予定通りというか、何というか、甲府戦は試合開始5分後にユアスタへ到着。自分としては「意外と早く着いたな・・」と満足していたのだが、速攻で電光板を見ると「0-1」になってて軽くショック・・。
障がい者用スペースにある手すりにつかまりながら「俺の、俺のせいだ・・俺がホテルでトラップを仕掛けていれば・・・」と自問自答しながらガックリ。それを隣で見ていた、障がい者スペースで観戦されていた方は「なんなんだよ、この、おっさんは・・」と不思議に思ったでしょうな。
試合内容はご存知の通り。仙台が攻めつつ、時折甲府が攻め、また仙台がボールを握りつつ攻め、忘れた頃に甲府がカウンター・・・一試合通じて、大体こんな感じでした。先制されたものの、ベガルタンの実感としては「これ、なんとかなりそう・・」であります。「引かれた場合にどうするか?」はベガルタの課題であることは知っていますが、なんとかなりそう・・・と、試合を通して思っていましたな。
他チームのサッカーを「あーだ、こーだ」言うほど、ベガルタのサッカーが洗練されているとは思えないので、「ドン引きしやがって!!」的な批判をするつもりはありません。甲府の監督は、現状のチームで最適な戦略・戦術を選択し、その通りに戦ってきました。
甲府の目標が「残留」だとするのなら、残留争いに仙台が加わった場合、怖いのは新潟や鳥栖ではなく、「ブレないで戦ってくる甲府だ」と思っています。この日の甲府の戦い方を見て、ベガルタンは「呆れる」よりも、あそこまでやりきる甲府と言うチームに驚きましたな。
結果的に先制したから「甲府は守りに入った・・」とはベガルタンは思いません。おそらくは、「先制しようが、しまいが」、甲府のスタンスは変わらなかったはずです。怪我人が多く、アウエー、チーム状態も良くはない・・・。そんな時に「重心を後ろにおく戦い方」を選択するのは極めて自然です。結果的に早い時間で先制したもんだから、「ここからドン引きすんのか??」と感じたかもしれないけど、ベガルタン的には先制しようが、しまいが、甲府の戦い方は変わらなかったと思っています。
ただし、ベガルタも経験があるけど「あのような戦い方は、選手やサポーターに対して過度にストレスを与えます。未来を感じられなくなるんだよね、ああゆう風な戦い方しかできないと。結果として、楽しくない⇒観客数が減る⇒選手が去る⇒勝てない⇒もっとつまらなくなる⇒関心が薄くなる⇒観客数が減る⇒楽しくないどころか哀しい・・・みたいな、負のサイクルに陥る可能性は激高です。
ラスト10ゲームくらいだと我慢もできるのよ、選手もサポも。「とりあえずは残留しないと」という共通認識がシンクロさえされれば、1~2ヶ月単位での我慢は、全然我慢じゃありません(経験則では)。しかし、今はまだ6月。この時間軸はヤバイよね。だって、まだまだシーズンは長いから。
仙台だって「たまたま4連勝」しているだけで、ここの成績が「2分け2敗」くらいだったら、余裕が無いどころか、お尻に火が付いていることは確実です。鍋監督へのプレッシャーも、今とは真逆でしょうな。
今現在でも、ベガルタンは鍋監督懐疑派ですが、さりとて「負けた方がいい」とか「解任しろ!!」というスタンスではありません。チームとしての目標が達成できなければ、継続する必要はない・・と単純に考えているだけです。達成してこそ、監督もチームも、次のステップへ行くべきだと思っています。
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