2013年9月30日月曜日

横浜戦

横浜戦の試合直後、本社後輩の横浜サポ住吉からショートメールが届く。その内容は「典型的な仙台戦でしたね」といったシンプルなものでしたが、そう言われれば言われるほど「試合内容とか、実際の結果は別として、ゲーム自体は仙台が描いていた感じ・・・」と思うようになりました。今年の仙台にとって、花火大会のような「打ち合いの試合」はチョット無理すじ。よって、我慢比べのような守備的な試合になるんだけど、これがねぇ~~他チームサポからは評判が悪いのよ。

知人の柏サポからは試合後「仙台との試合は、いつもこう・・・。こっちの良いところを潰すんだけど、自分の良いところも殆ど見せない。終われば引き分け・・・別の意味で、まいりました」と言われるし、セレッソサポの後輩からは「仙台とは必ずこんな感じの試合になりますね。最初はこっちが攻めて、仙台はカウンター狙い。こっちもそれは分かっているので、守備に気を使い始めると、途端に動きが少ない試合となり、結果的に引き分け・・・。毎度の事とはいえ、仙台との試合後は萎えます」と泣きが入りました。これって、ベガサポからすれば名誉なことなのかな・・・。

本音で言えば、川崎のように、どんな相手でも自分たちが主導権を取り、パスで相手を崩してガンガン攻める!!ドンドン攻める!!といった「肉を切らせて骨を断つ!!」かのような3-2で勝つ試合が希望です。しかし、そのリスクをヘッジできる攻撃力が今年の仙台にはありません。だとしたら、相手にも良い感じで攻撃させない試合をすることが、自らを有利にする最良の戦略なのでしょうな。「結果はどうでもいいから、ガンガン攻めて欲しい・・・」というのであれば、テグが用いる戦術にも変化はでるのでしょうが、今は結果を欲している状況なので、ついつい守備的な試合が多くなるのでしょう。

横浜戦が「良い試合だった」「中身が濃い試合だった」と感じられるほど、ベガルタンは玄人ではありません。やっぱさー、1試合で放ったシュートが4~5本では、何気に物足りないんだよね。かと言って、今の仙台が攻撃的に戦って勝ち切れるか?と問われれば、その答えに窮するのは確実です。だとしたら、現状の仙台は「勝つ確率が高い戦術を採用している」ということになります。監督も選手も、決して積極的に採用している戦術ではないのでしょうが、リアリストの集団である仙台からすれば、ジリジリする試合展開に活路を見出す苦労など、たいしたことなどないのでしょう。見ている分には苦しいけど、ここはサポも我慢のしどころです。

横浜戦を見ながら、ベガルタンはこんな事を考えていました。

2013年9月25日水曜日

ベガルタン、壮大な希望を描く!!

大宮戦も個人的な予定通り勝つ事ができました。これによって、これ又個人的に考えていた天皇杯・大分・大宮の3連戦での「ホップ・ステップ・ジャンプ」作戦は完結であります。何より、何よりです。テグ曰く「残りを全勝すれば・・・」ということですが、ベガルタンとしては「3連勝の事は忘れ去って、改めてのホップ・ステップ・ジャンプ作戦へのチャレンジ!!」というスタンスでおります。

つまり、横浜・磐田・水戸を次なる3連戦と捉え、心を真っ白にして横浜に挑む姿勢こそ、こんな時には大切なのではないか・・・と考えている次第であります。そして当然、この3連戦の中で最も大切な試合と言えば、誰が考えても「首位横浜戦」でしょうな。開幕から調子が良くても「こんな爺さんばかりのチームは、夏場には失速するって・・・」という評価が一般的でしたが、そんな評価を一蹴するくらいに、ドゥトラ・マルキ・中澤・中村らの頑張りは見事であります。まあね、彼らからすれば「別に、不通だよ・・・」との想いはあるのでしょうが、この世界では普通に実力を発揮る事が「いかに困難か」を知っているだけに、改めて彼らのスキルには驚きされます。

