2016年6月21日火曜日

甲府戦


予定通りというか、何というか、甲府戦は試合開始5分後にユアスタへ到着。自分としては「意外と早く着いたな・・」と満足していたのだが、速攻で電光板を見ると「0-1」になってて軽くショック・・。
 
障がい者用スペースにある手すりにつかまりながら「俺の、俺のせいだ・・俺がホテルでトラップを仕掛けていれば・・・」と自問自答しながらガックリ。それを隣で見ていた、障がい者スペースで観戦されていた方は「なんなんだよ、この、おっさんは・・」と不思議に思ったでしょうな。

試合内容はご存知の通り。仙台が攻めつつ、時折甲府が攻め、また仙台がボールを握りつつ攻め、忘れた頃に甲府がカウンター・・・一試合通じて、大体こんな感じでした。先制されたものの、ベガルタンの実感としては「これ、なんとかなりそう・・」であります。「引かれた場合にどうするか?」はベガルタの課題であることは知っていますが、なんとかなりそう・・・と、試合を通して思っていましたな。

他チームのサッカーを「あーだ、こーだ」言うほど、ベガルタのサッカーが洗練されているとは思えないので、「ドン引きしやがって!!」的な批判をするつもりはありません。甲府の監督は、現状のチームで最適な戦略・戦術を選択し、その通りに戦ってきました。
 
甲府の目標が「残留」だとするのなら、残留争いに仙台が加わった場合、怖いのは新潟や鳥栖ではなく、「ブレないで戦ってくる甲府だ」と思っています。この日の甲府の戦い方を見て、ベガルタンは「呆れる」よりも、あそこまでやりきる甲府と言うチームに驚きましたな。

結果的に先制したから「甲府は守りに入った・・」とはベガルタンは思いません。おそらくは、「先制しようが、しまいが」、甲府のスタンスは変わらなかったはずです。怪我人が多く、アウエー、チーム状態も良くはない・・・。そんな時に「重心を後ろにおく戦い方」を選択するのは極めて自然です。結果的に早い時間で先制したもんだから、「ここからドン引きすんのか??」と感じたかもしれないけど、ベガルタン的には先制しようが、しまいが、甲府の戦い方は変わらなかったと思っています。

ただし、ベガルタも経験があるけど「あのような戦い方は、選手やサポーターに対して過度にストレスを与えます。未来を感じられなくなるんだよね、ああゆう風な戦い方しかできないと。結果として、楽しくない観客数が減る選手が去る勝てないもっとつまらなくなる関心が薄くなる観客数が減る楽しくないどころか哀しい・・・みたいな、負のサイクルに陥る可能性は激高です。

ラスト10ゲームくらいだと我慢もできるのよ、選手もサポも。「とりあえずは残留しないと」という共通認識がシンクロさえされれば、1~2ヶ月単位での我慢は、全然我慢じゃありません(経験則では)。しかし、今はまだ6月。この時間軸はヤバイよね。だって、まだまだシーズンは長いから。

仙台だって「たまたま4連勝」しているだけで、ここの成績が「2分け2敗」くらいだったら、余裕が無いどころか、お尻に火が付いていることは確実です。鍋監督へのプレッシャーも、今とは真逆でしょうな。
 
今現在でも、ベガルタンは鍋監督懐疑派ですが、さりとて「負けた方がいい」とか「解任しろ!!」というスタンスではありません。チームとしての目標が達成できなければ、継続する必要はない・・と単純に考えているだけです。達成してこそ、監督もチームも、次のステップへ行くべきだと思っています。

 
ハモンのゴールが決まった瞬間、ベガルタンは勝利を確信。もたないよ、あんだけ攻められれば。だからといって、「あんなサッカーしやがって・・」とか「可哀想だな・・」とは思いません。他チームのサッカーを卑下したり同情した瞬間から、立場が逆転することを知っているからです。今はただ、目の前の磐田を叩き潰すことに集中するのみです。

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