2012年2月21日火曜日

年間チケット保有者の先行入場に想う

自由席において、自分が欲する座席をキープしたい、応援したい、観戦したい・・そのような事を願っているライトサポの知人は常々私にこう言っていました。「ユアスタの応援スタイルの中で、最も改善しなければならない諸悪の根源は先行入場だ」と。指定席と言う、自らの座席が確保されている特別保護区の住人である私からすれば「そんなことが諸悪の根源になりえるのか・・・」との想いはあるのだが、そのような意見を述べる知人の数は決してマイノリティーではなく、その人たちからすれば、年金改革や社会保障改革、さらには議員定数の改定よりも早急に改革をしなければならない事象こそ「先行入場」ということのようです。

昨日、チームからこの件についてリリースがありました。

SOCIO CLUB GOLD(年間チケット保有者)の先行入場について
2012シーズンよりSOCIO CLUB GOLD(年間チケット保有者)のお客様への
特典として先行入場ゲートを設置いたします。これに伴い、SOCIO CLUB GOLD(年間チケット保有者)の先行入場を従来より、15分早めた試合開始2時間45分前より開始いたします。一般入場(REGULAR会員・ビジター含む)は30分後の、試合開始2時間15分前より開始いたします。

なんでも、これと並行して優先ゲートは閉鎖されるそうだし、今まで公然のタブーであった「事前の準備とか、待機列の短い指定席チケット入場者に交じった兵(つわもの)が、己の仲間の為に自由席エリアの一等地を大量キープ」みたいな不正にもメスを入れるようです。おそらくは、これに伴って自由席ゲートのチェックをディズニーランド並みに厳重にして、これまでは当たり前であった「指定席チケットで自由席入場」という禁じ手を不可にするようですな。

この件について、私の意見にブレはなく「より多く、そして最も効率的に努力した物が、一番おいしい果実を手に入れる事は資本主義経済圏で生活する以上当然だが、その前提としてシステム(入場方法)が公平・公正であること」である。仲間と前日あたりからチームを組んでシート貼りをして並び、そして実際に並んだ人数分だけ座席をキープする・・・。このような方々が、ゴール裏の最前列や、コアゾーンと呼ばれる場所を確保する事に対しては、何の嫌悪感もありません。最も努力した者が、最前列をキープするのは当然だからです。

しかし、これまでは当たり前のように先行入場者が自分たちの座席を大量に確保してきたという事実があり、この件においてはチームスタッフも多くのライトサポも目をつむってきました。今回のリリースは、Sバック座席の増設をとっかかりとして、何とか改めたい・・・と思っていたチームが頑張った結果なのでしょう。このような改正をしても、完璧に不正を無くす事などは不可能でしょうが、不正を減らすことはできるはずです。ここはチームの頑張りを期待しつつ、不正をしている方々の『良心』を信じましょう。

同じチームを愛する人たちが不正をしている、しかも公然と・・・。このような方々が、何食わぬ顔で「絆」を連呼していた事に対して、私の知人は憤りを感じていました。絆を大切にする・・・当然です。ただし、その前提には互いの信頼関係がなければなりません。現状で、ライトサポとコアサポとの間に信頼関係はあるのでしょうか?今回のチームの措置で、その気薄となっている信頼関係が再構築出来ればいいですな。

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