とりあえず、ホーム横浜戦は「あんなにドン引きとは・・・」と言われようが、「カウンターだけは気をつけていたんだが・・・」とコメントされようが、「とりあえず、セットプレーだけさえ注意してれば・・・」と思われようが、内容うんぬんではなく、結果を残すプレーに終始して勝つ。そして、次の磐田戦では、当然のように出てくるフレーズとして「あの、奈落の底に落とされた入れ替え戦の百倍返しだ!!」を実践すればいいだけです。


奈落の底に落とされた試合ではありますが、今振り返っても「あの時、磐田まで行ってライブで体験できてよかった・・・」と思っています。私たちは、歴史の証人になったのですから。

磐田が仙台戦で3連敗を喫し、ライバルチームが連勝でもしようものなら、普通に考えれば「終戦~そして蛍の光のメロディー」が流れるのは当然です。かつて地獄への引導を渡されたチームに、今度は「逆引導」を渡す展開になるかもしれない・・・・。このこと自体に関しては、ことさらノスタルジックになったりはしませんが、多少の「因縁」は感じるんでしょうな。しかし、仙台とて勝たねばならない試合、負ける訳にはいきません。

そして水戸戦ですが、こことは昇格が決まった試合以来ですので、全くネガティブな心理状況はありません。まっ、勝ってくれるでしょう。となると、今回も3連勝して、都合6連勝と言う事になります。普通に考えれば、6連勝して波に乗らないはずなどありません。さすれば、次の名古屋・広島・浦和の次なる3連戦が「正真正銘、これが今年のリーグ決戦!!」となるのは確実であります。こうなる為にも、初戦の横浜戦は何が何でも勝ってもらわねばなりませんな。大宮戦の勝利を見ながら、ベガルタンはこんな事を考えていました。

2013年9月20日金曜日

明日は大宮戦ですな

年に2回しか会わない名古屋支店の後輩矢内(清水サポ)と、中間期決算関連の打ち合わせで昨日会いました。普通ならさー、先輩に対しては「あっ、ベガルタン先輩、ご無沙汰しております・・・」みたいな挨拶があってしかるべしでしょ?しかし、こいつの第一声は「おっ、ホント、ベガルタには負ける気しないんだよなぁ~~」でありました。もしもベガルタンがスタン・ハンセンだったら、助走をつけてウエスタン・ラリアートを喰らわせているところですが、社内ではジェントルマンの仮面を被っているので、ギリギリのところで、とどまったベガルタンでした。命拾いしたな、矢内・・・。

子供の頃から、この曲を聞くとテンションが上がります。なんとか、ベガルタ関連でも使って戴けないかと・・・

本社の重たい空気と、矢内の遠慮ないブラックトークで沈んでいたら、向こうからライトな大宮サポの後輩須藤が「先輩、ご無沙汰です。週末は仙台戦ですけど宜しくお願いします・・・って言うか、正直、勝てる気がしない状況での仙台戦なので、やる前から、かなりネガティブになっており、本社での会議より、憂鬱モードに入ってます」という、矢内とは180度違う、「ディス・イズ・後輩コメント!!」でのご挨拶が炸裂!!いやね、ベガルタンが変態じゃなかったら、「世界の中心で愛を叫ぶ」ように、須藤を抱きしめていた事は確実です。命拾いしたな、須藤・・・。
このシーンを見るたびに「俺も抱かれたい」と思うけど、
ダメですか?オーバー40じゃあ?

さて、天皇杯がホップ!!そして大分戦がステップ!!とするのなら、大宮戦では当然ジャンプ!!と行きたいところだよね。相手の大宮に対しては「不思議と負ける気がしない・・・」というマインドがありますが、油断は禁物なんでしょうな。ここに来て、ウイルソンが怪我?みたいな、ネガティブな情報もありますが、もうね、今年は「怪我人情報」には、良い意味で慣れっこになってしまいました。それと、何気に「そろそろ赤嶺が・・・」という思いもあるし、柳沢も好調なのが心強いんだよね。不思議と清水には勝てる気しないんだけど、大宮には勝てる気満々のベガルタンです。

テグ去就の話題で盛り上がるのもいいんだけど、やっぱり試合で勝って盛り上がるのがサポーターの王道です。明日は、その王道で盛り上がりたいものですな。
明日は大宮戦、ビート大宮!!

