2014年4月30日水曜日

ベガルタン総統閣下シリーズ11 川崎戦で怪我人の多さにキレる!!

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していたのだった。


この日はホーム川崎戦だったが、総統閣下は「IEの脆弱性問題」により、急きょ出勤&検討会議で不参戦。受注から発注まで、何から何までネット完結しており、しかも、殆どのパソコンでIEを使っているとなれば、楽しみにしていた川崎戦の不参加は止むを得ない。そこで総統閣下は、帰社した19時から部下たちと秘密基地で録画観戦するのだった・・・。



内容的には、今出来る精一杯の戦いだと思っています。怪我人が多く、決して誉められた内容ではありませんし、無得点記録も継続中ではありますが、現状のベガルタに、あれ以上を臨むのは、ベガルタンがナンパに成功して、深夜のベッドでハットトリックを達成しろ!!っと言ってるようなものです。つまり、あの戦い方、あのメンバーで、ここからWC中断期までに「何ポイントゲット出来るか?」が、そのままベガルタの成績に直結するんでしょうな。

どうやら我々サポーターは「相手よりもシュートは打っているし、そんなに悪くはないんだけど・・・」という幻想を打破出来ずに居かもしれません。「悪くはない」という感覚と、「勝てない」という現実の狭間に陥ると、サポーターはDNA的に脳内麻薬が充満するようシステム(自己防衛)になっていて「試合で負けたことに対する心の痛み」に鈍感となるようです。じゃないと、身体が持たないのでしょう。

パンドラの箱には希望が残っていましたが、仙台にとって希望とは何でしょうか?ある人は「怪我人の復帰」と言い、ある人はストレートに「勝利」と言い、そしてある人は「サポーターの団結」と言っているようですな。希望とは、不安の中でしか光り輝かない、目には見えない未来のようなものです。しかし、未来が見えれば希望に満ちて幸せになるのか?と問われれば、必ずしもそうではありません。サポーターにとって希望とは、タイトルでも勝ちつづける事でもなく、チームと共に成長して行く自分自身の投影を想像することです。今、ベガルタは非常に厳しい状況に陥っていますが、その苦しみを「成長痛」だと思う事で、絶対に我慢出来るはずです。

ベガルタンは知っています。チームと共に、この苦しい状況から抜け出したその先にしか、サポーターとしての希望など無い・・・ということを。とにかく今年は、堪えんと、萎えんと、ペーシェント!!であります。

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