2012年3月26日月曜日

大宮戦をちょっとだけ

何とか勝てましたな。前半の30分過ぎ辺りまでは、全くと言っていいほど良いところが無かったのですが、これらの要因が「大宮の出来が良かったから」なのか、それとも「ベガルタの出来が悪かったから」なのか?を分からないところが素人の哀しいところです。どっちだったのでしょうかな。

浦和戦からのメンバーの変更は「ウイルソン⇒柳沢」だけ。監督のコメントによれば「ウイルソンに疲れが見えたから」ということですが、ウイルソンが本当の意味でチームにフィットしているかどうかは素人目線で見れば「フィットしているような・・・でも、チョット物足りないような・・・でもでも、まあまあかな・・・みたいな気もするんだけど、もっと、こう、ズドォーーーーーーンっていうシュートを放って欲しい」と思っている今日この頃です。ウイルソンに、これ以上の事を望むのは無茶なのでしょうか?だとしたら、彼のスキルは「それなり」と言う事になってしまいます。しかし、私の期待は「もっともっと高い」ところにあり、「ボールを収められるし、前線からの守備も献身的だ・・」くらいの評価では甘受出来ません。サッコーニのスキルが飛躍的に上がる事は現時点で考えにくく、その意味でもウイルソンには「お前は頑張ってくれ・・・」と願わずには居られませんな。

前半、富田のシュートがクロスバーを直撃したあたりから、試合の流れが微妙に変わっていった事は何気に感じました。しかし、何が良くなったのかは素人には分かりません。確かに、無理やりボールを繋ごうとして苦しくなり、結果的に奪われてカウンター・・・また繋ごうとして奪われてカウンター、何とか凌いでセットプレーに逃げるしかないんだけども、結果的にそのセットプレーから失点。まあね、1失点ぐらいはしょうがない・・・ここから攻めダルマになって怒涛の攻撃を見せてください!!って思ってたんだけど、この失点をしてからも、エヴァのシンジ君のように「逃げちゃ駄目だ・逃げちゃ駄目だ・逃げちゃ駄目だ・・・」と言わんばかりに、繋ごう・繋ごうという姿勢に固執。チームが新たにチャレンジしているコンセプトを忠実に守ろうとする姿勢、もしくは「この繋ぐサッカーでゲームを支配したい」という気概が、この大宮戦の前半で言えば「悪い意味で弊害」となっていたような気がしますな。

試合後の選手のコメントによれば「後半はロングボールを多用した」とのことですが、実際に試合を見ていても、そこまで多用していたとは感じられません。しかし、前半よりもスペースへ放り込む頻度が多くなってきたとは感じられました。これはきっと、苦しくてもボールをインターセプトされても「ボールを繋ぐ」というスタイルにチャレンジした結果、一回でも二回でもロングボールを蹴り込むと、選手からしたら「多用した・・・」と感じられるのでしょうな。

今年になって、自陣でのボール回しからピンチになる頻度や、林がバイタルエリアからおもいっきり飛び出して対応する回数が明らかに多くなりました。その度に、私の周りでは「そんな危ないところでパスを回す事は無いだろうが・・」とか「もっとセーフティーに守れって!!」という愚痴が多く聞かれます。えぇ、マジでメチャクチャ多いっす。本来ならば、そんな愚痴を言う周りの仲間に対して「あのね、今年チームは、新たなコンセプトにチャレンジしようとしているんです。そのコンセプトこそ、望月監督時代から、チームが・選手が・そして我々サポーターが夢にまで見た憧れのスタイルである「人もボールも動くサッカーであり、バルサのようにはいかないまでもポゼッションを高めてゲームを支配するサッカー」なのです。今は試行錯誤の段階なので、ミスもするでしょうし、結果的に失点しちゃう場合だってあるかもしれません。でも、昨年までのサッカーでは何気に限界が見えてきたでしょ?だからこそ、今年チャレンジしてるんです」と説明できればいいんですが、中々できないんだよね。



後半になったら、前半の苦しみが嘘のような試合展開。その理由が、ただ単に「ロングボールを多用したから・・・」だけでは、素人の私でさえ理解に苦しみます。何が変わったのでしょうか?何となく分かっている方が居れば、是非ともお教え願いたいものですが、この状況を「試合の流れが変わったから・・」だけで解決するのは無理と言うものです。多少なりともサッカーに詳しい方のブログを読むと「前半のハイプレスが90分間もたない事は分かっていた・・」みたいな事が書かれていましたが、「90分間もたない戦術」というのが、現実的に有用なのかどうかは理解に苦しみます。おそらく、仙台が試合のペースを握ったのは「大宮サイドの体力」が理由ではないとは思うんだけど、そうかといって「本当の理由」など分からないところが素人の辛さですな。

太田のプレーがチーム好調の要因なのは誰もが分かっているとは思うけど、個人的には「関口のプレーが大人になって、時にリャンのようなゲームコントロールが出来るようになった」ということもチーム好調の要因の一つだと思っています。勝負する時は勝負し、落ちつかすときは落ち着かせる・・・。決してエゴに走る訳ではなく、そうかと言って消極的ではない・・・。今まで同様に献身的な守備はするけど、攻撃のスイッチが入ったらリスクを冒してでもゴールを狙う・・・。太田と関口の成長と、リャンの離脱。この事は必然なのか、それとも偶然なのかは分かりませんが、必然と思う事によってのみ「チームの進化」を感じる事が出来ます。この感覚、本物だといいですな。

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