2013年9月19日木曜日

ベガルタン、ゴシップネタを楽しむ!!

いい感じです、試合内容的には厳しいシーズンを過ごしていますが、ゴシップネタ的にはストーブリーグ並みの情報量でベガルタ関連記事が流されています。サポーターをやっていて、何が一番つらいんだ?と問われたら、ベガルタンは速攻で「負ける事じゃなく、勝っても情報的にスルー(無視)される事が一番つらい・・・」と答えます。「良い・悪い」は別にして、常にベガルタ関連の情報が溢れる事は、サポーターとすればウエルカム。何事も、関心を持たれないよりは、持ってくれた方がいいに決まっていますな。


まず、報知によると・・・・仙台の手倉森誠監督(45)が、2016年リオデジャネイロ五輪出場を目指す男子の日本代表監督に内定したことが18日、分かった。日本サッカー協会関係者によると、就任の意思を固め、同協会の原博実・技術委員長(54)に伝えたという。手倉森監督は6年務めた仙台の監督を今季限りで退任。来年1月のU―22アジア選手権(オマーン)からチームを率いる。という記事が掲載されていました。

昨日の地元紙に続いて、二日連チャンでのリークです。報知の信頼性が、どのくらい高いのかは分かりませんが、地元紙からの情報とリンクさせることにより、多少は信頼性がアップします。さらに言うと今現在、監督本人、社長、原委員長の三名が「そういう話は無い」と揃って言っている事で、きな臭さが30%するのはしょうがありません。こういう「噂話」って、意外と楽しいんだよね。

更に、ついさっき、来客エリアで昨日の地元紙を読んでいたら、こんな写真が掲載されていました。

確か弾幕って、事前に申請を受けて許可された物のみ、掲げられる仕組みになっていたと思うから、その意味では「この弾幕はチーム公認」ということになります。もっとも、この弾幕を用意していた人たちが、この弾幕の申請を行っていたかどうかは、極めて怪しい事ぐらいは経験則で分かっているけどね。山形戦での問題があって以降、ユアスタでは言論の自由が規制されています。そして、弾幕は許可制になりました。

事前に許可を得ていて、この弾幕を掲げているのであれば、チームの総意というかコンセンサスは、この弾幕を掲げているサポーターの方々と近いという事になります。「まあな、お前たちの気持ちもわかるよ・・・」って感じですかな。しかし、サポーターの総意が必ずしも「ポストシーズン反対!!」となっているかどうかは極めて喧(かまびす)しい事が、この弾幕を掲げる行為に不満を持たれてしまう結果となっているのです。

日立台の柏戦で、ACLの検討を願う弾幕を掲げた人に対して、コアサポの方々は高圧的な言動で「勝手にされちゃ困る!!」と遺憾の意を表しました。多くの人が称賛する行為であっても、事前に話(筋)を通してもらわないと彼らは困るのでしょう。ただし、ここで言いたいのは「彼らの縄張り意識」の善悪ではなく、ポストシーズン制反対というワードが、ベガサポでは、まだまだ共有されていない現実があるのに、「これがベガサポの総意だ!!」と言わんばかりに、大々的に掲げてしまってことです。

コアサポの方々が反対される事に対しては、何の問題もありません。ただし、その反対表現を大々的に大弾幕でする事に対しては、多少なりとも違和感を持ってしまいます。ベガルタン的には「観客動員が一向に上がらない現状に対する答えを、チームや仙台のサポーターが有してない以上、その改革案を闇雲に否定するのは如何なものか・・・」というスタンスです。ポストシーズンを否定するのもいいですし、1シーズン制の方が公平であることも誰もが分かっています。問題は「現状でいいのかどうか?」という認識度の違いですな。

何度となく言いますが、ベガルタンは厳密に言えばベガサポではなく、満員となったユアスタのサポーターです。つまり、ユアサポであります。そんな奴が「おっ、今日は13000人入ったから、まずまずだな・・・」では我慢できないのです。ユアスタの観客動員が上がるのであれば、ポストシーズン制だって有りではないのか・・・。今はこんな事を考えているベガルタンです。

2013年9月18日水曜日

ベガルタン、3位狙いに照準を絞る!!

