2012年6月7日木曜日

広島戦に想う

いやぁ~~凄かったですな、AKBの総選挙。うちのカミさんなんて、中原の同点ゴールよりも「えーーー!!ユキリンが、まゆゆに負けんのぉーー(;一_一)」って感じでした。自分としては、ベガルタの試合に集中したかったので「おい、タブレットで総選挙を見るなら、隣の部屋へ行けって!!うるさいんだよ・いちいち順位を発表をするときに会場が「うおぉぉぉ~~~~~~!!!!」って言うのが!!だいたいにして、負けてんだぞ。ゆきりんとベガルタ、お前はどっちが大切なんだ!!」と怒鳴れば、カミさんは「何よ、私はベガルタが勝つって信じているから心配なんてしてないだけよ!!えっ、あんた、心配してんの?チームを信じてないの?それこそ信じられないわ」と、一休さんも真っ青になるくらいの返答が返って来た。


そんな訳で、この日は総選挙と広島戦を一つの部屋で同時に観戦。嫌々ながらも視界に入ってくる総選挙の映像で一番印象に残っているのは、マリコ様のコメントですな。私たちが知っているAKBは表面状の華やかさだけですが、きっと見えないところでは、努力・研鑽・嫉妬・妬み・意地悪・・・・などの、どんな社会にでもある競争原理があるのでしょうな。ちなみに、ベガルタンはコジハル推しです。

さて、互いにメンバーを変えて挑んだ試合ですが、何気に広島のサッカーが変わっていたので驚きました。イメージとしては、徹底してショートパスなどを繋ぎ、相手チームを圧倒するポゼッションサッカーを目指していると勝手に思っていたのですが、引く時は全員でがっちり引いてラインを整え、そこからボールを奪ってカウンターを狙う事がチームのコンセプトになっているようでしたな。監督も代わり、何名かの主力もチームを去った以上、同じようなサッカーは出来ないのでしょうが、対広島と言えば「いつもポゼッションでは圧倒される・・」みたいなイメージがあったので、その意味で昨日の試合は新鮮に観れました。時代は変わるんだね。

公式なスタッツでは、広島が放った前半のシュート数は2本。そのうちの1本を決められるところに、仙台の調子が一時期ほどではないところが見受けられます。まあ今現状のデータを精査すれば、「失点の多さ」と「得点の多さ」は確実にリンクしているので、この事自体をもって「仙台の守備は駄目になった・・」とは言い切れませんが、やっばり、リスクを追って攻撃しようとすればする程、リスクに見合った失点をするのはしょうがないんでしょうな。ただし、現状の仙台はと言えば、リスクを遥かに凌駕するリターンを得ているので、これはこれで「チームは進化している」という証左のような気もします。昨年までのサッカーでは、監督も選手も、そしてサポーターも限界を感じていた・・・その限界と言う「殻」を打ち破る為に「さらに攻撃的な守備」を標榜し、チームや我々はリーグ戦にチャレンジしている・・・。そう考えれば、多少の失点は「チームが進化する為の成長痛だ」とも言えます。

後半になってから、明らかにチームの攻撃するテンポや精度が変わりましたな。前半は広島に引かれると「お手上げ」状態でしたが、後半になると「中央とサイド」それぞれに起点が出来るようになり、いい感じでサイドからクロスが入るようになりました。いくら素人でも、この変化の大きな要因が「奥埜⇒リャン」へのメンバーチェンジである事は分かります。奥埜にリャンのようなゲームコントロールを求めるのが酷だとは誰しもが思っているのでしょうが、「奥埜はまだまだ若手だから・・・」という言葉を投げかける方が奥埜自身にとってはショックのはずです。ルーキーだから・・・まだ試合になれてないから・・このような免罪符を奥埜に対して使っているうちは、我々も奥埜も不幸である事に論を持ちません。スタメンで試合に出ている以上、ベテランとかルーキーといった肩書など無いに等しく、あるのは「結果を出せるか否か?」の一点しかありません。奥埜には、結果を出せる選手になって欲しいものです。


今年は1点ぐらい先行されても「まだまだ時間はあるから追いつけるはずだ・・」と思えるようになりましたな。この事は昨年には無かった「ゆとり」でもあります。この「ゆとり」の数が多くなればなるほど、チーム力が上がった証拠になるので、もっともっと増やして欲しいですな。

中原のゴールは、本人も、そしてサポーターも、さらには起用した監督も大喜びでしたな。最近の中原と言えば、ベンチには入るものの、起用される時は「ロスタイムの守備要員」のような感じになっていたので、本人とすれば「忸怩(じくじ)たる思い」はあったはずです。しかし、思いはあっても結果を残す事は中々できず、FWとしては「赤嶺・ウイルソン・柳沢」に継ぐ存在でしかないのが現実となっていました。そして、このようなランキングを変える唯一の方法は「試合で結果を出すこと」以外は無く、その事は本人が誰よりも認識していました。そのプレッシャーは、AKBの総選挙における順位発表へのプレッシャーと同じくらいだったはずですが、そんな状況で中原は結果を残しました。本当に良かったです。赤嶺やウイルソンや柳沢がゴールしても嬉しいのですが、中原や富田や関口がゴールした時の嬉しさは、それとは違う意味で格別です。どうしてか?は何となく分かっているつもりですが、苦しい時代に「同じ釜の飯を食った仲間だから・・・」ぐらいの説明で十分でしょうな。

4 件のコメント:

  1. AKBとの玉石混合の記事、楽しく拝見させていただきました。現地で観戦した者としては、奧埜はバックパスや横パスが多く、攻撃的に有効なパス出しは出来ていませんでした。ユース時代と比べ、格段に身体もがっちりしてきて、もっとやれるのだと思うのですが、可能性はあまり感じませんでした。正直、残念でした。次、がんばって欲しいです。

    返信削除
  2. アカンベーのことは全くわかりませんのでそちらの映像はパスです。
    ゴールシーン、素晴らしい!何度も何度も見ました。
    セニョールさま、ありがとうございました。

    ※備考
    奥様はベガルタの負け試合をみたくなかったのでは?

    返信削除
  3. 匿名殿へ

    お初ですな
    そうですか、貴殿はライブ観戦ですか・・・羨ましすぎます
    奥埜に関しては素質はあるようなので、大事なのは場数でしょう
    素質が全くない選手に、チームが「7番」を譲る訳などありません
    しかし、大卒なので「ここ1~2年が勝負」とは思っています
    頑張って欲しいですな

    返信削除
  4. タカ殿へ

    そうですか、何度も観られましたか・・・
    貴殿は間違いなく中原ジャンキーの素質がありますな
    中原に限って言えば、来年などはありません
    あるのは「今年」でけです。
    来年あるかどうかは、全て今年の結果に掛っています。
    だからこそ、頑張って欲しいですな

    返信削除