2015年10月16日金曜日

明日は清水戦ですな

大宮戦が終わったと思ったら、もう明日は清水戦ですか。せっかく大宮戦で『一息』ついたのですから、このままの勢いを継続して清水戦で『二息』、そして残り試合は他チームの残留争いを「高みの見物」しつつ、マッタリと行きたいところです。

清水に勝てば何気に(ほぼ残留当確)ランプが点灯しそうですが、簡単じゃない事ぐらいは分かっております。うちにとって名古屋の相性が良いと同じくらい、清水にとって仙台は絶品チーズバーガー並みに美味しい対戦相手です。その時々のチーム状況に関係なしに、ことごとく日本平では苦渋を飲まされてきました。ホント、どんなにチーム状況が良くても、そして清水がダメダメな時でも、終わってみると負けでした。しかも、時にはフルボッコに近いくらいの内容で。このように「全く理解できない、摩訶不思議な現象の検証」は個人で推測するものではなく、そうですなぁ~~NHKスペシャルで取り上げるべき題材だと思っております。

そんなこんなで清水戦、ベガルタン的には「よしよし、いいところで対戦できた・・・」と考えております。まずね、対戦する上において、最も大事なのが「対戦相手とサポのモチベーション」です。マイケル・ジョーダンが初めてNBAタイトルを獲った時、アナウンサーから「勝因は?」と聞かれると、彼は、さも当然のようにこう答えました・・・・

「技術や戦略じゃない、気持ちだ、我々の方が勝ちたいという気持ちで、相手チームよりも勝っていたのだ・・・」

やっぱり、生身の人間が戦う以上、最も大切なのが「気持ち」ですな。それを元に清水を見ると、降格が決まりかけてるけど、確定ではない・・・という状況です。これがね、前節あたりで確定してたら「仙台戦は開き直ってガンガン行ってやれ!!」と言う感じになるんだろうけど、あいにく「まだ可能性はある」ので、完全には開き直れないと思うんですよ。これが仙台にとっては好都合というのが、ベガルタンの見解です。

こんな事を書くと「どっちみち、勝たなきゃしょうがないんだから、同じじゃねーの?」と思われる方も居るとは思いますが、降格が確定して「もう失うものなど無い!!」というマインドで攻めてくるのと、「可能性はあるんだから負けられない」というマインドで攻めてくるのとでは、おのずと勢いが違ってくるはずです。だからこそ、仙台にとって今節に清水と対戦できる事は「神様からのプレゼント」と思っております。

問題は、このプレゼントを素直に仙台が受け取れるかどうかですな。何度も言うけど、清水からすれば「勝ち以外は無用」なので、ある程度はリスクを追ってでもゴールを狙ってくる時間帯が有るはずです。そこで確実にカウンターを決められるかどうかで、この試合の展開は変わってきそうです。最近は、メッキリとセットプレーからの得点が減ってきただけに、勝負のカギは「カウンターを生かせるかどうか」でしょう。

熱烈な清水サポである浅沼取締役でさえも「ジタバタしてもしょうがない」という諦めの心境に到達しております。だとしたら、ここは「送り人」のような心持で、最後を見取ってやるのがベガサポの務めかもしれません。しかし、本当にもしも、この「見送り」が失敗した時、私たちには強烈なしっぺ返しが待っている事を忘れてはなりません。

12シーズン、我々は最後まで優勝を争っていました。ホーム最終の新潟に勝ち、広島が負ければ・・・と言う展開。対する新潟は、この試合に負ければほぼ降格が確定。チームの勢い、サポの熱気、優勝争いと残留争い、ホームユアスタ、どれをとっても仙台が有利なはずでした。しかし、結果は新潟に敗れ、新潟は奇跡の残留。それ以降、仙台は新潟に勝てなくなります。結果論ですが、今でもベガルタンは時々思う事が有ります「あの時新潟に勝って、降格させていれば・・・・と。

勝負事の鉄則は「倒せる時に倒さないと、逆に倒されてしまう」であります。ここで、清水の息の根を止める事が出来るかどうかで、これからの仙台の歩む道が見えてくるかもしれません。お人好しで新潟戦同様に負ける事があれば、それはチームとしての成長が無いことを意味します。だからこそ、勝たねばなりません。我々は清水に止めを刺してこそ、次のステップへ上がれると信じています。

「送り人」は嫌な役回りです。しかし、嫌な役回りという仕事を貫徹してこそ、チームとしてもサポとしても成長する筈だと思います。ベガルタンは成長したいのです。その為には、相手チームサポの怒りや哀しみを、自らの心の中で消化して行く力がどうしても必要となります。

ベガルタが勝てば、終了後の日本平がどうなるか・・・は、神のみぞ知るです。しかし、ベガルタも自らの成長の為、残留の為には絶対に負けられません、チームの成長と、サポーターとしての成長が「=」だとするのなら、サポ的には絶対に勝ってもらわないと困ります。試合に勝ち、その上で、清水サポの怒りや哀しみを心の中で消化する。そうなればベストですな。

でもね、仙台が負けて、仙台サポの怒りや哀しみが爆発する可能性も無いとは言えません。そうしたら、神戸サポの知人や甲府サポの上司から、速攻でメールが来るんでしょうな・・・・

「本当に、お前も仙台も使えねーな」


明日は清水戦、ビート清水!!

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