2014年2月27日木曜日

ベガルタン、チョットだけ燃えてくる

いよいよ開幕が迫ってきましたが、今のところ“心の高揚感”などは微塵もありません。何でかなぁ~~と考えてみると、導き出される答えは「今年は何気に苦しいシーズンとなりそうだから・・・」ぐらいですかな。もっとも、毎年毎年厳しいシーズンを覚悟してスタートする事、早10年のサポーターなので、今年の厳しい順位予想を見せられたからと言って「何を今さら・・・」って感じがしない訳でもありません。


一昨年、仙台は2位となって、サポからすれば「やっと来たよ、俺たちの時代が・・」という安堵感と言うかプチ達成感を得たかもしれません。しかしチームが“その場所”に満足する事はなく、翌年に選んだ進化(戦術)は「堅守速攻⇒ポゼッション+堅守・・・そして次のステージへ」でありました。

チームは自ら成功体験がある“堅守速攻”はチョット脇に置いといて、新たにポゼッションを強化しつつパスワークで相手を崩すサッカーにチャレンジしたのです。しかし、結果だけを見れば、このトライは上手くいきませんでした。もちろん、トライしたことに意義を見いだせれば決して失敗とは言えません。ただし、フロントや選手、そしてサポーターが13位という順位に納得したかと言えば、その答えはNOでしょうな。幸か不幸か、プチ成功体験を経験してしまったベガサポは、13位で残留という結果では満足できない体質となってしったのです。怖いね、成功体験って。

あるベガサポが、メディアの順位予想の平均値を計算したところ「約12.8位」ということでした。つまり、多くの評論家にとって仙台は「よくて昨年と同じ順位、悪けりゃ残留争いしそうなチーム」ということでしょう。個人的には「昨年と殆ど同じメンバーだし、監督が代わったことで、そこまでネガティブになる必要はないと思うんだが・・・」という思いはありますが、知らず知らずのうちに「ベガルタ仙台の強さにおける“手倉森という存在の比重”」は格段に大きくなっていたようです。これで監督が続投して、林が退団したぐらいだったら、仙台は残留争い・・と言う予想の渦に巻き込まれる事は無かったのかもしれませんが、不幸にして現在は「残留争い候補」の、ど真ん中であります。悲しいけど、アーノルドの評価は「ふたを開けてみなけりゃ分らないよな・・・」ってところなんでしょうな。

メディアによれば「1トップが機能出来るか?」「リャンはトップ下で結果を出せるか?」「林の穴は埋められるか?」「システムが開幕からスムーズに行くか?」等々・・・、今年の開幕前の仙台はネガティブな要因がワンサカ状態です。こんだけ不安要素を指摘されれば、誰だって心配にはなるでしょう。ただし、ベルデニック体制で迎えた開幕戦と比べれば、その心配の大きさは違います。

あん時は、練習試合からボコボコにされてて、尚且つ「守備の中心であったガスパルと、他の選手との連携が全く上手く出来て無かった(後に、ガスパルには通訳がついておらず、意思疎通さえ片言の英語だけだった)」という状況があり、もうね、不安で不安で、どうしようもなかったからね。そん時と比べたら「最低でもソコソコ守れるだろう・・」っていう“最低限の保険”があるから、何気に“何とかなるかも・・・”っていう思いと言うか願望はありますな。

新潟営業所の星課長から「先輩、仙台へ参戦しますんで、試合後の飲み代は、負けたチームサポのゴチでよろしいですよね?まさか逃げないですよね?」というメールが来ました。あの野郎、絶対負けねーと思っていやがるな・・・と思いつつも、何気に開幕戦が楽しみになったベガルタンです。

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