2012年3月29日木曜日

新たなチケット販売戦略を考える

新たなチケット販売戦略を考える

大宮戦、試合内容には満足できたんだけど、1万1千人という観客数では「満連の代表」とすれば大いに不満です。まあね、年度末の土曜日という日程は考慮せざるを得ませんが、それにしても・・・11000人ですか・・・・淋し過ぎますな。何度も言うけど、私は厳密に言えばベガサポではなく「満員となったユアスタのサポ」であり、ありていに言えば「満サポ」です。その満サポからすれば、カスカスのユアスタを看過する事など出来ません。今日は、個人的に考えているチケット戦略と、チームが新たに試しているチケット戦略とを対比させ、より効果的な戦略を考えてみましょう。

チームは現状に危機感を持っているらしく、今シーズンに入って矢継ぎ早に新たなチケット販売戦略を実施している。まず、その新たな戦略と、そこで浮かび上がって来た問題点を自分なりに考察したい。

チームの新たなチケット販売戦略 
その1 「限定パック料金、50%オフのチケット」
カップ予選リーグホームゲーム3試合を対象に、自由席南回数券を販売、前売チケット6枚を半額の価格にてご購入いただける大変お得な回数券
【対象試合】 サガン鳥栖戦 セレッソ大阪戦 ジュビロ磐田戦
【対象席種】自由席南【販売席数】限定 1,000セット
【価格】自由席南 大人 6枚セット 7,200円*1枚 単価1,200円 (通常価格:2,400円)

その2 「春休みセット料金、50%オフのチケット」
春休み期間に開催いたしますホームゲーム3試合を対象に、A指定席南を割引価格にて3試合セットで販売いたします。
【対象試合】 大宮・磐田・鳥栖
【対象席種】 A指定席南 200席
【販売価格】6枚セット(各試合2枚)8,400円 *通常 16,800円から50%割引価格

その3 「タオルマフラープレゼント付きチケット」
グッズ付きS指定席バックチケット販売のお知らせ
オリジナルタオルマフラーが付くお得なチケットを販売
【対象試合】ジュビロ磐田
【対象席種】200席
【販売価格】前売り価格 4,500円

その4 「エグゼクティブクラスの雰囲気が味わえるチケット」
新カテゴリ-シート登場!!SSS(スリーエス)指定席販売のお知らせ
【対象試合】鳥栖・磐田・東京
【販売席数】54席
【販売価格】7,000円

いずれの販売戦略も座席数が限定されており、ここからも現段階では「効果がどのくらいあるのかは分からないけど、とりあえずやってみよう!!」的なテストケースである事が分かる。大宮戦だけを見れば、このテストケースは成功だったとは言えない。しかし、苦境に立たされているチケット販売戦略を鑑みれば「何もしない」という選択肢などあるはずもなく、結果的に上手くは行かなかったかもしれないが、チームとしたら全ては「トライした結果」なので、これはこれで次の戦略に生かせばいいだけである。

では、大宮戦の現実を目の当たりにして、上記のようなパック料金50%オフや、春休み企画セット料金50%オフという戦略の、どこが上手くいかなかったであろうか?もちろん、これら戦略の成果は「大宮戦の1試合のみ」で決める訳にはいかないのだが、「じゃあ、水曜日のナイターで行われる鳥栖戦なら期待できるのか?」と問われたら、「えーと、えーと、チョット厳しいかな・・」という返事しか返ってこないのが現実です。しかしながら、開幕戦ではチケットは完売となっているので、まだまだベガルタにはユアスタを満員とさせるポテンシャルがあるはずと言うのは分かっています。となると、この場合の問題は「ベガルタの魅力」や「チケット50%オフ」の威力ではなく、対戦相手である「大宮というコンテンツ」に魅力が無いのではないのか?という推論が成り立ちます。

基本的に、相手がどこのチームであれ「ベガサポだけでユアスタを満員とする」のが理想である事は分かっているけど、現状ではベガサポだけで満員とするのはかなり困難であるという現実が、この問題の対応を一層難しくしています。上記の推論が成り立つのであれば、水曜日に行なわれる鳥栖戦も、かなり苦しいチケット販売状況になる事が予想されるが、そんな危機感を持ったであろうチームは、プレゼント付きチケットや、今まで販売してこなかったメインエリア中央のエグテクティブな座席を新たに販売することで活路を見出そうとしているのでしょうな。


1万人で歌うのと、2万人で歌うカントリーロード、そこで得られる高揚感の違いは歴然だ

一番成果が期待できそうなのが、ベガルタ史上「最も高額なチケット」の販売です。座席数が少ないので大きな効果は期待できないかもしれないが、チケットを販売して最も早く売れるのは「SSエリア」という現状を踏まえれば、この「チョット高いかもしれないけど、その分、観やすいから・・」という考えの元に購入する層が「ある一定以上」存在するのは確実である。今回の高額チケットの販売は、そんな富裕層にターゲットを絞ったマーケティング戦略と思われます。個人的には、非常に期待が持てる戦略だと思っているが、対戦相手である「鳥栖」というコンテンツの脆弱さが唯一の弱点になってくる可能性は否定できません。

じゃあ、どうすればいいのか?この難問に対してのベガルタンの回答は明日ね

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