2016年4月27日水曜日

神戸戦


えーと、神戸戦。勝つことはできませんでしたが、ベガルタン的には、それほどショックはありません。ネット上では「もったいない試合」とか「負けに等しい試合」みたいな論調が多いようですが、相手だって必死なんですから、しょうがありません。仙台だってロスタイムにゴールする時があるんですから・・・。

誰だって勝ちたい。ましてや仙台はリーグ戦連敗中で、中々ベストメンバーで戦えない状況でアウエー神戸。監督ならずも「前半は0-0での後半勝負」となる戦略は正論なんでしょうな。最近は、何気にラインを押し込まれてのドン引きサッカーが前半の日常風景。ベガサポである自分としては「我慢・我慢、苦しいのは見ている俺だけじゃなく、やってる選手たちだってキツイはず・・・」と考えようとは思っているのですが、ここまで毎試合・毎試合続くと、正直堪えますな。

仙台の現状を嘆くベガサポの心情は理解しますが、ここ数年の仙台の成績を鑑みれば「今の成績、と言うか、順位は定位置」でもあります。なので「チームは、選手は、監督は、何をやってるんだぁぁーーー!!」と必要以上に怒る必要などありません。こんなことを言うと「今は怪我人が多いから、主力が戻ってくれば・・」と考える人も多いはず。でもね、それはベガサポの願望ですな。じゃなければ、プロの評論家の多くが降格候補にする訳などありません。

ベガルタンだって「リャンたちが戻ってくれば、もうチョット・・」という思いはあります。しかし、選手のスキルも監督のスキルも前年と大差ないとするのなら、今の順位も受け入れねばなりません。もっとも、三田や大岩や平岡などの新たな選手がブレークしたり、若手が育ってくれているのであれば、当然のようにチーム力は上がるはず。そこで大切なのは、他チームとの比較ですな。

つまり、「三田・大岩・平岡・水野たちが頑張ってくれて、ウイルソンが復活してくれて、大卒やユース上がりの新人がブレークしてくれればチーム力はアップする」ということに疑いはないのですが、他のチームだって当然のように「毎年チーム力はアップしてくる」と考えられ、そうなると大切になってくるのが、他チームとの相対的な比較のなかでの、「個々の選手のスキルアップのスピード」や「チーム力向上のスピード」であります。

この点でベガルタンは、今シーズンのチームに不満です。昨年、鍋監督はシーズンを振り返って、このようにコメントしています。
「チームが苦しい時、もう少し重心を後ろにして戦えば、何点かの勝ち点の上積みは出来たと思いますが、我々は敢えてそうはしなかった。将来を見据え、チームのレベルアップを考えた場合、苦しくとも、チャレンジを継続させていこう・・・と。そして、このチャレンジは、必ずや来年以降に生きてくると確信しています」

この言葉を信ずれば、現在の仙台の順位には不満ですが、まあね・・けが人も多かったし、しょうがないと言えばしょうがないような気もします。しかし、ベガルタン的には「負けるにしたって、内容と言うか、負け方があるだろうが!!」との想いはありますな。

現状での基本的な戦略は「前半は我慢の『おしんサッカー』で、後半勝負!!」なんでしょうが、最近、辛くないですか?前半の観戦、というか応援?ベガルタンは、歳なのかもしれませんけど、圧倒的に押されまくる前半が、とてつもなくシンドイのです。もっとも、浦和戦のように前半も後半も圧倒される場合もありますが。

去年、苦しい思いを耐えた結果がこれでは哀しい・・・というのがベガルタンの感覚です。「賢功」というゴールへ向かって、2年計画で苦しくとも走り出した。昨年の目標が「トップ10」で今年の目標が「トップ5」となれば、結果のみならず「内容にも変化があってしかるべし」のはず。しかし、現状で「その変化」を素人が体感するのは困難(もちろん、プロ的には変化が受け取れてるかもしれないけど)、そこが残念無念です。

結果的に今の順位はベガルタの定位置。「トップ5」という目標は遥か彼方ですが、これもまた人生ですな。

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