2012年3月5日月曜日

ベガルタン、キャッチコピーを考える!!

先週末、後輩の女子事務員たちからランチを誘われた。もしも私が20代ならば「えっ、ひょっとして、俺に気でもあるのか????」と深読みしちゃうんだろうけど、40代となった最近では「えっ、まさか、こんな金が無い時に結婚式の招待なんじゃ・・・」とネガティブに考えるようになりました。人間、歳はとりたくないものです。そんな感じで恐る恐るのランチ。座席について「さーて、何を食うかな・・・」と思案していると、一番の古株である里美が「今日のランチは私たちが誘ったので、私たちのゴチです。好きなのを食べてください・・」とマックの店員に負けないくらいのスマイルで語って来た。嗚呼ー、確定だ、確定だよ・・・。こんな時は大概「実は、この度結婚することになりまして・・・」みたいな会話になっちゃうのは経験則からしても固い。じゃないと、ゴチした事のない奴が、急に「今日はゴチです」って言う理由なんてありません。

半ば、そんな覚悟を決めながらランチをオーダー。そして、恐る恐る「で、今日は何のために俺をランチへ?」と問うと、彼女たちの口からは思いもよらない返答が返って来た。

裕子さん「実は私たち、今年はユアスタへ自ら制作した断幕を掲げて応援することにしたんです。そこで、リーダーに今年のベガルタを象徴するような「キャッチコピー」を考えて欲しいんですけど・・・。私たちも、とりあえず考えてはみたんですけど、どれもイマイチで。こんな時は、リーダーしか居ないと思って、恐れ多いのですがランチという餌で釣ってしまいました」
自分「おいおい、キャッチコピーを考えるのに、報酬は780円のランチかよ・・」
佳代さん「お願いしますよ、リーダー。私たちのどれもイマイチで・・」
自分「で、お前たちのキャッチコピーは?とりあえず言ってみろ」
事務員一同「えーと、えーと、・・・・」
自分「無言じゃ、分からんだろうが!!」
裕子「言います、言いますけど、絶対に笑わないでくださいよ」
自分「絶対に笑わないから、いいから言ってみろ」

結婚式へのご招待じゃない事にひと安心のベガルタン。しかし、事態がそんなに甘いものではないことは、由紀子さんのクリアファイルから出したイラストを見た瞬間に理解できた。
由紀子さん「とりあえず、一番出来のいいのがこれなんで・・。今年のチームスローガンである『Vshift(ブイ シフト)杜が進む、越える、輝く☆』を模倣して、手倉森監督のイラストを中央に配置しての「輝け☆V(^O^)Vシフト!!」なんです。
自分「(5秒ほどフリーズして)・・・・プッ、プッハッハッハァァァァァァ!!!!!(^O^)/(^O^)/(^O^)/(^O^)/バカじゃねーのか?こんなので「一番出来がいいです」って、お前たち、俺を笑い殺しにするつもりかよ!!」
裕子「酷いじゃないですか、笑わないって言ったのに・・・」
自分「いやね、何事にも、程、程があるだろうが!!何だよ、この狸みたいなイラストは?これで一番?いくらなんでも監督だって怒るじゃないか。こんなのを掲げるのは、仙台支店応援同好会会長の私が許さん!!で、他には?」
里美さん「もういいです、絶対笑うから・・・」

昨年の山形戦以降、断幕を掲げるのは『事前申請制度』になりました。HPによれば・・・
許可できる掲出内容
1、 原則選手名及び選手・チームを応援する内容
※選手については、現在ベガルタ仙台に在籍する選手とします。
※選手の写真・イラスト等を使用する場合は事前に選手本人の承諾を得てください。
2、 上記以外の内容につきましては、クラブの判断とさせていただきます。
ということになっているらしい。ということは、この狸顔のイラスト断幕を掲げようとするならば、事前に監督に対して承諾を得なければならない。確かに、悪意などはないので監督も渋々承諾はすると思うのだが、守らなければならないのは監督のプライドでもなければ、彼女たちの自己満足でもなく、「ユアスタの品位」なのである。チームを鼓舞する。選手を鼓舞する。サポーターの心を鼓舞する。そのような断幕以外は、決して掲げるべきではないというのが私の考えです。

そう考えていくと、ユアスタには各々の応援チーム名が大きく記載されている断幕もたくさんあるけど、あれはどうなんでしょうか?いやね、決して「駄目!!」と言っている訳ではないんだけど、自らのチーム名がデカデカと記載されている断幕を掲げる意味が私には分からないのです。そのような断幕を見て、選手や我々一般のサポーターの心が鼓舞するでしょうか?批判覚悟で言えば、あれは「各チームの自己満足の為だけにある」と思えてしょうがないのです。ユアスタは我々サポーターの共有財産であり、そのような聖地では特定の「団体名の宣伝」や「偏った思想、言動」など許されるはずは有りません。断幕とは、我々サポーターと選手の心を繋ぐ「絆」であるべきです。

さて、明日はベガルタンと彼女たちが実際にランチを食しながら考えたキャッチコピーを紹介しながら、断幕の品位について考えます。

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