世間では「テグがオリンピックの監督に??」みたいな話題で盛り上がっているようですが、経験則として「一番最初に名前が上げられてしまったら「そいつは噛ませ犬確定」フラグが立つものです。そんなことはあり得ないと思うけど、考えてみれば「名前があがるだけでも大したもの・・・」という見方も出来ます。ここ数年の仙台の躍進によって、テグの評価は間違いなく上がりました。ひょっとしたら、何気に、リャンや菅井の評価よりも、テグの評価の方が世間的には高いのかもしれませんな。

少しずつではありますが、怪我人も戻りつつあるようで何より、何よりです。仙台のようなチームにとって、一番痛いのは「怪我人の増加」以外の何物でもありません。決して厚くは無い選手層で戦わざるを得ない状況において、主力選手の怪我人増加ほど頭を痛める問題ってないよね。よくテグが「怪我人が出た事は残念だが、新たな選手が出てきてくれるだろうし、誰が出ても同じ様に戦えるのがうちの強みだと思っている・・・」と語っていましたが、そのようなコメントを聞くたびにベガルタンは「テグよ、強がりもいいけど、その強がりと戦績をリンクさせてくれ・・・」と思っていましたな。

仙台が目指すべき現状の目標設定は?と問われた時、テグは真顔で「残りを全勝すれば・・・」と語っていました。残り全勝して奇跡の優勝でもすれば、楽天並みに盛り上がる事は確実です。しかし、奇跡を期待するにはベガルタンは歳を取り過ぎました。もうね、もっと現実的な目標じゃないと、モチベーションが維持できないのよ。よく、定説のように言われる数字で、「現実的に逆転できる勝ち点差と、残りの試合数は「=」だ」って奴があるでしょ?あれを現状に当てはめると・・・・。

首位の横浜とは「12点差」なので厳しい
2位の浦和とは「10点差」なので、ここもキツイ
3位の広島とは「8点差」なので、ここがギリギリ
となります。

ということで、とりあえず「目指せ、3位!!」でよろしいでしょうか?

2013年9月17日火曜日

ベガルタン、大分戦で条件反射を知る

大分戦は楽しめましたな。心優しいベガサポの中には、大分サポの心情に配慮した書き込みもありました。しかし、過去において、何度となく同じ様な経験をしたベガルタンからすれば、大敗した時に相手サポから「仙台は最後まであきらめない素晴らしいチームでした」とか「仙台の残留を心から応援しています」みたいな事を言われると、傷口に塩を塗られたような感覚に陥ってしまいます。なので、大勝した時は相手チームサポの心情などに配慮せずに、「ヨッシャァァーーー!!!(^O^)/(^O^)/最下位大分に爆勝だぜぇーーー!!!(*^_^*)(*^_^*)」と、素直に喜ぶのがベガルタン流です。

ついでに言うと、大勝している時にしか連呼しないエンドレスチャントってあるでしょ?あれって、個人的には「なんだかなぁ~~」っ思っているんだけど、久々に聞かされると、改めて、嗚呼ー、又、このなんだかなぁ~~かよ・・・・でも、このなんだかなぁ~~を聞くたびに、体が自然と大勝の喜びを感じてしまっている自分自身に気づくのです。俺ってM?それとも、このエンドレスチャントって、大勝の喜びを体の奥から感じさせてくれる「パブロフの犬」で言うところのベル?条件反射なの?そんな事を考えながら、この日もエンドレスチャントを嫌々ながら聞いていたベガルタンであります。

このような試合を見せられても、「相手は最下位の大分だからな・・・」といったネガティブシンキングの人が居る事は知っています。しかし、そのような相手でさえ、今季の仙台が期待できるゴールは「マックス2ゴール」でした。その高い壁を、ぶちぬく事が出来た・・・、そのことだけでも、十二分に満足すべきだと思っています。

