2012年2月24日金曜日

ヤングマン集客ミッション 覇道編

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ヤングマン集客ミッション 覇道編

ユアスタの観客比率は「男6・女4」で、これは全チームの平均と同じです。そんでもってリーグ全体の観客の平均年齢は、だいたい38才くらいなんだけど、今度はこのデータをチーム別に確認します。私の個人的な「ヤングマン集客ミッション 覇道編」は、その後から書き込みます。

チーム別の平均年齢
    札幌  仙台  山形  大宮  新潟  名G  大G  福岡
10年 44,3  38,4  37,2  40,4   43.5   35,1   35,4   35,8
11年 45,8  39,9  39,5  41,2   45,1  37,4   36,2   34,7

いやぁ~~、自分的には「ユアスタの高齢化のスピードは尋常じゃないよ・・」と思っていたんだけど、それほどでもなかったんだね、ひと安心しました。それより何なの?札幌と新潟の高齢化率は?38才くらいでも「マズイよなぁ
~~」と思っているのに、札幌や新潟なんて、当たり前のように45才オーバー・・・。この辺の原因が何なのかは分かりませんが、このまま何の戦略も持たずに時が過ぎれば、ユアスタの平均年齢も札幌や新潟と同レベルになる事は必定です。いやね、別に「年寄り臭いスタジアムが嫌だ」と思っている訳ではないんですよ、私だって「そろそろ平均年齢」を上げている一人だし。でも、やはりスタジアムにおける「活気の源」って、若者じゃないですか?試合で選手入場の直前、さあ、いよいよ決戦だ!!って思って気持ちを入れ直している時に、前列のお婆ちゃんとお爺ちゃんの会話が「3丁目の義子ちゃん、告別式の日程が書いてあった回覧板は読んだか?」「ああ、読んでハンコ押して隣に回しただ・・」みたいな会話をされてみい?絶対に萎えるって。

そんな前置きをしつつ、ようやく「ヤングマン集客ミッション 覇道編」に入ります。

何度も言うけど、試合内容や、スタジアムが作り上げる雰囲気やイリュージョンによって観客動員を増やしていくのが「王道」である。しかし、「王道」だけでは上手くいかない時代が存在するのも確かであり、日本においては戦国時代などがこれにあたります。どちらかと言えば、戦国時代は、王道よりも「覇道」でしたな。ちなみに一般的な解釈として、覇道とは武力や権力などのように「力」によって国を統一し、治めようとする者の道で、王道とは人徳や道徳などのように「徳」をもって天下を治める者の道のことをいいます。

日本の経済状態は長引くデフレによって足腰はガタガタ、さらに昨年起こった大震災によって、我々の故郷である宮城・仙台は壊滅的なダメージを受けてしまいました。このような状況の時に、サッカーに対して関心の無い友人・知人等に「一緒にサッカーを観戦しようよ」と誘っても、彼らの答えが私の日課である「キャバクラにおける店外デートの誘い」と同じように、「ごめん、この後、用事が入っているのよ・・・」と断られるのは確実である。この状況はまさに、戦国時代並みの厳しさです。昨年、チームは若者の集客をアップさせようと、学校関連に営業をかけましたが、さしたる成果は得られませんでした。大震災があった年に、収入が殆ど無い学生相手に営業展開するのは、枯れ果てた井戸に水桶を入れるのと同じくらいのバカげた行動だったかもしれません。じゃあどうするか?

このような時は、日本全国で行われているマーケティングを模倣するに限ります。デパート、コンサート、各種イベント、雑誌の売り上げ、どの業種でも売り上げの落ち込みは尋常ではなく、これらの担当マンは常に頭を痛めている状態です。そんな彼らが、共通して新たなマーケティングのターゲットにしようとしているのが「可処分所得が比較的大きい20~40代の独身女性」であり、その動向は「女性が入りやすいカフェ」「レディースデイ」「女性向け雑誌」などを企画する店舗や業種の増加を見ても明らかでしょう。なので、ユアスタでも、これらの戦略を模倣します。集客ターゲットを「若者」とか「家族」ではなく、「20~40代の独身女性」に絞るのです。

まず最初にやる事は、GLAMOROUS (グラマラス)、BOAO (ボアオ)、RUSSH JAPAN (ラッシュジャパン)といった30代の女性に人気のある雑誌とのタイアップです。例えば「一推し、仕事が出来る女性はアフター5のスタジアムでも輝いている」とか「スタジアムファッションが、街に飛び出すとどうなるか?」とか「シングル女性がナンパされやすい場所はスタジアムだった・・」みたいなコラムを連載させます。当然、場所はユアスタ。そこを舞台にして、実際にシングル女性を数名選らんで、ユアスタにおけるサクセスストーリーを公開させるのです。そこそこの美形を使って、スタイリストやデザイナーも協力させれば、スタジアムでナンパされることは確実です。何て言うの、スタジアムで見かける女性って、雪山のゲレンデで遭遇する女性のように、みんな輝いて見えるんだよね。

そして、それと連動してベガルタ仙台の協賛会社ともタイアップします。企画書的には「スタジアムで映えるブランド」みたいな感じで、LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)の担当者と藤崎の担当者に智恵を出してもらったり、「女性のスタジアム通勤に便利な車は?」みたいな企画では、スポンサーになっていただいている自動車販売会社の叡智を結集、さらに食品関連のスポンサーさんからは「30代の女性が食べたいスタジアムグルメ」を考えてもらうなど、とにかくマーケティングの対象者を「若者」といった広いエリアではなく、「30代の女性」と言った感じで徹底的に絞り込むのです。

開幕戦は「レディースデイ、食材半額」とか、レディー専用の喫煙スペースやレディー専用ゲートの新設、レディースデイはベガルタカードのポイント3倍とか、映画会社などともタイアップして「ユアスタの中心で愛を叫ぶ!!」みたいな映画も公開。ペットの預かり所はペット関連の業者と、そして託児所は子供向け衣服やスポーツジムを展開している業者とタイアップして、ペットブームやシングルマザー対策も万全にする・・・。とにかく、試合内容で観客が集まらないのであれば、覇道が絶対に必要だと思うベガルタンです。

次回は、ヤングマン集客ミッション 外道編です

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