」

理事 岡野 「神戸には、ネルシ―ニョがらみで柏をぶつけます」
一同 「これはこれは、露骨と言うか、無理やりと言うか・・・」

理事 岡野 「仙台には、ダービーで山形をぶつけます」
一同 「今、ある意味、最も旬なチームですからな山形は」
常務理事 中西「仙台ならば、開幕戦から盛り上げなくても・・・」
チェアマン 村井 「銀山温泉に居た女将なら「もったいないよ」と言うんじゃないですか?山形は、もうチョット別に活用してもいいんじゃあ・・」
一同 「確かに、仙台の開幕戦なら、そこそこ入るのは確実」
理事 岡野 「いや、どうしても、ここは満員にする必要があるんです」
一同 「何故ですか?」
チェアマン 村井 「・・・・」

常務理事 中西 「あくまでも、ここからの会話は極秘ということで・・・」
常務理事 大河 「来期の降格チームは決まっておりまして・・・」
一同 「えっ!!まさか、仙台が????」
チェアマン 村井 「私の口からは何も言いません。ただ、それとなく察してくれれば・・」
常務理事 大河 「さらに、実は、隣も・・・」
一同 「えっ!!山形もですか????」
常務理事 大河 「もっと言うと、その隣も・・・」
一同 「隣???えっ、新潟もですか????」

常務理事 中西「来期から前後期のシーズンになる訳ですが、その先には、我々の悲願でもある“秋春制”を見据えてする訳です。それにはどうしても、雪国さんチームは邪魔な訳でして・・・」
常務理事 大河 「新潟の最終戦を鹿島でやったことについては、散々新潟サポから非難を受けました。春秋制には、やっぱ、新潟も邪魔ですな」
一同 「じゃあ、山形を昇格させる必要はなかったのでは?」
常務理事 中西 「これはですね、バーター、取引です。昇格させ、儲けさせてやるから、“秋春制”で文句言うなよ・・・と」

一同 「それでは、仙台は?」
理事 岡野 「大震災復興イベントも、そろそろ終わりにしたいなと・・・。それには仙台が居たんでは、中々厳しいんです。あまりにも面倒なので、来期からは震災日付近での鹿島戦は止めますから。仙台も来期はJ1で6年目。そろそろ、本当の居る場所へ帰られてもいいんじゃないかと・・・」
チェアマン 村井「選手会からも、“チャリティーマッチは面倒”と、それとなく言って来ているのは事実です」
一同 「雪国チームを見捨てるんですか?」
理事 岡野 「違います。そうですなぁ~~可愛い子には旅をさせろ・・と言いますか、ライオンは子供を谷底へ突き落す・・・と言いますか、とにかく、我々の悲願でもある“秋春制”の為には、なりふり構ってはいられなくなっていることだけは確かです」

村井チェアマン 「仙台・山形・新潟が降格すれば、J1から北国のチームは居なくなり・・・」
常務理事 大河 「結果的に、秋春制移行へのハードルが下がる・・・」
理事 岡野 「お主らも、中々ワルよのぉ~~」
一同 「そういう、お代官こそ、ワルじゃないですか・・・」
全員 「ワッハッハー(^O^)(^O^)(^O^)/」


信じる、信じないは個人の勝手です。しかし、VEGALEAKS(ベガリークス)は不正を許しません。VEGALEAKS(ベガリークス)では、皆様方からの内部告発文を常に募集しております。不正に我慢できない時は、我々へメールをください。VEGALEAKS(ベガリークス)が悪を断罪します!!

2015年1月13日火曜日

開幕戦に想う

そうですか、開幕戦は山形なんですか・・・。ん~~、いやぁ~~、楽しみには違いないんだけど、個人的には“ショートケーキのイチゴは最後に食べる派”だから、出来れば、もうチョット後から戦いたかったですな。いやね、出来れば勝ちたいじゃない?いやいや、負ける事など考えられないって言うか、あるはずもないんだけど、開幕戦って、何が起こるか分からないでしょ?それが開幕戦で、相手が山形で、万が一にも負ける様な事があったら・・・いや、それどころか、J2時代の開幕戦、対横浜fc戦のようにボコボコにされてもしたら、思い悩んで、富士の樹海へ迷い込むベガサポが居るかもしれません。ベガルタンは、それが怖いんです。あるでしょ、開幕戦って、サプライズが。

