2012年12月9日日曜日

退団選手に想う

ん~~~、毎年の事とはいえ、この時期にチームHPへリリースされる
退団選手の発表”に関する項目をPCでクリックする際の、心に生じる“何とも言えない無念感”には何年経っても免疫など出来ませんな。結局、一度もプレー内容を試合で観ることが無かったサッコーニ。試合へ出た際に、どことなくザワザワするユアスタの雰囲気がたまらなく好きだった内山。ここ数年の苦楽を共にし、どことなく憎めないキャラクターの持ち主でサポーターを魅了し、試合終盤に“体力不足から足を攣って交代する”という避難対象の事例を連発しても「まっ、パックンだからしょうがないか・・・」という温かい目で見守られ、それでも時折、目の覚めるようなクロスを上げてチームの勝利に貢献した朴。本当にご苦労様でした。そして今年、我々に多くの感動を与えてくださって、本当にありがとうございました。

まっ、パックンと言えば「朴⇒中原」へのホットラインは欠かせませんが、彼自身のプレーでベガサポの歴史に残ると言えば、このセレッソ戦でのゴールは外せません。普段は絶対に声を出さない、私の座席のジェントルマンでさえ、吉田栄作のように「うおぉぉぉーーーー!!!!」って声を荒げて、私にハイタッチを強要してきましたから。

来年はACLに出場し、例年以上にタイトな日程となる事は確実なので、その意味で“選手層”の厚みが今年よりも必要な事に論は要りません。それなのに、ここ数年主力として活躍してきたパクを退団させたということは、チームとして「左サイドバック」に“パク同等以上の左サイドバックの確保にめどが立った”、もしくは“パクを超える選手がチーム内に出て来た”のどちらかでしょうな。仮に、そのどちらでもない状況でパクを解雇すると言う決断をチームがしたのならば、来年はチーム戦術が大きく転換する可能性すらあります。仙台が来年も今年と同じ戦術を採用し、4バックを継続するのであれば、タイトな日程となる来年にパクを解雇する理由は明確でなければなりません。朴を解雇した理由は来年の試合でしか確認できませんが、ベガルタンは明確な理由が存在すると信じています。

来年仙台は、ACLとJリーグを並立して戦うタイトな日程が待っています。手倉森監督は「来年は6月にはコンフェデレーション杯が開催されるため、リーグ戦の中断が濃厚だから、リーグ戦もACLも両方ともスタートダッシュできる。(中断期間があるため)ACL出場組も(リーグ戦で)挽回できるはず」と語っていました。では、どのくらいタイトな日程かを確認しましょう。

グループリーグ組み合わせ

【グループE】

ベガルタ仙台(日本)  FCソウル(韓国)  プレーオフラウンドの勝者  江蘇舜天(中国)
≪スケジュール≫
■プレーオフラウンド

2013年2月9日(土) TBCブリスベン・ロアー(オーストラリア) 対 ブリーラム・ユナイテッド(タイ)TBC

■グループリーグ日程
Match1 2013年2月26日(火)・27日(水)
Match2 2013年3月12日(火)・13日(水)
Match3 2013年4月2日(火)・3日(水)
Match4 2013年4月9日(火)・10日(水)
Match5 2013年4月23日(火)・24日(水)
Match6 2013年4月30日(火)・5月1日(水)

対戦相手の力量などは分かりませんが、素人目にみても「リーグ戦と並行して戦うとしたら、4月の日程は地獄じゃないのか???」と言う事は分かります。週末にJの試合をしたら、翌日には海外への移動⇒そして試合をして帰国の為に移動⇒そんでもってJの試合がアウエーだったら翌日には移動⇒仮に翌週はACLがホーム試合でも、中3~4という日程で休みなく試合をこなさねばなりません。しかも、戦う相手は韓国のチャンピオンや中国の強豪チームなんだから、ネガティブな人だったら「罰ゲームですか、これは??」と泣きが入るのは確実です。

例えば水曜に中国で試合をして、週末は日本で試合、そして翌週は水曜と週末に日本で試合をして、また水曜日にはタイで試合、帰国してすぐに日本のアウエーで試合をして、そして韓国で試合・・・・。こんな日程を現実的に、来年、我々のチームが経験すると言う事を鑑みれば、チームの戦力は少しでも厚めじゃないと厳しくなるでしょう。そこでパクの解雇という事例を出されれば、どう考えても「左サイドバックに関しては、補充ではなく“補強”もしくは、チーム内に新たな選手の成長が見られたんだろう・・・」という結論に達するベガルタンの考察にも若干の整合性は出てきます。両サイドバックの攻撃的な姿勢は誰が考えても「仙台のストロングポイント」です。しかし、その攻撃は守備に転じた場合に「ウィークポイント」となり、仙台を攻略する際には、どのチームもウィークポイントを攻めてくるようになりました。来年、我々はどんな「左サイドバック」の選手を見ることが出来るのでしょうか?

新たな選手と出逢う為には、哀しくても別れを経験せねばなりません。2年前、私たちは赤嶺と出逢いました。昨年、角田と出逢いました。そして今年はウイルソンと出逢いました。来年、私たちは、どんな選手たちと出逢うのでしょうか?そう考えることによって、別れの哀しさを紛らわせるベガルタンです。

2 件のコメント:

  1. パクちゃん・・・・
    パクちゃんが好きでした・・・
    今も″パクちゃんの思い出″を読みながら涙していました。
    テル、田ノ上に次いでまたぽっかり心に穴があいてしまいました・・。
    またどこかでご活躍することを祈っています。

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    1. 影サポ殿へ

      そうですか、貴殿はパクが大好きでしたか・・・
      さらに田ノ上で「心に穴があく」とは、かなりマイノリティーサポですな

      チームを去っても、貴殿が選手を応援する気持ちさえ失わなければ
      その選手との絆は永遠なものになります
      私とシルビの絆は、その意味では永遠です
      貴殿とパクとも、そうなって欲しいものです

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