2016年6月7日火曜日

横浜戦


えー、残念でした。しかしながら、前半の出来はといえば、失点時以外は『いい感じじゃないか・・・』といえるくらいの安定感。まあ、それでも負ければ「なんだかなぁ~~」との思いはありますが、これもサッカーです。でも、いい感じの前半でした。

内容的に秀逸、でも負けちゃった。これをどう考えるか?が今日の問題です。長い間、会社の会議でのベガルタンのポジションは「かませ犬」でした。つまり、上司からの怒られ役です。そんなベガルタンも、気が付けば「会議のかませ犬会議のまとめ役」へとポジションチェンジ。そんな立場になって、ベガルタンは後輩たちからの『言い訳』に困惑することが多くなりました。

それは、ベガルタンも活用していた言い訳「結果は伴わなかったが、進むべき方向性やアクションは決して間違ってはいない」であります。これはねぇ~~、ベガルタン自身も大いに使いました、使いまくりました。「残念ながら結果は出なかったが、このアクションは継続したいと思います・・・」嗚呼ー、懐かしい・・・このフレーズを聞くと「かませ犬」だった当時を思い出すよ。

横浜戦も、内容は悪くなかった・・と言うよりも良かった。しかし結果は出なかった。この場合の評価は、チームが目指している「未来」との対比で変わってきます。チームの目標は「トップ5」、だとするなら、「トップ5」を目指すうえで「このカップ戦の予選突破はマストか否か?」を考えればいいよね。

試合後、鍋監督は・・
「グループステージ敗退というものが最後にのしかかってきましたから、やはり、全員出られたから良かったね、というのは、去年までにして、今年はしっかりと、その中でも勝点を重ねていく、勝ち星を積み上げていくということで、もっともっと我々の、チームとしての成長、個人としての成長につながったのかなと思っていますから、前節の川崎F戦、今日の横浜FM戦と、Jリーグヤマザキナビスコカップでの敗戦というものが、非常に悔しいし、残念です」と語っています。

つまり、個人的な「経験値の上積み」をチームとして求めていたのは「昨年まで」であり、今年は「さらなる高み」へ行くために結果が欲しかった・・・という事になります。そのような視点で考えれば、中村のPKは残念無念でした。前半の終了間際、ここでのリスク管理がチームとして出来てなかった・・。これは昨年から継続している課題ですが、その課題をクリアーできてないことが「もっとも残念無念な点」なのでしょうな。

何度も言いますが、この試合は良い試合でした。2点目だって、チョット重心が前に行き過ぎてしまった結果であって、1点ビハインドの状況では想定内の失点です。問題はタダ一つ、ゴールを決めることが出来なかっただけです。仮に前半1-1なら、2失点目のリスクはかなり軽減されたはずですし、多かったセットプレーからゴールできていれば、横浜が仙台にしてきた「多少重心は後ろにしつつ、チャンスがあればカウンター攻撃」で、より有利となっていたことは確実です。

こう考えると、多くの元凶は「ゴールできない事」に起因していることが分かります。横浜戦だって、負けるにしたって「1点くらいは・・・」と思えるし、今年のチームは完封が期待できないだけに、だったらだったで「ゴール決めなきゃ勝てねーよ」だよね。

堅守と言われたのは過去の話です。ボールを保持して、より攻撃的なチームへと変貌しようとする選択をした以上、多少の失点はドンマイ・ドンマイ。今のベガルタにとって大切なのは、「毎試合のように完封」を目指すよりも、「毎試合のようにゴールを目指す姿勢」が肝要。だって、かなりの確率で失点するんだから、勝にはゴールを決めねばなりません。
 
「攻撃と守備」どちらも平均的にスキルアップするのは理想、しかし、それをベガルタ求めるのは酷というもの。だとしたら、ゴールが決まりだすまで、現状の貧打戦を受け入れる覚悟は必要でしょう。まあ、永遠に決めださないかもしれませんが。

 とにかく、我慢です。

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