その他のカードは・・・
松本は名古屋
横浜Mは川崎
広島は甲府
鳥栖は新潟
清水は鹿島
神戸は柏
湘南は浦和
となっています。

いやいや、何気に楽しみなカードが多いですな。ネットの世界では“自己満足フォーメーション”を披露しあって楽しまれている方々や、中には早くも“降格候補の三羽ガラス”を論拠しあっている輩までおり、各々が長いオフシーズンによる禁断症状の緩和に精を出されているようです。まあね、まだ各チームとも陣容が出そろってない状況で「あそこは降格だよな・・・」と言われても、言われる方はたまったもんじゃありません。仙台の評価が、現時点でどうなっているのかは分かりませんが、10年以上も見続けてくれば「そんなに高く無いよな・・・」と言う事ぐらいは皮膚感覚で分かっているつもりです。

昨年、渡邊監督は中断期を利用して“自分なりの色”を出そうと試みました。しかし、結果は・・・。後日、この件については監督自らが「時間が足りない中で、トライしたのはマズかったかもしれない」と反省の弁を語っています。そこで彼は、原点復帰とも言える「堅守速攻」へ舵を切り、苦しみながらも残留を勝ち獲りました。そこから今年最大の関心事を導き出そうとすれば、開幕戦、今年のベガルタスタイルは、どんな感じになるのか?であります。

まあね、どんな感じになるのか?と言ったところで、今の仙台に、そんな多くの選択肢などあろうはずもなく、どう考えても・・・
1.昨年後半の戦術を進化・熟成
2.中断期後に試みた、攻撃に若干軸足を置くのに進化・摩錬
3.選手・戦術・戦略のフルモデルチェンジ
ぐらいですかな

昨年からで言えば「赤嶺・太田・角田」の主力3名が退団しており、ベンチメンバーだった桜井・柳・佐々木・中原・武藤などの常連もチームを去りました。これはね、ある意味「チームをリストラ(再構築)する最大のチャンス」でありつつ、ひょっとしたら「チームがガタガタとなる最大のピンチ」でもあります。もちろん、チャンスを生かすべく、キャンプから頑張るんだろうけど、その成果が“開幕戦のダービー”で出るか否か?なんて分からないでしょ?出ればいいけど、出なけりゃあ、出ないで、ダービーだから「批判のバリューが5割り増し」となるのは確実。そういった意味で、ベガルタンは開幕戦が楽しみなのです。


期待を持ちつつも、「どうなるか分からない・・・」という絶妙な緊張感があるであろう開幕戦。これがね、ガンバあたりとやって、仮に負けても「しょうがねぇーなぁ~~、相手は3冠チームだからな」となるけど、相手は山形。負けが許されるはずもなく、そのことが、より一層、緊張感というスパイスを、この試合に振りかけてくれています。ホント、楽しみですな。

2015年1月8日木曜日

新加入選手を考える

えー、ここに来て、パタパタと新たな加入情報がリリースされましたな

松本山雅FCより多々良敦斗選手が完全移籍加入
横浜F・マリノスより六反勇治選手が完全移籍加入
ジュビロ磐田より金園英学選手が完全移籍加入
ヴィッセル神戸より杉浦恭平選手が完全移籍加入
柏レイソルより渡部博文選手が完全移籍加入

すっ、すみません。ベガルタンは誰一人、これらの選手に関する情報を持ち合わせていませんでした。もちろん、ビッグネームの加入を期待していた訳ではないんだけど、それにしても、見事なほどに、誰一人分かりません。あくまでも、これは個人的な感想だけど「ビッグマンの加入が無理ならば、徹底的に実務(ソコソコのスキル)を、こなせる中堅選手(年齢も含む)で固めよう。ホームランバッタ―は来ないけど、守備やバントやエンドランでチームを支えることで出来る、そんな選手で新たな仙台のサッカーを構築しようじゃないか・・」という感じですな。

