2017年5月29日月曜日

新潟戦


後半の途中までは、「うわぁ~、今日も今年の仙台アルアルかよぉ~」と思いながら観戦。そんでもって先制され、その思いはウインナーでいうところの「30%増量中」的な感覚。何気に新潟の選手たちやゴール裏のサポを見ると、それこそ優勝したかのような嬉しさ、そしてワッショイ・ワッショイ!!正直「なんだよ、よりによって、こんなクソチームに・・・」の実感。何せほら、リーグで一番嫌いなチームですから。

後半のスタート以外は、何気に仙台押し。この試合はポゼッション6:4で仙台。60%って、結構凄く、浦和戦なんかでもやられたけど相手にボールを6割握られると、それこそカウンターかセットプレーに活路を見出すしかなくなるんだよね。それだけに、あの先制ゴールは痛かった。決して奇麗なゴールではありませんが、まちがいなく気持ち、あのゴールには勝ちたいという気持ちが宿っていました。

失点直後に仙台は二枚替え。リャンや石原が悪いとは思えませんでしたが、変化が欲しい時間帯だったのも事実。中を固められるとキツイ仙台に対し、新潟は時にドン引きとなってもバイタルをガッチリホールド。だからと言って「ドン引き」を揶揄する気にはなりません。仙台だってやるし、それが弱小チームの有効な選択であるのなら、仙台だって何処だってやるでしょ?生活が懸かってんですから。

その後、当然のように仙台は攻めダルマモードへ移行。そんでもって新潟はゲームをコントロールしようとレッツ・スロープレー。個人的には「まだチョット早いんじゃないの・・」と思ったが、それだけ必死ということ。ただ、残り時間30分をゲームコントロール出来るほど、今の新潟は完成してはいないと思っていたので「1点ぐらいは何とかしてくれそう・・」という感じで観戦。それでも、80分過ぎまでノーゴールだったから若干の焦りはありました。

前節の札幌戦ではカウンターからの1ゴールを守っての完封という、超エコな戦術で勝利した新潟ですから、当然仙台戦でも「2匹目のドジョウ」を狙っていたことは明白。ましてや、アウエーでリードし、残り10分ともなれば「後は守る、ひたすら守る、ドン引きでもいいし、穴熊でもいい、とにかく守って守って守り抜く・・」的な事すら考えていたはずだし、実際、そんなモードに入っていました。

そんな状態で逆転され、穴熊さんチームからライオンさんチームになれ!!って言われても、急には変われません。危ない場面はあったものの、結果的として新潟が後半放ったシュート数は3本。3本で1ゴールは許しても、2ゴールは許しませんな。いくらエコの時代とはいえ、3本で2ゴールを望んだらバチが当たります。

クリスのゴールはスーパー。そこに至る永戸のクロスもスーパー。決めたクリスにスポットライトが当たるのはしょうがないけど、あの高速クロスには痺れましたな。あれこそピンポイント、高さ、スピード、コントロール、このいずれかがダメだった場合、あのシュートの完成は無かったはず。だからこそ、永戸のクロスには価値があります。サブイボの50%はクロスのおかげだと思っているベガルタンです。

試合が終わり、駐車場へ向かう通り。意外にも行きかう新潟サポは笑顔(^^♪。やれ牛タン、やれお土産は・・的な話題で笑顔、あちらにも笑顔。ユアスタ隣のファミマでは、車座で大声を出してデスカッション。ちょっと見には「あれ、花見で酔っ払ってる?」的なイメージ。何気に強いんですな、新潟サポのメンタルって。

そう思う理由は、この日の夜、大宮サポ・清水サポ・札幌、そして広島サポの知人や後輩から「どうも、新潟に勝ってくれて・・」的な感謝メールがワンサカ。他のチームサポは、残留争いにビビってる部分があるんだけど、新潟サポは慣れてるせいか「まだまだ行けるよ、俺たちのチーム」的な雰囲気がビンビン物語。普通、仙台まで来て負ければ、ベガルタンだったらショックで無口で食欲が無くなるけど、新潟サポは予約していたであろう牛タン屋へ笑顔でGO。そのメンタルには敬意を表します。

とにかく、勝って何よりです。一番嫌いなチームに勝ったことでテンションも上がりました。「仙台が大震災になって良かった・・・」そんなことを言うサポが居るチームなんか、降格してしまえばいいんです。

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