2016年7月25日月曜日

ベガルタン、湘南戦で「今年の仙台はスネ夫だ」を感じる


いやぁ~~、凄かったですな、七北田公園のポケモンハンターの数。それどころか、普段はユアスタで自ら作る焼酎の水割りと、匂いが強烈なキムチとさきイカを、こよなく愛する焼酎親父でさえ、この日はスマホの画面でレッツ・ポケモン・GO。きてますな、ムーブメントが。

この日の観客数は13000人オーバーという、チョット寂しめのユアスタ。夏休みスタート直後なんだから「もうチョット来てくれても・・・」という思いはありますが、これが現状のユアスタポテンシャルなんでしょうな。現在のユアスタは、2千人以上のアウエーサポが来てくれないと、中々15000人オーバーとはなりません。悲しいけど、現実です。

相手が湘南だからでしょうか、何気に安心して観ていられる展開。こちらが攻めていても守っていても、素直な実感としては「戦力と戦術がイマイチな浦和」的な試合内容。ぶっちゃけ、坪井と長谷川以外は知らない選手だし、これといって圧力が弱いオフェンスなので、当然のようにそこからのカウンターの数は多くなり、新潟戦以上に余裕があるように感じました。多分、仙台が強いんじゃなくて、湘南が強くないだけなんだろうけど。

7月も終わりそうなので、直近2カ月の成績を確認すると762分。この数字の詳細を確認すると・・・

7勝の内訳 福岡湘南新潟・柏・甲府・新潟湘南

6敗の内訳 鳥栖・大宮・磐田・川崎・ガンバ・浦和

2分の内訳 神戸・川崎
(そして次節は福岡)

この内訳を冷静に見れば、「仙台は典型的なスネ夫タイプ」ということになります。つまり、ジャイアンのような強面には弱く、のび太のように自分よりも対等以下の奴には滅法強い。Jリーグの中位以下のチームにとって、仙台は最も嫌われている感じでしょうか。ただ、この辺のところがベガルタン自身と被ることがあるから、何気にシンパシーを感じる部分ではあります。平たく言えば「今年のベガルタは弱い者いじめ」と言う事になりますな。

大局的な見地で考えれば、シーズン末期に湘南や福岡や新潟と戦うよりは今の時期に対戦した方がメンタル的にはグッド。経験があるだけに嫌でしょ?最終盤に降格が決まりそうな相手と戦うのって。その意味で、今年の仙台は結果として対戦日程には恵まれていると言えます。とりあえず、今季は「スネ夫仙台」でもいいので、早めに勝ち点40付近まで到達して欲しいですな。

この世界では、チョットでも「敵に憐れみを感じた時点」で、自らが地獄行のパスポートを申請する事と同じ意味合いを持ちます。生き残るためには、相手を地獄に落とすしかない非常な世界だからこそ、我々サポーターは目の前の試合に一喜一憂するのでしょう。地獄の苦しみは知っていますが、だからと言って「J1が天国」と感じたことはありません。ちょっとたけ見えてきたような幻想を感じたことはあったけど・・・。

12年シーズンの終盤、「ひょっとしたら、ひょっとして・・」と感じて臨んだホーム最終戦の対新潟。勝てば優勝の可能性が膨らみ、尚且つ、大嫌いな新潟を地獄の底(j2)へ叩き落すことができる大一番。結果、負けてしまって「天国を感じられる可能性」は否定され、新潟は奇跡の残留へ。あの時勝てば、天国へ行けたかもしれない・・・。そう考えるたびに、「あの時、新潟を落としておけば・・・」という後悔の念に苛まれるベガルタンです。

湘南戦では「負けるかも・・」と思ったことはありませんでした。普通に「勝つんだろうな・・」と思っていた時に、ウイルソンがズドン!!最高です。本当に最高でした。普段は声など荒げないベガルタンでさえ、「最高、ウイルソン、最高!!」を連呼。その瞬間、ベガルタンは数年前に流行った「みなさーん、最高ですかぁーー!!!最高でーす!!」を連呼していた偽宗教教組の気持ちが痛いほど分かりました。「最高でーーす!!」を連呼するって、気持ちいいんですな。

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