2012年7月9日月曜日

神戸戦に想う

ん~~、何とか勝ったものの、その事実以外に価値を見出す事が難しい試合でしたな。試合中は「うわぁ~~危ねーよ」とか「くぅーーー防戦一方じゃないか」とか「中々ラインを押し上げられない・・・これじぁあ去年と一緒だよ」みたいな感じで、ネガティブな愚痴が次から次へと出てくるのを止めせれませんでした。まあね、全ての試合が完勝出来る訳じゃないし、長いシーズンでは内容的に「ダメダメな試合がどうしても出てしまう・・・」という事ぐらいは経験則として分かっているから、そんなにショックではないんだけど、神戸戦の内容が「神戸が絶好調だったから」か?それとも「仙台がダメダメだったから」か?を判別できないのが素人の辛いところです。

この日は7/7の七夕。その日に試合があると言うことで、
NHKの朝のニュース
というコアな時間帯でもベガルタの試合を取り扱ってくれました。きっと、ニュースの原稿を作る責任者の人が「Jリーグのニュースなら、7/7は七夕だから、その七夕にチーム名の由来があるベガルタを取り上げよう、いちよう首位だし・・・・」と話したことは確実でしょうな。首位だと、何もしなくても話題にのぼるから、自然とメディア関連での露出が増えます。そうなると、これまた自然に「その露出度を利用しよう」と考える企業が出てくるし、「俺たちも一回、生で試合を見てみよう」と考えるライトサポも増えてきます。今のところ「仙台が首位で頑張っているんだから、スポンサーになろう・・・」という企業は出てきていませんが、「試合を生で見てみるか・・・」というライト層は確実に増えています。この積み重ねを継続するしか、満員のユアスタを復活させる術などありませんな。

それにしても、神戸というチームは不思議なチームです。何気にメンバーは毎年揃っている様な気もするのですが、これまた毎年のように、そんな考えを否定するような順位に落ち着く・・・。昨年は過去最高の順位だったと言うことですが、他サポが冷静に考えると「やりようによっても、もっと上の順位になれるポテンシャルはあるんじゃねーのか???」と思ってしまう状況がエンドレス。しかし昨年からは本気を出し、伊野波は引っ張ってくるわ、相馬も確保しちゃうわ、鹿島から田代と野沢をゲットしちゃうわ、ガンバから橋本も引っこ抜くわ!!の大盤振る舞い。これじゃあ神戸サポのみならず、他サポだって「今年の神戸は強そう・・」と思うことは極めて自然です。でも・・・監督の解任。「嗚呼ー、今年も神戸は・・」と思ったところで西野が就任して「V字回復!!」を達成。いつも仙台とは「神戸って強いよな・・」みたいな試合をするので、その意味でも神戸は不思議なチームです。


極端な事を言えば、仙台のチャンスはゴールを含めて前半2回の、後半は・・・1回あったか無かったか・・・ぐらいでしょうか。事実として、このダイジェストにおける後半の仙台の攻撃シーンは一度だけ。しかも、ウイルソンが放った可能性が激低のロングシュートのみ・・・。公式のスタッツを確認すると、神戸に倍以上のシュートを打たれ、そして圧倒されるくらいにポゼッションされた試合でしたので、マジで勝てたのが不思議です。西野が試合のコメントで「仙台は思っていた以上にリトリートしてきた・・・」と語っていましたが、あれは仙台が意図的な戦術としてリトリートしていたのでしょうか?ベガルタン的には「押されて押されて、結果としてリトリートせざるを得なかった・・」と考えています。

今季最悪とも思えるような試合でした。「あれ?これって昨年までの仙台じゃ・・・」とも思える試合でした。「来たか、夏場の仙台が・・・」とも思える試合でした。しかし、好調になって来た神戸相手に、アウエーで苦しみながらも勝つことが出来ました。この試合は、その結果のみだけを求めた試合と考えることで、全てのネガティブ要素を払しょくしてポジティブになる事が出来ます。長いシーズン、どうしても苦しい試合がでてくるけど、そんな試合でも少ないチャンスを物にして何とか勝ち点を拾う・・・。仙台というチームは、我々サポが思う以上に「地力」がついてきたのかもしれません。じゃないと、あの試合を勝ち切る事など出来ないはずです。選手たちは頑張りましたな。

苦しくても勝つ。厳しくても勝つ。ドン引きと言われようが、あれが首位のチームか?と揶揄されようとも、何が何でも勝つ。我々は今、未体験な領域をゴール目指して旅しています。羅針盤は無く、お金もありません。選手たちだって優勝争いの経験など未開の領域のはずです。そんな選手たちへ、我々が出来る事は限られています。リーグ前半を首位でターンするチームの目標が、何とか4位以内・・・では消極的過ぎるでしょう。後半戦、ベガルタンは堂々と優勝することを前提として書き込みのアップをする・・ことをここに誓います。

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