2012年3月23日金曜日

困りましたな

基本的に、私が書き込んでいる内容はベガサポ内ではマイノリティーの考え方であり、決して多くのベガサポが抱いてあろう感情とは必ずしも一致しません。昨日の書き込みは、自分なりの感想を率直に書き綴ったものですが、その内容に対しての雑感は千差万別であり、普段なら全く届く事のないメールが13通も届いていました。おそらくは、これが鳥栖とか広島戦で起こった出来事であれば、何の問題もなくスル―されていたんだろうけど、起こった出来事が「レッズ戦&ロンドンを狙っていた将来有望な選手」であることによって問題が大きくなってしまいました。レッズのパワーは、そしてレッズサポのパワーは、チーム成績が凋落しようとも、マジで残留争いをするようになっても、間違いなくリーグ屈指である事は明らかですな。

本来であれば、このような後ろ向きの内容ではなく、明日の大宮戦に関しての書き込みがしたいんだけど、そうもいかない雰囲気になってきたので、皆様から頂いたメールや、書き込まれたコメントに対する返答をしながら、昨日までの段階では上手く伝えきれなかったベガルタンの考えを述べさせていただきます。なので、今回戴いたメールや書き込みに対して、個別に返答をする事はありません。ごめんね。

「べべべ氏」のコメントにもあるように「仙台の選手が悪意あるプレーをしているようには見受けられません」というのが、ベガサポマジョリティーの総意です。田村は「札つきのワル」ではなく、過去に同じような接触プレーをしたこともなく、故意に悪質なファールを何度も何度も繰り返して行なうような選手じゃない事は、多くのベガサポが知っています。しかし、レッズサポはそんな事は知りません。そこで大切になってくるのが、田村自身のその後のプレースタイルです。

メールを送ってくれた「赤鬼氏」のように、「田村はその後のプレーでも、悪びれることなくカニバサミタックルを執拗にしかけてきたよな?つまり、明らかに故意ということじゃないのか?あいつにとっては、大きな怪我の危険性があるタックルが普通のプレーなんだよ。こんな奴を擁護するなんて、お前も同類と言う事だな」と考えるレッズサポは決して少なくないであろうことは、同様のメールが多数届いていることからも明らかです。

そして「赤赤赤氏」のコメントのように、「田村のタックルは、明らかに足を削り取りにいっている。更に唾も吐きつけている」と捉えているレッズサポは多いようで、おそらくは無意識にしたであろう「ツバ吐き」でさえ、彼らは「危険なタックル」と結び付けて事象を複雑にしようとしています。

さらにメールをくれた「大宮育ちのレッズサポ氏」などは・・・
「誰だって田村が、故意に、わざと選手生命を終わらせるような怪我をさせようしたなんて思っちゃいないんだよ。問題の本質は、そのプレーが悪質か否か?なんだ!!Jsゴールで試合内容のレビューを書いている神谷氏の書き込みを読んだか?わざわざ最後に彼は「この試合ではたびたびフィジカルコンタクトの激しいプレーが見られたが、ラフプレーも目立った。激しい球際の攻防はサッカーの魅力の1つだが、一線を越えたプレーは暴力でしかない。熱気は必要だが、狂気は無用だ。激しく、それでいてクリーンなファイトでスタジアムを沸かせてもらいたい」とまで書いて、仙台の選手のラフプレーを批判しているんだぞ?これが一般的な見解なんだよ。だから、お前のように、都合の悪い時だけ「ベガサポ目線」と逃げ道を作るのは卑怯だ」とご立腹。

それと同様の考えとしては、メールをくれた「年老いたレッズサポ氏」のように・・・
「田村本人が謝罪したのであれば、チームとしてもオフシャルな形で、何らかのコメントがあってもいいのではないですか?他人の家の大事な選手に大きな怪我をさせる直接的な要因を作っておいて、親であるフロントは「知らんぷり」ですか?それでは事故を起こされて、子供が怪我をさせられた方の親は黙ってられません。起こってしまった事はしょうがないし、田村も反省し、本人に直接謝罪しています。だからこそ、仙台のチームとして、何らかの行動なりコメントがあってもいいのではないでしょうか?」と、チームの方針にまで、その批判の矛先は向けられています。

このように問題が複雑化しそうになった時は、原点に返ってシンプルに対応するしかありません。頂いたメールを精査すれば、大きな論点は3つです。
1.田村のプレーが故意か否か?
2.田村のプレー(タックルのみならず行動全般)は悪質か否か
3.チームとして公的に謝るべきか否か?

まず、故意じゃない事は、田村自身がとった本人への直接謝罪や、自身のHP上へ迅速にアップした謝罪文からも分かって欲しいところです。そうなると今度は、田村自身のプレースタイルが問題となってきます。ある意味タックルは、田村自身が長年かけて作り上げてきたプレースタイルなので、「明日からは一切、タックルはしません!!」宣言なんて絶対に出来ないはずです。じゃあどうするか?その答えを本人でない我々が「あーだこーだ」言うのは田村本人に失礼であり、その解答は「実際の試合」でしか知る事は出来ません。ただし、今後どのようなプレーをしようとも、私は田村を応援します。

最後にチームとしての公的な謝罪ですが、実際の試合でファールを取られなかった接触プレーに対して、チームが公式に謝罪しなければならない状況はノーマルとは思えません。もちろん、公的にではなく、内々に「うちの田村が・・」とレッズフロントに対して謝罪はしているとは思うけど、それをオフシャルな形で発表すると言う前例を作るのには抵抗があります。今回の場合で言えば、イエローもレッドも出ていないプレー事案に対して、チームが公的に謝罪すれば、その余波は全てのチームに大きな影響を与えかねません。このような時は、アンオフシャルで物事の解決を図るのが大人と言うものでしょうな。

最後に「赤黒氏」へ、アイムソーリー法のきっかけとなった「亡くなった少女」の話は、「悪しきアメリカ訴訟社会」への鉄槌を下しました。しかし、ポートランドに住んでいる知人から「レストランの駐車場に止めていた車にぶつけられても、相手は全く謝らないんでキレた!!」というメールが届いたように、多くのアメリカ市民の意識を変えるのは大変のようです。その点、田村は直接的に謝罪しました。これで許してくれとは言いません。納得してくれとも言いません。しかし、田村本人の誠実な気持ちだけは理解して下さい。

明日は大宮戦、ビート大宮!!

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