みなさん、明けましておめでとうございます。今年も、いつも通りの駄文を書き込みますので、暇な時の筆休めとして活用していただければ幸いです。
さて、今期の補強も何気にゴールが見えてきました。残っているA選手の獲得枠と、ベガルタの資金力を鑑みれば「シーズン前の補強は、あと有っても1~2人だろう・・・」という考えには整合性があります。各チームとも今期の陣容を固めつつあり、それは仙台も例外ではありませんな。ここから新たなビッグネームが仙台に来るとは考えづらく、あったとしても無名に近い外人助っ人が関の山なのでしょう。もちろん、それらの選手がブレークする可能性は否定できませんが、未知の選手に期待をするよりも、昨年までに築き上げた「ベース」を前面に押し立ててリーグ戦に臨む方向性だとすれば、それはそれで正解のような気もします。
確固たるチームを作ろうと思えば、短期的な目標と共に中・長期的なビジョンを明確に示し、そのビジョンに向かって一歩・一歩、たとえ時間が掛かろうとも歩まねばなりません。一昨年が4位で昨年は2位、そんでもって今年降格・・・では、結果的に何の意味もないからね。そこで今日は、仙台のチーム作りが正しい道を歩んでいるかどうかを、その時々のチーム財政事情とメンバー構成から見てみる事にします。まず、6年前のメンバーと、昨年の最終戦のメンバーを比べてみましょう。どうして6年前と比較するのか?は、後ほど説明します。
6年前 昨年
GK 林 林
DF 菅井 菅井
木谷 広大
岡山 鎌田
磯崎 田村
MF リャン リャン
関口 太田
千葉 富田
ロペス 角田
FW 萬代 赤嶺
中島 ウイルソン
サブ シュナイダ― 広大
富田 蜂須賀
田村 松下
中原 武藤
ジョニュウソン 柳沢
永井 中原
田ノ上 桜井
6年前と昨年とでスタメンが同じなのは3名のみ。これを当然と見るか、それとも「チョット少ないんじゃないの?」と見るかは、ベガルタを見届けるサポーターの見解によって大きく変わってくる。一番の違いはやっぱFWでしょうかな。J2時代ならば「中島・萬代」でもソコソコやれたかもしれませんが、J1になるとチョット厳しい感じがします。MFで言えば「リャン・関口=リャン・大田」とするのなら、後は「直樹・ロペスと角田・富田」の力関係を考えればいいだけですが、総合力では「角田・富田の方が・・・」と思いがちになるけど、直樹・ロペスのコンビも「いい味」出してるから微妙ですな。DFでは「木谷・岡山・磯崎」と、「広大・鎌田・田村」の比較になるけど、総合力では後者の方に分がありそうですな。
こうしてみると、6年前は弱そうだよね。ただし、スタメンの純粋な力関係を言っているのではなく、サブメンバーを含めた「チーム力」を考えた場合に「弱そう・・」と感じた次第です。DFでは菅井と磯崎の代わりは田ノ上しかおらず、パク・菅井・田村でシーズンを乗り切った昨年と比べても、全体的に「ひ弱」なイメージが残っています。菅井だって6年前は、今のように「なんでお前がそこに居るゴール」を連発していた訳ではなく、リャンや関口も6年前なんて「まだまだ」だったよね。この頃の広大に至っては力不足でベンチ入りは出来ず、CBの交代要員は怪我をした白井くらいでした。つまり、厳密に言えば「この時期はCBの交代要員無しで戦っていた」ということになります。本当に、ディフェンスラインは貧弱でしたな。この年は、シーズン途中での大型補強は無く、最終順位も4位でフィニッシュ。この時ベガルタンは「どうして、入れ替え戦までもうチョットなのに、フロントは補強しないんだろう??」と思っていましたが、その答えはシーズン後に分かる事になります。
仙台の財力では大物助っ人の獲得なんて夢のまた夢ですが、他チームも大きな金額が動く移籍は急激に減る傾向は顕著です。その要因の一つに「クラブライセンス制度」が関係しているという説があるんだろうけど、その最たる要綱の一つに・・・
「財務面に関しては選手補強などに伴う単年度赤字は容認する一方で、3年連続で赤字を出したクラブはJ1からJ2に降格させる方向で調整中」と言う厳しいものがあります。この厳しい要綱を本当に実施するかどうかは別にしても「3年連続で赤字を出したクラブはJ1からJ2に降格させる方向で調整中」という項目があれば、「万が一という事あるし・・・とりあえずは2年くらいで赤字は止めておかんとな・・・」という気にはなりますな。
次回に続く
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