2012年6月15日金曜日

ベガルタン、社長のコメントで考えを変える!!

昨日、ベガルタンは「個人的に「仙台は収穫期ではない」と言う前提に立っているので、監督やフロントには「成長期に沿った戦略・戦術でチームを導いてください」と書き込みました。現在のチームは、確かに収穫期には近づいてはいるものの「まだまだ「伸びしろ」はあるはずだから、これからも成長はできるはず・・」という視点に立っていたからです。しかし、日経に載っていた記事を読んで、その考えは修正しなければならなくなったのです。どんな記事が書かれていたかと言うと・・・

昨年快進撃を続けた結果、「人件費などがアップ⇒税引き後の利益も大幅ダウン⇒入場料収入は堅調なものの、広告料は苦戦⇒そのためにもカップ戦では予選を突破し、リーグ戦でもタイトルを狙える位置で戦うことによって盛り上がりを期待したい」みたいなことが掲載されていました。まっ、ここまでは、ある意味想定内的な記事だったんだけど、ベガルタンが驚いたのは社長のコメントです。どんな内容だったかと言えば・・・

「手倉森監督は5年目、コーチ時代も通じて育ててきた選手が円熟期を迎えている。ベガルタのような規模のチームが常に勝ちつづけることは難しい。今年は千載一遇のチャンスだ」

おおー、社長自ら「チームが円熟期を迎え、常に勝ちつづける難しさを何気にアピールしながら、今年は千載一遇のチャンス!!」って言いきってるよ!!ちなみに、千載一遇の意味を辞書で確認すると・・・

千載一遇 意味
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。▽「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味

えっ!?今年って、今のチーム状況って、「千年に一度偶然訪れるくらいの機会」だったんだー。嗚呼ー知らなかった・・・(個人的な見解としては、10年に一度くらいはあるんじゃないかと思っていたが、社長が千年に一度と言っているんだから、そっちの見解の方が正しいはずだ)。みなさーん!!今、ベガルタの置かれている状況は「千年に一回あるかないか」という、ベリー・ベリー、アンビリーバボーな出来事なんですよ!!千年に一回なんですよ!!だから、皆でユアスタに集まって、金環日食を全国民で観たようにベガルタの試合を観戦しましょう!!何せ千年、千年に一度ですよ!!

でも、社長が言っているんだから、妙にリアリティーはある。仙台は昨年4位でした。その結果を受けて、主力選手に対しては残留を求め、殆どの選手がチームに残りました。めでたし・めでたし、です。しかし、良い作用があれば当然反作用も出てくる訳で、結果として仙台の人件費はチーム財政を困窮させるくらいに高騰!!(昨年度は5800万だった黒字が、今季は1000万にまで減収、4位となった賞金が無かったら恐ろしい事になっていましたな)チームとしては、新たな収入を確保するなどの戦略を構築する必要性が出て来たということです。

仙台のように大きなスポンサーを持たないチームにとって、広告収入を安定的、かつ、大幅に増収する事は並大抵の難しさではありません。社長は「ベガルタ仙台レディースは、その為の新たな商材」と言いきっています。しかし、この新たな商材の効果に即効性は無く、あったとしても『なでしこリーグ』に昇格してからになるんでしょうな。浦和や名古屋の規模は無理にしても、せめて柏や広島くらいの収入があれば、現行の人件費なんて簡単にクリアー出来ます。問題は、その為の3~5憶円をどのようにして工面するかです。

最善の戦略は、「今年優勝して(賞金2憶円)ベガルタ仙台と言う企業価値を飛躍的に上げる」これ以外にありません。その結果して、スポンサー収入などが向上するでしょうし、入場料収入も飛躍的にアップする事は確実です。しかし、優勝出来るか否という曖昧な戦略でチーム運営をする訳にはいかないので、それ以外の戦略が必要になってきます。昨年度、ベガルタは積極的に若者の顧客を増やすべく、学校関連へ強烈な営業を掛けましたが、結果は撃沈!!思っていたように顧客は増やせませんでした。それならば若者がだめなら、思い切って年配者・ご高齢専用ゾーンを新たに作り、シルバーシートとして販売すると言うアイデアはどうでしょうか?

ベガルタ仙台では、この度、新たに「シルバーシート」を設置し、ご高齢の方でも安心、快適に観戦できるエリアを設置いたしました。60才を超えて、尚且つ年金を受給されている方であれば、どなたでもご応募できます。

エリア SバックのLゾーン一帯
価格 6万円 (年金支給月に1万円ずつ引き落とします。計6回)
サービス内容 
階段には全て手すりを設置いたします
 座席は「こたつ」仕様にし、寒い日でも安心・快適に観戦できます
 みかん1個と熱燗は2本までサービス(やまやさんから)
 ユアスタ地下の駐車所を使っての楽々観戦
 トイレも近くなるので、増設、そして全室ウォシュレット
 大人用オムツは常備
 苦しい試合が多くなると肩がこるので整体師を準備
 興奮して体調を崩す場面を想定し、医師と看護師は常時滞在
 万が一を想定して、お坊さんも完備(新たに石材屋・葬祭会館からのサポート)
 
民間が苦しいのであれば公的な資金に頼るしかありません。その公的資金の中でも、どの企業も狙っているのが数百兆円規模にも及ぶ「年金」であります。当然、ベガルタも収入増を狙うのであれば、この「年金」を見過ごす事など出来ないでしょう。ベガルタも、比較的富裕層で尚且つ年金受給者にターゲットを絞った戦略を立てる必要があります。ベガルタンの戦略はバカみたいなものばかりですが、そんな意見でも100とか1000とか集まれば、その中に「ダイヤの原石」のような意見が出てくるものです。チームの収入増の為、どのようにしたら観客増加できるか?多くの方の意見を求めます。

明日は札幌戦、勝ってもらわないと困ります。ビート札幌!!

0 件のコメント:

コメントを投稿