幸いにして、今年は天皇杯での快勝が、いい感じでリーグ戦につながりました。次節対戦する大宮も、快進撃が続いていた頃とは比べようもないチーム状態とか・・・。快進撃状態の時でさえ、撃破しているという現実を踏まえれば、何気に勝利の可能性が高いというか、確実と言うか、勝ってもらわないと困るというか、そんな感じで楽しみなベガルタンです。

2013年9月13日金曜日

大分戦を前に想う

明日は大分戦なんだけど、こう、何て言うの、「よおーし、絶対に勝つ!!勝つしかない!!」みたいな高揚感は微塵もなく、どちらかと言えば「大分戦は勝ってもらわないと困るよなぁ~、って言うか、湘南・大分に勝たないようでは「どこに勝つの?」って不安になると言うか、お願いだから勝ってよ・・・頼むから勝ってよ・・・」って感じでしょうかな。正直、ホームで大分に負けるような事態は想定してないんだけど、ねっ?分かるでしょベガサポなら?この、何とも言えない漠然とした不安感が・・・。

ちょこちょこと怪我人も復活してきているようですが、相変わらず紅白戦すら出来ない人数での練習が続いているようです。どうしてこんなに怪我人が多いのか?それを素人が断定する事などは不可能でしょうが、素人なりに推測することは可能です。ベガルタン的に、その理由は「主力選手の変動が少ない事における、ここ数年の激闘による「疲労の蓄積(金属疲労のようなもの)」が要因だと思っています。

リャン、菅井、富田などの名前を出すまでもなく、ここ数年におけるベガルタの躍進を支えていたのは「変わらないメンバー構成」でした。新人が出て来ないというジレンマを持ちつつも、ある程度固まっているメンバーをフォローできる補強さえしていけば、大きな失敗は無い・・・という確信を持ってチーム強化の方針もシンプルに決まります。後は限られた予算内で「ラインを高く上げられるCBが欲しい」とか「点が取れて守れるFWが欲しい」という現場の声を最大公約数的にチェックして行くだけで、「J2優勝で昇格⇒J1残留⇒4位⇒2位」と、面白いように成果を上げられたのです。

しかし、大震災も経験した「ここ4~5年」はベガルタの選手にとっても激動の歳月だったはずです。当然、それらよってかかる心労の負担は、気付かずうちに選手たちの肉体を蝕んでおり、その限界点が一斉に今年、ベガルタの選手たちに襲いかかってしまった・・・・。

まあね、多分に妄想的な部分もあると思うけど、主力メンバーを比較的長く固定できたメリットを我々ベガサポは甘受してきましたが、今度はデメリットの部分を受け止めなければならない覚悟を、我々ベガサポには必要なのかもしれませんな。

チームとしては、限れた予算内で赤嶺、上本、松下、柳沢、大田、角田、ウイルソン等々、ピンポイントで補強してきました。しかし、その努力にも限界があり、いつの日か「チームの成長に陰り」が出てくるのはしょうがありません。それが今年か、それとも来年か再来年か?は断定など出来ませんが、チームが生き物だとすれば、いつかは成長が止ってしまう事を止めることなど不可能です。もちろん、金さえ無尽蔵にあれば、ドンドン補強すれば成長を続けることは出来ますが、仙台にはお金が無いので、時間は掛っても「違う戦略」で成長を模索しなければならないのが辛いところですな。

若手選手の育成、チーム戦術・戦略の変更。今年、チームは新たな事にチャレンジしようとしていますが、現段階では「成功している」とは言えませんな。しかし、このチャレンジなくして、チームの成長が無いのであれば、取るべき道は一つなのでしょう。そしてそのことは、ベガサポに「我慢」を強いる結果となり、成績の凋落と共に、観客数の動員で苦しむ結果となっています。だけど、チャレンジなしで成果を得る事など不可能と分かっている以上、我々に出来る事は「応援&我慢」しかありませんな。

明日は大分戦、ビート大分!!

