2016年3月7日月曜日

東京戦


えー、残念な結果でしたな・・・と言うよりも、残念な内容でした・・。何て言うの、前線が完璧に孤立してるって言うか、中盤でボールが落ち着かず前が見れないって言うか、そもそも賢攻って何?みたいな感じの試合でした。圧倒的に攻められてボコボコにされるのもキツイけど、こう、何て言うの?チョットずつ、チョットずつ相手のプレーが上回って、先手先手で仕掛けられて、守る時はラインを統率しながら全員で構える・・・そしたら何にもできなかった・・・、こういう展開もキツイんだよね。


「ここまで攻め手が見つからないのであれば、学習塾へ依頼して、仙台の攻撃陣たちの「やる気スイッチ」を見つけてもらうしかない・・・」と言うのが、カミさんの見解です。確かにそうかもしれないが、問題は「やる気」ではなく、選手個々のスキルやチーム戦術にあるような気がしますな。でも、見つけられるものなら「やる気スイッチ」を見つけて欲しいものです。

もしも敗戦の要因が、純粋に選手個々のスキルであれば、問題の解決は難しくなく「パーツ(選手)を取り換えるだけ」でいい。ネット上では、金久保は消え過ぎ!!富田は劣化しすぎ!!藤村は全然ダメ!!等々、辛辣なコメントが跋扈(ばっこ)しているようです。確かにね、個人的にも「お前たち、もうチョット出来る子なんじゃないか・・・」とは思ったけど、全ての責任の要因がパーツとは思えないんだよね。

自分は素人ですが「前線と中盤に壁が有るかのように分断されてる・・・」とは思ったし、「中盤でボールが収まらず前が見れない・・・」とは感じていました。えぇ、これでも15年以上ベガルタを見てますから。確かに、富田のプレーには精彩が見られませんでしたし、金久保は消えている時間が多かったし、藤村は中途半端に余裕がありもののパスミスを連発、長さんじゃなくても「ダメだコリャ・・」と言っちゃいますな。

しかしながら、別の角度から見れば「仙台の選手がダメなんじゃなくて、東京の選手がチーム戦術を駆使して仙台の良さを消していた・・・」とも言えます。中盤でのチェックは厳しく、富田や藤村にボールが収まろうとすれば、すかさず誰かが激しくチェース。その姿勢は徹底していました。センターラインより向こうではマッタリチェック、しかし、センターラインからバイタルにかけては厳しくマンマーク。チョットでも前を向かれそうになると、シャカリキに追いかけます。これ、結構キツかったんじゃないですか?

短絡的に考えれば「仙台の選手は何をやってんだ!!」ということになるけど、東京からすれば「予定通り、仙台の良さを消せたよ・・・」となるかもしれません。リードしてからは「自陣に戻ってバイタルを埋めれば仙台は何もできない。後は相手が勝手にパスミスしてくれるんで、そこからカウンターをすれば・・」と言う感じですかね。

この試合に関しては、選手・監督・チーム戦術など、全ての面で「東京の方が一枚も二枚も上手」と言う感じでした。チーム敗戦の責任は監督に有ることは否定できず、選手層などから導き出された「対FC東京戦術」も、結果的に機能しませんでした。おそらく、鍋監督は自信を持っていたキャンプの成果を「そのまま試し、トライする事」に専念したはずです。しかし結果は出なかった・・・。これをどう考えるかですな。

現実的に「仙台よりも東京の方がチーム力はある」と考えるのが普通です。そのチームに対して「力負け」をしたからって、「仙台はもう駄目だ!!」と思うのは早すぎます。大切なのは、例え負けようとも、継続的に「賢功」をトライすること。もちろん、失敗するかもしれません。連敗するかもしれません。だけど、今の時点で監督やキャンプでトライしてきた事を否定するのはナンセンスでしょう。

鍋監督は昨年「苦しい時、重心を後ろにした試合をすれば、もうチョット勝ち点は稼げたと思います。しかし、我々はそれをしなかった。この苦しさが、絶対に将来、役立ってくれると確信しています」とコメントしています。今年も、昨年以上の苦しさが待っているかもしれませんが、チームとして鍋政権の継続を決めた瞬間から、我々は「堅守賢功」というチーム戦術と一蓮托生なのです。選手を監督を、そしてサポ仲間を信じ、ただひたすら応援する・・・。これしかありませんな。

とにかく、一回負けたぐらいでガタガタいうのは間違っています。確かに酷い内容でした。見るに堪えない結果でした。しかし、過度に選手や監督を批判しても、直ぐに改善するはずもなく、ある意味、無意味とも言えます。とりあえず5試合くらいは、どんな結果が出てもチームを応援したいですな。だってまだ、2試合しかやってないのですから。

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