2017年5月8日月曜日

東京戦


えーと、評価するのが難しい試合でした。ボールは持てているし、そこそこチャンスも作れていたし、シュートだって打てていたんだけど、結果だけを見れば0-2で敗戦。これまで「試合内容的にはダメダメだったけど、現状は結果>内容だから・・・」と言ってきた手前、今回だけ「負けたけど内容は良かったから・・・」と言うのはアンフェアと言う事が分かっているからこそ、その評価は困難を極めます。

ホームだけに勝利はマスト。しかしながら、相手は東京なので「チーム力」的には若干・・じゃなく、かなり不利。ここまではいい、誰が考えても正論だから。なのでベガルタン的は「スキル的に相手が上位の場合であっても、浦和や川崎戦のようにブレずに戦うのか?」が最大の焦点でした。

浦和や川崎とやった時、仙台は「自らの力量」を図るべく、積極的にトライをしました。このこと自体は良い事なんだけど、結果はフルボッコ。当然のようにサポは不安を感じます。そこからカップ戦や清水戦でメンタルと勢いを取り戻して挑む東京戦なので、ベガルタンは「この試合も、これまで同様、自陣からバスを繋いで攻めるのだろうか?」が最大の関心事でした。

浦和でも川崎でも、そしてこの日の東京戦でも、仙台は可能な限り自陣からパスを繋いでポゼッションを志すのは天晴れ。しかし、結果はミスが多発し、浦和にはフルボッコされ、鹿島や川崎にはいい様にもてあそばれました。昨日の試合だって、ダニエルと最終ラインとのビルドアップは不安定で、決して「かなり熟成してきたよ・・・」と言うのは無理っぽい状態、っていうか、メッチャ不安だよね、ダニエル⇒平岡⇒増嶋・・からのビルドアップは。

ただ、そこを恐れてロングボールを多発しないと決めているようで、その部分は評価してもいいような気も。結果のみに軸足を置いているのなら、クリアーもフィードもロングボールが主軸でOKのはず。自陣から繋ぐと、その過程で相手からプレッシャーが来れば、ミスする頻度も多くなるのはしょうがありませんから。

失点はいずれもセットプレー。まあね、今年の仙台はセットプレーの守備の特徴を端的に表すと「ラインは深めに、クリアーは浅めに」でしょうか。なので、ボールがバイタル周辺に零れちゃって、相手にシュートを打たれると中々厄介。こっちは素人だから「もっと大きくクリアーしろって!!」と、つい思っちゃうんだけど、今年の仙台は「繋ぎたい年頃・・」のようだから、ここはサポの忍耐が試されるところです。

ダニエルの失策についてはノーコメント。ただ、「高桑や小針、さらには関だって誰だって、ミスはしてました」という事は指摘しておきます。だからとっい「ダニエル擁護派」ではなく、どちらかと言えば「関だってノープロブレム派」でしょうか。チームとしてGkを育てるには時間もお金もかかります。ダニエルを起用し続けるのであれば、チームとして「GKは買うのではなく育てる・・」という方針なんだから、それはそれでOK。ただし、関には実力で「その方針に待った!!」をかける実力があるとは思っています。

悪くない試合内容・・・東京戦のキーワードは間違いなくコレです。ここをポジティブに考えるかネガティブに考えるかによって、この試合の評価も変わってきます。ただし、どちらの評価をしようとも、次の大宮戦は「絶対に負けられない・・というか勝てねばならない試合」であることは明白。怖いよねぇ~大宮戦。ひょっとしたら、監督が代わるかもしれないし、意外と弱っている他者に仙台は優しいから。

カップ戦の柏については、そうですなぁ~「のびのびやってくれ・・」と言う感じ。何気に今年の残留争いは混戦模様の様子。なのに13位では全く安心できません。チームを育てるって、結局は自分のメンタルを強化すると同じで、我慢比べなんだよね。そして、その我慢が正しいか否かは年末にしか分かりません。年末、気楽な気分で紅白やガキ使を見たいものですな。

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