2013年9月11日水曜日

ポストシーズン制の復活とユアスタの現状を考える



えーと、様々な批判があったものの、15年から前後期にリーグ戦を分ける「ポストシーズン制」の復活が決まったそうですな。サンスポによると・・・

Jリーグが2015年シーズンからJ1の前後期制と、各期優勝クラブや年間最多勝ち点のクラブなどが年間優勝を争うポストシーズン方式を導入することが確実になった。

 ポストシーズンはまず前期優勝-後期2位と後期優勝-前期2位の組み合わせで行われ、勝ったクラブ同士が対戦する。その勝者が、前後期の合計で最も勝ち点が多かったクラブとチャンピオンシップ(仮称)を戦う。対象クラブが重複した場合の繰り上がりはない。04年までの2ステージ制では同一クラブが両ステージを制した場合、チャンピオンシップは開催されなかったが、今回は必ず年間王者を決める試合がある仕組みとなる。

ん~~~~、そうですか・・・・決まりましたか・・・・。レッズサポのように大規模な反対行動を示すサポーターも多く居るなか、このような決断をしたと言う事は「余程、現状に不安を感じている」という証左なのでしょう。Jの理事も「今のシーズン制で、勝ち点が最も多いチームが優勝、これが最も分かりやすく公平なやり方と言う事は誰もが分かっています」と語っていたので、おそらくは苦渋の決断だったのでしょう。しかし、その公平なやり方すら、捨て去らざるを得ないほど、Jチームの関係者は現状に危機感を持っていたようです。どう考えても、今よりもタイトな日程になる事は明白のなかでポストシーズンを復活させる・・・・。きっと、その危機感は我々サポーターが考えている何倍も大きいのでしょうな。

仙台の場合で考えても、観客数の減少は頭の痛い問題です。チームは継続的に「お得チケット」という戦略をリリースしていますが、その効果は「極めて限定的・・・」と言わざるを得ない状況となっています。この問題に関しての処方箋は多くなく、最も有用で有効なのが「首位争いをする事・・・」と分かっているだけに、チーム関係者も頭を痛めていることでしょう。グルメを充実させる・・・イベントを大々的にやる・・・。スタジアムで試合前に行わなければならない・・・という極めて限られた状況で出てくるアイデアには新鮮味が無く、現状において「ユアスタを満員にする力」とはなり得ていません。チーム関係者も頭が痛いでしょうな、だって、昨年と比べたら毎試合600万ほど減収なんだよ?うちの社長だったら「営業は何をやっているんだ!!苦しい時こそ、営業の出番じゃないか!!」とキレる事は確実です。

では、どうすればいいんでしょうか?対案も出さずに批判や批評ばかりするやり方は好きじゃないので、一つの私案をだすと・・・・

ユアスタと隣接する七北田公園を「何かの聖地化する」ということです。ベガルタの試合のみで、ユアスタを常に満員にする事など現状では不可能に近い事は分かっています。だとしたら、何かとパッケージにしてチケットを売り出すしかありません。現状行なっているイベントとは、質やスケールを一新するくらいのサプライズ・パッケージでなければ、ベガルタチケットのプラチナ化は無理だと思われます。ただし、ここで大切なワードが浮上してきます。それは「チームには金が無い・・・」という、致命的なワードです。

先週行われた「ジャズフェス」は大勢の人たちで賑わいましたが、アマチュアのバンドでも発表の場所があれば・・・と考えている人たちは多く、どうせなら「仙台を、ユアスタ周辺を隔週土曜日、ジャズの聖地にする」とでも謳って盛り上げて、ジャズ観戦のスタンプラリーなどを加味しながらユアスタへ誘導する・・・・。

B級グルメの主催者と連動して、隔週、ユアスタで県代表の候補店に何軒か出店を出してもらい、ベガサポや、B級グルメオタクに「どの店が一番おいしか?」のコンテストを実施し、最終戦に県代表を決定するシステムを構築する・・・。

ジャズフェスでは参加者から5千円~1万円くらいの参加費がとれるだろうし、グルメでは出店料や売り上げの数%のロイヤリティーを設定すれば、経費のいくらかは回収できるはずです。もうね「ユアスタ=ベガルタの聖地」だけでは満員にならないのですから、強烈なムーブメントを意図的に仕組んで、チケットに「何らかのプレミアム」を付与しなければなりませんな。チームスタッフの皆さん、苦しいでしょうが頑張ってください。

