2013年9月10日火曜日

大分戦のお得チケットを考える

先日、営業先で大分戦の話になった時、「今度のチケットは結構お得だったので、1セット、5枚を購入して仲間と行くんです・・・」と言う話になった。ベガルタンとして「えっ、何?それ何なの?」と聞く訳にはいかないので、「あぁー、そのスペシャルチケットはお得だよね・・」と、知ったかぶりを炸裂させてその場を離れました。で、車に戻るや否や、速攻でお得チケットを調べると・・・
大分戦 お得チケット
【3世代チケット/5枚で10,000円】5人集まれば5枚で¥10,000ご家族でも、おじいちゃん、おばあちゃん、ご友人でも、ご近所様でも組み合わせは自由です! ※ご家族でご購入の方には、お得な特典を差し上げます

とまあ、こんな感じのチケットがありに出されていたんだけど、正直、初めて知りました。なんかハーフタイムで、特別なチケットを買った人たちにプレゼントを・・・・みたいな企画をやっているのは知っていたけど、そうですか、こんな企画をチームは行っていたんですな。それにしても、Lゾーンとはいえ、枚単価2000円は破格の価格設定です。通常では4500円(前売りは4000円)だから、なんと50%オフのスペシャル価格。この値引き率はアウトレットモールの店員もビックリでしょうな。

このチケットに関しては、通常の価格で購入している人たちからの不満があると聞いています。「俺たちは4000円で、あっちは2000円かよ!!不公平じゃねーか?」みたいな気持になる人も居るはずです。まっ、ベガルタンなら、そう思いますな。でもね、これらの不公平感を分かった上で「お得チケット」を売り出すということは、チームからすれば「止むに止まれぬ理由」があることは明白です。
13年シーズン、ベガルタの平均観客数は約14300人。そして12年度の平均は約16600人。この2000人減が、そのままフロントの危機感につながり、出してきたアイデアの一つが「お得チケット」なのでしょうな。サッカーのチケットと飛行機のチケットと似てるよね。飛行機の場合、売れなければ「空気を運んでる」と揶揄されます。なので、航空会社では「満員にならない便の座席を早割りチケット」などでディスカウント売りを積極的に行って、売上の確保を戦略的に考えるのでしょう。   基本的にサッカーのチケットも、試合が終わってしまえば「紙屑」なので、そうなる前にフロントは様々な手を考えます。今回のような試みを行う前提はただ一つで、それは「絶対に多くのチケットが売れ残る」という確信があるからでしょうな。格安チケットに関しては、人それぞれの見解があるとは思います。しかし大事なのは、サポーターと言うのは、チームの成績だけ我慢すればいいのではなく、ある程度のチーム運営にも我慢が必要という認識を持つ事だと思っています。   ベガルタンだってチケットが値上げした時、「どうしてSバックだけ、値上がり率が段違いで高くなるんだ!!値上げはしょうが無いにしても、こんな不公平が許されるのか!??」とキレた経験があります。フロントの不条理な運営には文句を言いたくもなりますが、この格安チケットにかんしては「チームの危機感を回避しようとして頑張っているんだな・・・」と思う事は出来ます。チームとして、観客数のアップは運営強化のためのマストアイテムです。だとしたら、チームが行おうとしている様々な戦術に対して、過度に不満を持つのではなく、温かい目で見守る姿勢は寛容でしょうな。それが一時的に、個人的な不満になったとしても、とりあえず静観するのがベガルタン流です。

2 件のコメント:

  1. いつも楽しく覗かせていただいてます。
    同感です。
    年間チケットの値上げ率ですが、Sバックはまだいいほうです。
    車椅子席は割引率0%です、前売りもないので、厳しいです。
    他の方々より、良い席で観戦させていただいてますが、腑に落ちませんね。
    これからも「ベガルタン」さんの目線でブログ更新してください。必ず読んでますから。

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    1. さいとう殿へ

      お初ですな
      そうですか、車椅子席は0%ですか・・・
      一般の席と車椅子の席とを対等に考えるのには無理があるので
      明確なチーム批判をするのは控えますが、どっちにしても
      格安チケットは長期的に継続してはいけない戦術だと思っています
      しかし、現状を考えれば「何か策を講じなければ・・・」と
      思う事は極めて自然なので、もう少し静観する威勢は必要ですな

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