新たなチームをリストラ(再構築)するうえで、渡邊監督の意見がまるっきり反映されないと言う事など考えられません。いくら“チームは赤字だから”とか“強化部が弱体化したから”とか“監督やスカウトなどの人脈が・・”などなど、巷で言われているワードに真実味があろうとも、これらの選手加入に監督の意思が無いはずはなく、だったらだったで「これらのメンツは、渡邊監督が目指す“ベガルタ仙台の新たなサッカー”を実現する上での一里塚」と言えるのでしょうな。

確かに、ビッグネームは居ません。だけど、金が無い状況で「あれが欲しい、これも欲しい、あいつを取るべきだ・・」とねだっても、それこそ絵に描いた餅でしょう。「赤嶺が去ったんだから、それに代わる屈強で実績のあるFWを・・」と思う気持ちは分かります。「角田が去ったんだから、それに代わるリーダーシップのある中盤も守備も出来るガッツのある選手を・・」と願う心情も理解します。しかし、チームの財政状況が厳しい中では、「あれも、これも」という選択肢などあり得ません。ガンバのように「宇佐美・ブラジル人はいいけど、それプラス、もう一人、実績のある他チームのエースFWが欲しい」と願えば、簡単に獲得できるチームならば、それはそれでいいんだけど、残念ながら仙台はそうじゃないから辛いんだよね。

あるチームは「ACLとリーグ戦を並行して戦う為に・・」という戦略で補強をする。あるチームは「何としてもタイトルを取る為に・・」という戦略で補強をする。そして仙台は「タイトルへ挑戦したい、しかしそれが苦しかろうとも、その土台は築きたい・・」と言う感じでしょうか。もちろん、昨年同様に「降格候補」かもしれない状況で、いきなり「タイトルを!!」と願うのは、初日の出に向かって「今年こそ、BIGが当たりますように・・」と願う事と同じかもしれません。だけど、リャン・野沢・菅井らが、バリバリと頑張れるうちに、どうしても“何がしらのタイトルは獲りたい・・”と願う気持ちを抑える事など出来ましょうや?ベガルタンは絶対に出来ません。

ちなみに、タイトルを争った3年前の戦力を思い出してみましょう。そうですなぁ~~、絶対に勝てると思って、結果的に引き分けてしまい、この結果によってタイトルが遠のいてしまった32節、鹿島戦のメンバーを見てみましょうかな。
菅井・鎌田・広大・パク
リャン・富田・角田・太田
赤嶺・ウイルソン

ここから、林、広大・パク・角田・太田・赤嶺が去って行ったことになるよね。ということは、後は加入した選手とのスキルを比較すれば、リーグ全体のレベルアップをどれくらい加味するかのよって、今年、我々は戦えるのか?が、おぼろげながら見えてきます。
林⇒ 関、六反
広大⇒ 大海・渡部・多々良
朴⇒ 八、石川、二見
角田⇒ キム・杉浦
太田⇒ 野沢・奥埜
赤嶺⇒ 金園・山本・ハモン

えーと、ん~~~~、渡邊監督のスキルしだいで、結構いけそう・・・とベガルタンは思うんだけど、思っちゃ駄目ですか?

2015年1月3日土曜日

年が明けましたな

新年 明けましておめでとうございます
今年もまた 皆様の仕事で疲れた時の筆休めとして
駄文を書き込みますので 良かったらお付き合いください

実はね、昨年でブログの書き込みを辞めようと思ったのよ。ベガ系のブログには優良なコンテンツが多く“十年以上も頑張って来たし、今さら、自分の書き込みなんて・・”と思い、さりげなく後輩たちに「今年でブログ生活から卒業するから・・」と忘年会などで話しました。そしたらね、後輩たちが知人に言いふらしちゃって、その知人(面識無し)の方々から、「そんな事言わないで、優勝するまで頑張ってください」と言われちゃってさー。その中の1人が、30代のOLで、黒木瞳系だったもんだから、さー大変。速攻で「貴方の為に、書き込みを継続します」と返答した次第です。OO運輸の香山さん、ベガルタンは貴方の為に書き込みます。