2013年9月10日火曜日

大分戦のお得チケットを考える

先日、営業先で大分戦の話になった時、「今度のチケットは結構お得だったので、1セット、5枚を購入して仲間と行くんです・・・」と言う話になった。ベガルタンとして「えっ、何?それ何なの?」と聞く訳にはいかないので、「あぁー、そのスペシャルチケットはお得だよね・・」と、知ったかぶりを炸裂させてその場を離れました。で、車に戻るや否や、速攻でお得チケットを調べると・・・
大分戦 お得チケット
【3世代チケット/5枚で10,000円】5人集まれば5枚で¥10,000ご家族でも、おじいちゃん、おばあちゃん、ご友人でも、ご近所様でも組み合わせは自由です! ※ご家族でご購入の方には、お得な特典を差し上げます

とまあ、こんな感じのチケットがありに出されていたんだけど、正直、初めて知りました。なんかハーフタイムで、特別なチケットを買った人たちにプレゼントを・・・・みたいな企画をやっているのは知っていたけど、そうですか、こんな企画をチームは行っていたんですな。それにしても、Lゾーンとはいえ、枚単価2000円は破格の価格設定です。通常では4500円(前売りは4000円)だから、なんと50%オフのスペシャル価格。この値引き率はアウトレットモールの店員もビックリでしょうな。

このチケットに関しては、通常の価格で購入している人たちからの不満があると聞いています。「俺たちは4000円で、あっちは2000円かよ!!不公平じゃねーか?」みたいな気持になる人も居るはずです。まっ、ベガルタンなら、そう思いますな。でもね、これらの不公平感を分かった上で「お得チケット」を売り出すということは、チームからすれば「止むに止まれぬ理由」があることは明白です。
13年シーズン、ベガルタの平均観客数は約14300人。そして12年度の平均は約16600人。この2000人減が、そのままフロントの危機感につながり、出してきたアイデアの一つが「お得チケット」なのでしょうな。サッカーのチケットと飛行機のチケットと似てるよね。飛行機の場合、売れなければ「空気を運んでる」と揶揄されます。なので、航空会社では「満員にならない便の座席を早割りチケット」などでディスカウント売りを積極的に行って、売上の確保を戦略的に考えるのでしょう。   基本的にサッカーのチケットも、試合が終わってしまえば「紙屑」なので、そうなる前にフロントは様々な手を考えます。今回のような試みを行う前提はただ一つで、それは「絶対に多くのチケットが売れ残る」という確信があるからでしょうな。格安チケットに関しては、人それぞれの見解があるとは思います。しかし大事なのは、サポーターと言うのは、チームの成績だけ我慢すればいいのではなく、ある程度のチーム運営にも我慢が必要という認識を持つ事だと思っています。   ベガルタンだってチケットが値上げした時、「どうしてSバックだけ、値上がり率が段違いで高くなるんだ!!値上げはしょうが無いにしても、こんな不公平が許されるのか!??」とキレた経験があります。フロントの不条理な運営には文句を言いたくもなりますが、この格安チケットにかんしては「チームの危機感を回避しようとして頑張っているんだな・・・」と思う事は出来ます。チームとして、観客数のアップは運営強化のためのマストアイテムです。だとしたら、チームが行おうとしている様々な戦術に対して、過度に不満を持つのではなく、温かい目で見守る姿勢は寛容でしょうな。それが一時的に、個人的な不満になったとしても、とりあえず静観するのがベガルタン流です。

2013年9月9日月曜日

秋田戦に想う

秋田戦、勝てて良かったですな。レディースも大勝して何よりです。ついでに言うと、オリンピックも東京に決まって何よりだし、もっとついでに言うと楽天も連勝でマジックを減らしているそうで何より、何よりです。私は経済学的な見地など持ち合わせておりませんが、少なくともオリンピックが行われる2020年度までは、経済指標と連動する形で、日本人のマインドも、ゆっくりではありますが上昇トレンドになることでしょう。何より、ほんと、何よりです。

