2012年12月28日金曜日

補強について考える


ここに来て、とりあえずは補強の体裁というか、来期のスタッフ体制が、おぼろげながら見えてきました。

アウト 関口・内山・阿部・原田・サッコ・

イン  関・石川・和田・島川・ヘベルチ・

レンタル経由で退団 中島・高橋

正直、ヘベルチの実力は分からないし、石川や和田のスキルも分かりません。さらに言えば、島川が秋田で試合に出ていたかどうかだって知りません。まあ、しいて言えば関がシュナにスタメンを奪われた事ぐらいですかな、知っているのは・・・。ただ、関に関して言えば「確実に経験値は上がって帰って来た」と言えるでしょうな。

さて、今期のベガルタは過去最高の順位でフィニッシュしましたが、チーム別のコストパフォーマンスもリーグでは上位だったと聞いています。それでは、選手の人件費と来期への補強を考慮して、「今期のベガルタの頑張りと、来期への補強がどうなって行くのか?」を考えてみましょう。

まず、チームの人件費をチェックします。本来であれば、今期のデータが欲しいのですが、現時点では公表されてないので昨年度の(2011シーズン)数字を使います。




このデータを見ての率直な感想は「何だよ・・・結局は人件費貧乏三兄弟のチームが揃って降格かぁ~~。世の中金なんだな」であります。もちろん、今年の鳥栖のようなチームが出てくることもあるでしょうし、人件費金持ちであるガンバやF東京が降格する事もありますが、統計学的にこれらのチームは「例外扱い」とされるのが一般的です。仙台だって山形だって、初昇格時に2~3年は気持ちで頑張れました。しかし、J1というカテゴリーは精神力だけで生き残れるような甘い所じゃない事も学んでいます。鳥栖にとっては来年が勝負でしょうな。


データによれば、仙台の人件費と名古屋・浦和・ガンバ・柏・鹿島などのチーム人件費では「倍」も違う事が分かります。仙台の今期の収入は確か23億円くらいだったと思うけど、名古屋などのチームに至っては「選手の人件費総額が仙台の総収入」と同じなんですな・・・羨ましい限りです。そして、世の中の常識として「リーグで最も資金力があるチーム、もしくは資金を集中投資する意欲があるターム」のメンバー編成が終わらないと、リーグ全体の編成が終わる事はありません。つまり、川上である浦和や名古屋の編成が終わらないと、川中である川崎やマリノスの編成は終わらず、それらのチーム編成が終わらないと、川下チームの筆頭である仙台の編成が終わる事は無いはずです。リーグで最も早く、そして最も有利に選手を獲得できるのは浦和・名古屋・ガンバ・鹿島であり、それらのチーム編成が終わると柏や川崎などの川中チームの編成が進み、それらのチーム編成が終わると、ようやく仙台のチーム編成に動きが出てきます。仙台の場合、毎年のようにチーム編成の完了は遅くなるけど、それは川下チームの「宿命」と言う奴です。しかし、幸いにして「運命」ではないので、何とか良い方向へ変えていきたいものです。

上記のデータを見るまでもなく、昨年度、最も「人件費と成績」の相関関係が最悪だったのは浦和です。人件費はトップグループだったのに、成績は降格争いグループって、ある意味凄いよね。まっ、今年の成績が良かったことで、コストパフォーマンスの改善は見られるけど、浦和の成績の悪さが、今期の鳥栖の頑張りと同じくらいに「サッカーは金が全てじゃねーんだよ!!」という救いになっているのは皮肉ですな。ただし、昨年度的には「人件費金持ち3チームが優勝争いをし、人件費貧乏3チームが降格した」という現実から目を背ける訳にはいきません。ある意味、仙台の4位という成績は「奇跡的」とは言わないまでも、「衝撃的」であることが分かります。ベガルタンはこのことを、「金持ち父さん、貧乏父さん」の著書でベストセラー作家となっているロバート・キヨサキに是非とも知ってもらい、本を出版して欲しいと思っているのよ。もちろん題名は「金持ちチーム・貧乏チーム」ですな。


今期も仙台は黒字決算のようで、ある意味贅肉が無い「筋肉質」の財務内容と思われる方も居るかもしれませんが、ここまで来るためにはスポンサーに対し「減資」という掟破りの方策のおかげです。減資を簡単に言うと、「お願いだから、出資してくれた資金(借金)をチャラにしてよ?お願いだよ?お願いだって言ってんだろーがこのクソ野郎!!えっ、いいの、マジで?ラッキー!!」という無茶をスポンサーの方々に受け入れてもらうことです。だからこそ、我々サポーターは可能な限り、スポンサーを実生活において活用すべきでしょう。家は東日本ハウスで建て、室内用品はアイリスオオヤマで購入する・・・・。サポーターが出来る範囲でスポンサーに協力する行為こそ、減資に対するせめてもの償いかもしれませんな。

このコラムは続きますが、可能なら明日書き込みます。いやね、これから飲むんで、体調が良ければね。



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