2012年8月31日金曜日

7~8月の総括と、川崎戦について

ホームで引き分けに終わった柏戦、この試合から潮目が変わった印象があります。離脱していたメンバーも揃い始め、ようやく「ラインを高めに設定し、前線からの厳しいチャージによってボールを奪う」といった「12シーズンの基本戦術」に戻りつつあるという手応えを感じられましたな。選手たちはこぞって「誰が出ても、レベルが落ちない、勝ちきれるサッカー」を標榜していましたが、結果的に、その標榜を達成できるチーム力が仙台にはありませんでした。これは来年以降への課題でしょう。少なくても、角田・富田・上本が同時期に離脱した場合、それを補えるオプションが無い事だけは分かりましたので、来年度の補強は、この辺りを重点的にするかもしれませんな。別に広大が悪いと思っている訳ではありませんし、松下と田村のボランチが駄目だと言っている訳ではありません。ただ、彼らが今以上にスキルアップしないと、「誰が出ても勝てるサッカー」を標榜するチームにはなれないと言うことです。


柏の応援は気合いが漲ってて、見ていて気持ちがいいですな。そして選手もクオリティーが高く、普通の試合よりも密度が濃い試合となる場合が多いような気もします。前年度優勝しているチームをライバル視する事は出来ませんが、柏は「予算規模・成績」共に目指すべきチームであると思っています。

そして大宮。この試合から角田と富田のWボランチがスタメン。しかしながら、試合の初っ端からガツガツとボールへのチャージをする訳ではなく、どちらかと言えば「大宮さんは今日、どんな感じで来るんですか?」みたいに、多少は様子見な展開。相手の出方によって、こちらの「やり方」を変幻自在に変えれるのは「強いチーム」の証左なんだろうけど、「ベガルタがそこまで強いか?」と問われれば、ベガルタンはその答えに窮します。っていうか、そう言う展開をチョイスすると、積極的な守備が多少緩慢になり、ラインがずるずると下がってしまう傾向が多いんだよね。仙台に「鳥栖と同じプレーをしろっ!!」ていっても出来ないでしょうが、あの気持ちを最初から出して90分間走りきるサッカーこそ、仙台の原点だと思っています。


長谷川に先制されるんだけど、あれは長谷川と大宮プレーを誉めるべきですな。とりあえず、ラインを高めに設定してくる仙台の間・間(あいだ・あいだ)にポジションを取り、カルリーニョスが上手くターンしての長谷川へのパス、そのトラップからのターンが絶品チーズバーガー並みの旨さでした。しかし、先制されてからは徐々に大宮のラインも下がり始め、仙台が試合のペースを握り始めます。大宮は仙台同様、ブロックを築いて守備的なサッカーをする事がありますが、先制されてからは終始仙台ペースだったような気もします。サッカーって、不思議ですな。

そんな感じで苦しんだ7~8月も終わり、明日はホームで川崎戦です。そう言えば、今期は川崎に2敗もしてるんだね。忘れていたから、チョットだけ思い出す為に動画をチェック・・・


う~~ん、3失点もしてましたか・・・・。仙台って、監督解任直後のチームは苦手なようですな。

そしてリーグ戦・・・
ミヤテミスタジアム
えーと、この試合も3失点ですか・・・一時はウイルソンのゴールで逆転したのですが、その後は圧倒的に攻められた印象はあります。きっと、この頃の川崎サポは、「風間が俺たちのチームの新しい歴史を作ってくれる!!」みたいに希望を感じていたはずです。しかし、現実し厳しく、今現在は新しいチームへと脱皮すべく、もがき苦しんでいる・・・といったところですかな。贅沢は言いませんし、川崎の未来に幸多き事も願っていますが、明日の試合だけは「もがき苦しんでください、お願いですから、もがき苦しんでください」的な感じのベガルタンです。

明日は川崎戦、ビート川崎!!

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