2012年12月4日火曜日

東京戦2

「消化試合なんて無い!!」とは言いつつも、結果的に両チームともシチュエーションはドップリ“消化試合”です。もちろん、仙台は現在のベストメンバーで勝利を狙い、東京もホーム最終戦でサポーターへ勝利をプレゼントするのは、試合後に行われるセレモニーがフレンドリーで温かい雰囲気にする為のマストアイテム、メンバー的には両チームともガチで勝ちに来ていました。正直、「ひょっとしたら仙台は、来期以降の為に若手を使ってくるかも・・・」と思っていましたが、手倉森が選んだ選手は前節から「朴⇒田村」の変更のみ。ここからも仙台としては「最終戦は勝ちに行く」という姿勢が鮮明となりました。まあね、勝ちに行くことに異存はないんだけど、勝ちに行って結果的にキレて、ボコボコにされちゃうと「モチベーションを維持するのは困難だったんだろうし、だったら若手を使ってくれよ・・・」という心情にもなりますな。




矢継ぎ早にゴールを決められ続けている試合を見せられると、ベガルタンだってネガティブになりますが、だからといって試合中や試合後にブーイングを浴びせる気にはなりませんでした。この試合に関しては、ブーイングをされてもしかたの内容だったことを否定する事は出来ません。だって、2-6だよ?これでしなくて、いつするんだ?って感じです。しかし、今年の場合はリーグ最終戦という状況にフォーカスするべきではなく、リーグ戦で2位を勝ち獲ったという事象にフォーカスすべきであり、もしも、蓮舫議員がベガサポであるのなら、まちがいなくこう言ったでしょう。


2位じゃ駄目なんですか?

手倉森監督も試合後「本来ならば、前節に勝っていればここが大一番の場所になるはずだと思っていた人たちが今節も大挙してきてくれたスタジアムで、今シーズン戦ってきた成果というものを残り90分示そうと、有終の美を飾りたいという思いで挑んだ試合でした。相手も一緒だということで、つまりは激しいゲームを覚悟して、我々のサッカーを示そうといった試合でした」と語っていました。しかし、優勝争いの佳境で迎えた“ラスト5ゲーム”で「2敗3分」という結果・・・。ここからも「仙台は優勝争いをする力を付けつつあるが、優勝する力は有していなかった」と考えることに若干の整合性はあります。誰が見ても今年の仙台は頑張りました。しかし、このような状況で迎える来期の目標が「トップ10」といった消極的なものになる可能性は低く、当然多くのサポーターの願望もチームの目標も「タイトル」となることでしょう。そうなった場合でも、現時点の仙台に「その力が無い」ことは、“ラスト5ゲーム”の結果が証明しています。まだまだ「チーム力」を向上させねばなりませんな。

個人的には、鹿島に追いつかれて3-3のドローになった試合で精神力が尽きたと考えています。もちろん、試合後の選手や監督は「勝ち点差が1縮まった」とか「最後で逆転できればいい」といった「まだまだ諦めていませんから!!」系の強気なコメント連発をしていましたが、メンタル系の怖さは“自覚症状”が無い、もしくは気づきにくい点にあります。前半で3-1ともなれば、サポーターじゃなくても「この試合は貰った!!」と考えるはずです。しかし、ズルズルとラインが下がって結果的に同点に追いつかれてしまった・・・。もしもこれが逆で「1-3からロスタイムで同点に追いついた」という状況ならば、メンタルの持ちようも違っていたのでしょうが、まっ、今更どうしようもありませんな。

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