天皇杯では、数々の落胆を経験してきましたが、そのいずれの試合でも「決める時に決めないから・・・」みたいな展開となり、結果的に延長でドボン!!でしたな。その意味では、佐々木の先制はナイスであり、赤嶺と松下の追加点はグレートでした。まあね、これで中原と武藤にも結果が出てれば「言う事なし」なんだけど、そこまで求めるのは贅沢なんでしょうな。ここは、わざわざ秋田から来て頂いたサポへの「お・も・て・な・し」の心を込めて、3点ぐらいで満足しなければいけませんな。磐田のように、福井から8点も取るようでは「お・も・て・な・し」の心など皆無、この試合を持ってしても、仙台には「お・も・て・な・し」の心はありそうですな。


どこと言って、盛り上がりのある試合ではありませんでしたが、トーナメントは結果が全て。大切なのは、次のステージへ進出する事です。多少内容がグダグダであろうとも、名古屋のように負けたら元も子もありませんからな。

東京に決まった勝因を、メディアが、それぞれの立場で頑張った人たちに尋ねると、その答えに「テクニカルな解答を用意していた人は皆無であり、多くの人たちの共通していた解答は「パッション(情熱・気持ち)」という、人間としての普遍的な感情でした。そう言えば、ロンドン五輪で苦しみながら優勝した米国NBAのスター選手が、インタビューでアナウンサーから「非常に苦しんだが、勝因は?」と問われた時、彼は真っ先に、こう言いました「気持ち、勝ちたい気持ちで我々の方が優ったのだ」と。仕事でもスポーツでも、最後は気持ちと情熱が結果に大きく左右されるまは確実なんだね。

熊林や島川のプレーが見れたのは幸いでした。正直言って、島川のプレーを生で見たのは初めてです。仙台では出番が全くなく、シーズン途中で秋田へ移籍。その心情たるや、察するものがありますが、必要と言ってくれるチームがあるのは十分に幸せです。これから研鑽して、上を目指してくれる事を願っております。あと、熊林ですが、良い悪いは別にして、ふてぶてしいプレーは相変わらずでした。体系とプレースタイルは、どこまでも継続して言って欲しいものです。

天皇杯って、勝てば楽しいんだね。

2013年9月2日月曜日

ベガルタン総統閣下シリーズ4 気持ちを見せろ!!

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった・・・・。

ベガルタン総統閣下は、ドイツ本部での会合の為ベルリンへ出張。後半のスタートで3連勝したベガルタの事は気がかりではあったが、第五帝国復活の為には、各国で芽吹いているネオナチグループとの連携は欠かせない。そんなベガルタン総統閣下は、ベガルタを応援したい気持ちを抑えつつ、後ろ髪惹かれる想いで仙台を後にしたのであった。

2週間の出張を終えると、ベガルタン総統閣下は速攻で仙台本部へ帰社。すぐさま部下を集め、真夏の4連戦の結果報告を受けるのであった・・・。




流石に真夏の4連戦で「勝ちなし」は堪えますな。別に「何が何でもタイトルを!!」という気持ちはありませんが、気がつけば「清水」は、いただけません。まあね、降格の危機感などは皆無ですが、どうせタイトルが無理ならば、「とりあえず早めに残留は決めてくれや」という気にはなります。

林はダメだ、大田は限界だ、赤嶺は居らねー、リャンの時代は終わった・・・・等々、ベガサポからも自虐的なコメントが聞こえてくるようになりましたが、残り試合を考えれば、ここからスーパーな補強などはないのですから「今居るメンバーで頑張るしかない!!」と腹をくくるのがベガルタン流です。ただ、最近の前半における「おいおい、攻める気、あんのか?」と思わずにはいられない覇気の無さは何とかならないものでしょうか?少なくとも、鳥栖の前半にベガルタサイドの攻撃的な「気持ち・気迫」などは微塵も感じられませんでした。スキルが足らないのであれば、せめて「気持ち」は感じられる試合が見たいものですな。