2016年8月26日金曜日

明日は広島戦ですな


えー、明日は広島戦なんだけど、こう、何て言うか「明日は絶対に負けらんねー!!」みたいな切迫感など微塵もなく、どちらかと言えば「おっ、明日は広島戦か~~頑張ってほしいよ・・」みたいな、何気に裕福な家庭で生まれたキャンディ・キャンディーのウイリアム大叔父様的な感覚しかしないベガルタンです。

ぶっちゃけ、仙台が2ndで優勝を願うのは厳しめ。もちろん、不可能ではないんだろうけど、「ここから78連勝して、上位チームが揃って連敗すれば・・」は若干の無理筋。それでいて、何気に降格の心配も無い・・・この状況で「どんな試合でも、入れ替え戦利時のようなパッション(情熱)でサポーターも戦え!!」みたいに望むのは酷でしょうな。

つまり、今年の仙台は、残留争いに汲々としていた頃に憧れていた「ミスター中位」のポジションを名古屋から奪ったと言えなくもありません。痺れるような残留争いが恒例行事となっていた頃、毎年中位のポジションを嘆いていた名古屋サポの後輩が「今年も12位くらいでしょうけど、何なんですかね、金は他チームよりもあるのに・・」とベガルタンに愚痴ってきました。その時ベガルタンは、その後輩に対し、こうシャウトしました。

「もしも俺が、『おしんの母』の泉ピン子なら、お前にこう言って、ぶん殴ってるはずだ「贅沢言っちゃ、なんねーだ!!!!」とな。そんなことを言うのは、現実的に降格が見えている時の挫折感を知らないだけで、知ったら、そんな愚痴なんて言えるはずがない。中位って、凄い事なんだぞ・・」

よくよく考えてみたら、予算トップの浦和やトップ5のガンバや東京すら降格する時代です。トップ3の名古屋とて、もはや他人事ではないはず。ましてや、年々チーム力が下降トレンドのチームで、そして新人監督、そんな状況で下降トレンドが急反転する可能性に夢を託せるか?と問われれば、誰だって難しいと考えるでしょう。

翻って考え直せば、「中位がキープできると判断してからは、如何に来季に向けての準備をするか?」が最も大切なミッションになるかもしれませんな。どんな状況でもスタメンを固定し『トップ5を目指す』という考えを否定するつもりはありませんが、賞金がでる8位以内を逃した場合、9位と13位に明確な格差を見出すのは困難です。

だとするなら、現在の仙台に大切なのは「ゲームでの勝ち負けよりも、明確なビジョンの元に、どのように来季に向けてチーム力を上げて行くか?」でしょう。最近勝ってない広島には勝ちたいところですが、大切なのは明日の勝ち負けではなく、来期以降を見据えての戦略のはず。だとしたら、思い切った若手の起用もありかと。中々ないよ、これからの数試合は「結果≦内容」というシチュエーションって。

いくら心持が「キャンディ・キャンディーのウイリアム大叔父」チックでも、だから負けてもいいよ・・・とはなりません。結果よりも内容が大事ですが、より大切なのは「その中身や内容に、未来があるのか?」でしょう。これからの数試合、ベガルタンは「その未来」を探そうと思っています。

明日はサンフレ戦、ビート・広島!!

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