さて、週末は横浜戦。開幕戦では、大変ありがたいことに中村は参戦せず、そのメリットを甘受しつつの辛勝。確かあん時は、総シュート数が2~3本くらいだったから、試合を振り返っても「よく勝ったよなぁ~~」みたいな、ため息が連チャンしてました。ひいき目に見ても、可能性があったシュートは「決まった三田の一本のみ」でした。それでも勝てるところがサッカーの「魅力」であり、逆サイドから見ると「残酷」さでもあります。
新潟戦、ガツガツ攻撃しているように思うも、後半放ったシュート数は「4本」でした。うまいこと、セットプレーとカウンターで仕留めましたからな。横浜戦でも、目指すべきは「これ」でしょう。横浜相手にガンガン攻撃できるとは思えないし、4点取れる可能性は激低のはず。だとすれば、重心を低くする時間帯を多くしてからのカウンターとセットプレー、これしかありません。
鍋監督は事あるごとに「ゲームをコントロールする時間を増やしたい、主導権を取りたい・・」と語っています。さらに「そこをチームとして目指すからこそ、現状のトライがある。苦しくても続けるか、それが嫌なら、以前のように引いて守ってカウンター狙いに徹するか、我々は、苦しくてもチームをワンステップ上げたい、進化させたい、強くなりたい、そう考えています」とも語っています。
本質論から言えば、鍋監督の主張は正論です。「縦に早い攻撃が世界の潮流」になりつつあるにしても、ホームの鳥栖戦のように「シュートが一本も打てず、ゲームを支配することなく、どちらかと言えば守りの時間が多い・・・・」のでは、どんなライトサポだって「また見に来よう・・・」などとは思いません。
別にバルサのようなサッカーを・・とは思ってなくても、「もうチョットはボールを持って、攻撃的に行きたい・・」とは、誰しもが思っているはず。そこで大切になってくるのが、現実の結果です。チームは現状、勝ち点14を確保しての14位。表面上は「苦しい成績だが、チームとして変化を、ステップアップを目指してるんだからしょうがない・・・」と考えられないこともありません。
しかし、チームとしての目標は、あくまでも「トップ5」です。ここがブレてしまうと、議論の入り口にすら入れなくなります。鍋監督も、テグ監督同様、我々サポには「ロードマップ」を語りました。簡単に書くと、確かこんな感じ「トップ10⇒トップ5⇒ACL⇒優勝」
もちろん、営業がセールスする際「今年は残留が目標ですが、なにとぞスポンサーに・・」と言うよりも、「今年の目標はトップ5、そのためにも、どうかスポンサーに・・」の方がいいよね。その気持ちは分かるから言いたくないんだけど、だけども言います。「トップ5が目標なのに、今年も残留争いですか?ドキドキじゃなく、ハラハラですか?何年待てばいいのですか?」と。
チームに様々な問題があるとは知っています。現場も営業も頑張っているのでしょう。しかし、結果が出ない頑張りは決して評価されません。「メンバーが揃わなかった」「怪我人が多かった」「新たなチャレンジが熟成しなかった」等々、チームを変革する道のりには様々な障害が待ち受けています。そのたびに「しょうがないよ・・・」と言っていたのでは、それこそ進化などできないでしょうな。
鍋監督は今年で実質3年目。就任時には「ベガルタを立て直せるのは自分しかいない」とまで語ったところをみると、それなりに自信もあったはず。だとしたら、ベガルタンが言うべきことは「今年は結果を出してください」であります。「リーグ戦でも、カップ戦でも、結果を出してください」がベガルタンの希望。ベガルタンがもしも赤い彗星のシャアで、決して若くはない鍋監督の上司なら、間違いなくこういうでしょうな
日曜日のカップ戦は負けられません。
ビート・横浜!!
0 件のコメント:
コメントを投稿