さて、年末にベガルタン総統閣下が やきもきした補強ですが、現状では、それほどのサプライズは無い状況です。しいていうなら“太田の移籍確実”はサプライズかもしれませんが、だからといって、そんなにネガティブとはなっておりません。何て言うの「最後は自らが育ったチームへ」という心境は分からなくなく、磐田にはそのように思わせる歴史と伝統があり、仙台にはまだ無いだけです。ただ、これで今年は、泉区のサウナで全裸の太田と会う機会が無くなるのが残念と言えば残念であります。ビックリするよ、不意にサウナで太田と会うとさー。お尻なんてパンパン、筋骨隆々だから、女じゃなくても惚れちゃうよ。俺、太田の子供なら産んでもいいと思ったもん。

比較的、地味系の補強と言うか補充だけのように見える今シーズンのベガルタですが、そのことを「赤字だから」とか「監督の人望が無いから」とか「新しい強化部が駄目だから」みたいな感じで犯人探しをするのをベガルタンは好きじゃありません。同じように詮索するのであれば「今年は、誰がブレークするのだろうか?」といった感じの、ポジティブ系にベクトルを合わせるのがベガルタン流です。

柳沢が引退し、角田と赤嶺も去り、佐々木と中原も去っていきました。このことによって、少なくとも攻撃的な新たなスターが仙台に現れなければ、間違いなく今シーズンも苦しい状況が我々を待ち受けているのだけは確実です。ハモンの覚醒に期待するのは個々の自由ですが、実績や経験を積んでない選手に過度な期待をするのは危険だということぐらいは、経験則から分かっているつもりです。じゃあ、我々は誰に期待すればいいのでしょうか?

まず、奥埜と山本。彼らはJ2と言う舞台で、間違いなく「仙台に居たのでは得られない経験値」を得てきました。問題は“その経験値がJ1で通用するのか?”でしょうが、その答えを現在進行形で出そうとするのには無理があります。なぜなら、彼らにはJ1での実績や経験が殆ど無いので、現状で無理やり「あいつら、やれるのか?」と問われても、どうしても答えに窮してしまうからです。だから、ベガルタンはその答えを“未来進行形”で考えようとしています。

やれるかどうか、そんな事は今現在で分かるはずはない。しかし、彼らであれ、藤村であれ、ハモンであれ、やってもらわないと困る事は確実です。奥埜は大卒3年目、もう若手とは言えない。だとしたら、やってもらわないと困ります。藤村も高卒で4年目、高卒のルーキーが入ってくるんですから、もう若手ではありません。やってもらわないと困ります。山本は大卒2年目ですが、FWがウイルソン以外総退陣した状況では、やってもらわないと困ります。ハモンに至っては、終盤の数試合の活躍によって自らの力で更新を勝ち得たのですから、やってもらわないと困ります。とにかく、新たな選手がブレークしてくれないと、ベガルタンは困るんです。

リャンや菅井は仙台にとってかけがえのない選手です。しかし、ベガルタンが求めているのは、そんな選手たちを実力でベンチに追いやる新たなスターであります。そして、リャンや菅井が出場機会を求めてチームを去る時が来れば、その時こそ“ベガルタは新たな成長軌道に乗った”と言えるはずと信じています。リャンや菅井がチームを去る・・・そんな事などあってはならないことですが、鹿島で柳沢や平瀬や野沢が、チームを愛しつつも、自らの出場機会を得るためにチームを離れたような事例を、我々が経験した時こそ、チームもサポーターもステージがワンランク上がる時ではないでしょうか?

奥埜や山本や藤村は、数少ない我々の希望です。しかし、その希望が輝く為には、我々サポーターも監督もコーチも、そして周りの選手たちも、過度とも言える忍耐が必要になることだけは確実でしょうな。全ては“未来進行形”の為。その忍耐が実を結んだ時こそ、我々の前には「パンドラの箱」が現れるはずです。新たな選手に対する期待、そしてその期待が実を結んだ時、失意によって去る選手を見守る私たち。期待と失意は表と裏ですが、今年は、ベガサポにとって、そんな苦しいながらも前進して行く年になって欲しいと心から願っています。


我々の前に現れる「パンドラの箱」を開けた時、チームを長年支えてくれた選手たちも去っていく事でしょう。しかし、決して失意のどん底に落ちる必要はありません。なぜなら、その「パンドラの箱」には、希望が残っているのですから。