2016年7月14日木曜日

浦和戦で現状を考える


いやぁ~~驚きましたな、天皇の生前退位報道。いかん、いかん、本題を書き込まねば・・・。それにしても意外と良かったですな、日野美香の歌唱力。やっぱプロって凄いんですな。歌う格好とルックスはベガルタンと支店長が行くスナックのママさん風なんだけど、歌唱力は段違い。あんなのが聞けるのなら、毎日でもスナックに通っちゃいそうです。

ロックやポップテイストの応援が闊歩するユアスタにおいて、ど演歌テイスト全開の歌を試合前やハーフタイムに熱唱する・・・。この時のベガルタンの考えは「ははぁ~~ん、ハーフタイムに演歌を聞かせ、レッズの選手やサポを「えっ!??なんで演歌なんだ???どうして日野美香が熱唱するんだろう??」という疑念を抱かせ、ゲームに集中させない戦略だな・・・意外と策士なんだな、腕組メガネって・・・」といったものでした。結果は伴わなかったけど。

浦和戦のみならず、最近の試合内容を議論するうえにおいて、確認すべき土台があって、それは「チームの目標は、昨年からチーム戦術を継続させつつ、トップ5」ということです。このワードを無視した議論は、何の意味も持ちません。それを踏まえつつ、ベガルタン的な考察を・・。

まず、試合内容うんぬん・・・ということよりも、現在のチーム状況を冷静に振り返れば、前線のメンバーを中心に怪我人が多数。よって苦渋のチョイスでFwは藤村!!その余波はベンチメンバーにも表れており小島・佐々木・ミンテなど若手が列挙。ぶっちゃけ、攻撃的な駒として計算できるのは、ウイルソンと菅井のみ。その駒をカードとして使っての0-1での敗戦なので、チームとして現状では頑張った・・・と言えなくもありません。

そこで問題となるのは、何気にマジョリティーである「負けたけど、内容は悪くなかった・・」という声を、どう考えるか?であります。ベガルタンもね、試合後の感想は「悪くはないと言えば悪くない。連チャンのトリプル3だったから、多少守備的になるのでシュート数が少なくなるのも自然と言えば自然。過程は悪くないけど、結果は4連敗と最悪・・訳分かんねーよ・・」って感じ。

プロである以上、結果が何よりも大切、これに論がある人は居ないはず。そして現状のチームは怪我人が続出してのチーム状況は火の車。藤村が連チャンでfwとしてスタメンを張り、ガンバや浦和と戦わざるを得ない・・・これをピンチと言わずして、何がピンチなんだ?と考えるのは極めて自然ですな。

それじゃあ、「チーム状況は最悪で、対戦相手も最悪、でもって勝利を期待するのは酷とするのなら、選手起用、戦術、戦略、それぞれでチャレンジし、試行錯誤の中から光明を見出すしか・・・」と考えざるを得ない事にも整合性はあるような気はします。

こんな時はシンプルに考えるに限ります。プレゼンに関する大学のゼミで学んだことに「オッカムの剃刀」ということがありました。これは14世紀の哲学者・神学者オッカムが用いた哲学の論法で、「より複雑な説明と、より簡潔な説明があった場合、後者を採用すべきだ」というものです。別にね「単純な説明が常に真実である」ということではなく、経験的に、「単純な論理の方が正しいことが多い」といっている・・・こんな感じでの理解でよかったんですよね?大隅先生。

川崎、ガンバ、浦和との連戦、そしてチーム状況は良くない・・・。普段であれば絶対に「プロセス≦結果」なんだけど、現状に関していえば「プロセス=結果」でも止むを得ない。つまり、どっちも大切だし、そのうえで結果を・・・なんだけど、現状で「二兎」を狙うのは厳しめ。そのうえでシンプルに考えれば、「結果に期待できないのであれば、期待の比重を過程や内容にかけても良い気が・・」であります。

プロである以上、結果を伴っての「内容うんぬん」です。しかし、それを今の仙台に当て嵌めるのは無理筋。だとしたら、監督や選手が感じているであろう「昨年とは違う手応え」に期待するのもあり。シーズン2回目の4連敗だから、多少はメンタルに免疫もできているはず。両方追えないのであれば、謙虚に「内容はソコソコなんだから」的な感じで満足する方が、長くサポーターを楽しむ秘訣ですかな。

向こうのゴールはナイスでした。ロスタイムの最後の最後まで、徹底的に裏を狙い、最後の最後で仕留める・・・。悔しいけど、実力差なんでしょうな。折角、オペレーションネーム「日野美香の歌声でレッズサポの気勢を削ぎますよ」を発動したのに、こっちの気勢が削がれてしまっては・・・策士、策に溺れる・・とはこの事ですな。

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