2017年1月19日木曜日

ベガルタン、鳳雛に期待する


スポーツ紙によると・・・
「渡辺監督は今季のリーグ戦で「トップ5」入りを宣言した」とのこと。もちろん、どのような会話の流れから発した言葉かが分からないので、このワードだけをもってして「結果にコミットしろよ!!」とは思いませんが、純粋に「トップ5」を公言したとするのなら、渡る覚悟を決めたんですな、ルビコン川を・・。

 昨年の目標が「トップ5」だったので、今季の目標もそれに近いものが出るとは思っていましたが、そうですか、今年も同じですか・・。だとしたら、2年連続での未達成時にはチームを去る覚悟を決めたと思っていいんでしょうな。

別に、鍋監督退団論者じゃないし、三田、平山や増嶋の獲得には監督のパッションが重要なファクターだったというファクトもあるので、役立たずとも思っていません。しかし、この世界では結果が出せなければ罵詈雑言を浴びせられ、逃げるように消え去るのが常。

「トップ10」がダメ、「トップ5」がダメダメ、そんでもって今年も目標が未達成なら、自分の立場がどうなるか、聡明な鍋監督が分からない訳はありません。どうやら監督は、今年、勝負をかけるようです。

だとするのなら、我々サポも覚悟を決めて鍋監督を、選手たちを、そしてチームを応援しなければなりません。もちろん、結果はやってみなければ分かりませんが、監督が覚悟を決めた以上、我々サポがシーズン途中で「あーだの、こーだの」と愚痴るのは非建設的。今はただ、チームとサポがベクトルを合わせ、目標に向かって進むのみ。

分かってる、ベガルタンだって分かっているよ「この目標が厳しい・・・」と言う事ぐらいは。しかし、仙台というチームが目標として「残留できれば・・」というチームじゃない以上、誰しもが共感できる目標は必要不可欠。こんなことを言うと「じゃあ、8位くらいじゃダメ?」という意見も出るかもしれないんだけど、昨年で言えば5位大宮の勝ち点は56、そして8位柏の勝ち点は54、変わんないんだよね、そんな。勝ち点2しか変わらないんだったら、5位でも問題なし・・というのがベガルタンの考えです。

昨年、仙台が獲得した勝ち点は43で、5位大宮が56。これを追い越すためには、単純計算で4勝上乗せしてもまだ足りないという、仙台からすればメッチャ高いハードルですが、これを越さねば目標の達成はあり得ません。しかし、勝ち点548位を追い越すのにだって4勝はマスト。ということは、来期を占うキーワードが「+4勝」で問題なしですな。

「+4勝」、このハードルの高さはベガサポなら誰しもが知っているハードルの高さ。このハードルを越えるため、チームはこれからキャンプで心も体も追い込むのでしょう。この時期のサポは、誰しもが期待と不安の狭間で揺れ動く雛鳥。それは選手たちも同じでしょう。ただし、「どうなるか分からないからこそ、楽しみもある・・・」と言え、その楽しみを選手目線で言えば「チームの可能性」ということになります。

ベガルタン的には、今年のチームは鳳雛(ほうすう)です。鳳雛とは、鳳凰 (ほうおう) のひな。転じて、将来すぐれた人物になることが期待されること。
 
ベテラン中心だったチーム編成が、昨年辺りから明らかに若手選手の台頭が見えるようになり、絶対的なサイドであるリャンや金久保のポジションには、中野や佐々木や茂木などがチャレンジし、石川や菅井のポジションには大岩や小島や永戸らが挑み、Gkにはダニエルがトライする・・・。3年前にはありえなかったことです。

鳳雛が成長するには環境も時間も必要ですが、全てが用意されなければ成長しない訳でもなく、真の鳳凰になる為には鳳雛、自らが困難に立ち向かい、それらを打ち破らなければなりません。打ち破るのは、リャンであり、野沢であり、金久保であり、富田であり、菅井であり、関。
 
ベガサポが期待する鳳雛が、これらの壁を打ち破ることが出来たのなら、間違いなく目標は達成するはず・・・。今は、そのように願ってるベガルタンです。

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