2017年5月22日月曜日

横浜戦


いやぁ~、何ともかんとも表現しづらい試合でした。前半は押し気味の試合展開。開始早々から何度かあったチャンスを決められず、それでもヘタれないで攻め続ける姿勢は評価。ネットでは「やれ、誰それが・・」とか「決定力が・・」と言った感じでネガっている方々もいるようですが、そのような不安は今に始まった訳ではありませんからノープロブレム。古今東西、この苦境を脱する処方箋は無く、唯一の方策が「決定機を多く作る努力をする・・」であることは明白です。

じゃあ、どうすれば「決定機が多く作れるか?」となります。これにはチームの数くらいアプローチの仕方があり、今年仙台が採用した3バックもその一つでしょう。横浜戦を見る限り、このアプローチは良い感じかもしれませんが、「ひょっとして、ただ単に横浜がダメダメなのかも・・」の可能性もあり、その判断は難しいところ。

正直、現在進行形で変革を継続し、リーグ戦で下位に低迷している仙台が「強い」とは思えません。なので、前半を押し気味に戦っていても「大宮戦のようなこともあるし・・・」と原則半信半疑。富田自身も時折話している通り、今の仙台は「チョットしたことで歯車が・・」といった展開は少なくなく、90分通して相手を圧倒することが期待できない以上、少ないチャンスを確実に決めないと苦しい展開になります。

それでも、横浜戦は比較的チャンスは多め。もちろん、決定機が多かった・・・と言うつもりはありませんが、結構シュートは打てていたし、ボールも持てていたし、ゴールと言う結果以外は合格点の内容。しかし、「決めるとこで決めないと、逆にやられる・・」という「サッカーアルアル」は、万有引力の法則並みに強烈なことを実感。

前半、危険なのはこれ一本。この場合は敬意を表して相手を褒めるべきなのでしょうが、残念ながらベガルタンはジェントルマンではありません。ロスタイムのあの状況でも、やっぱラインは限界まで高くして、モンハンなみにボールを狩らねばならないのでしょうか?「それが今年の仙台だ!!」と言われれば、それはそれでしょうがありませんが、ん~、攻守ともに主導権を握るサッカーって、大変なトライなんですな。

後半になっても良い感じ、って言うか前半よりもイケイケの展開。もちろん、ピンチはあるんだけど、その数を上回ってチャンスが有るから消化不良にはならない展開。ピンチらしいピンチって、ん~~、思い出せません。後半、横浜のシュート数は「たったの2本」とか。総失点数でトップグループを形成している仙台に対し、可能性が激低のシュートを「たった2本」しか打てない横浜。ひょっとしたら、仙台よりもダメダメなチームかもしれませんな。順位が下のチームサポが言う事じゃないけど。

大岩のゴール、決まった瞬間は「よっしゃーー!!」ではなく、「ふぅ~ようやくだよ・・」という感じ。結果的に引き分けだったから、このゴールは値千金なんだけど、内容的には「勝てたような・・・」という気がビンビン物語。アウエーで、対横浜、このワードだけを見れば「引き分けでマズマズ・・」という感じを否定する気はないけど、ん~~、勝ちたかったですな。

最後の交代カードはクリス。これが「絶対に守れ!!」という試合ならば、別の選択肢もあるんだろうけど、クリスと言うところに鍋監督の「絶対に勝て!!」という気持ちが見れます。当然、相手だって「仙台は攻撃的なカードか・・・」って思ったはずだけど、横浜のカードは攻撃的な斎藤・前田から⇒守備的な山中と扇原。これだけを見てると「どっちがホームなんだか・・」という気にはなりますな、戦術的な要因があるとしても。

他会場では、新潟と広島が勝ち、札幌と甲府と大宮が負け。今年はどうやら、残留争いも激熱なようですな。

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