2014年2月21日金曜日

年度別、観客数の推移に想う



いやぁ~~、真央ちゃん、凄かったですな。うちなんて、2人で正座して見て、競技終了後には2人で「真央ちゃん、よくやった・・・よく頑張った・・」と号泣していました。夜中の二時に、中年夫婦が号泣する様は何気に不気味ですが、我々は真央ちゃんが苦しんだ過程を知った上で、その結果を受け入れるしかありません。真央ちゃんが流した涙は、我々にとって金メダル以上の価値があるはずです。いいですな、オリンピックって。

さて、チームは公式に年チケの3次募集をリリースしました。社長自ら「もっと、チケットを販売しなければならない。営業不足を反省している・・」とコメントしています。2/12現在で、年チケの販売目標が8000席に対し、6665席。13年度の実績が7532席だったので、その時点で昨年時と比較して12%減収となっており、目標の8000席に対しては約19%もの大幅なマイナス数字であります。私が社長でも「目標の8千席に届かないのはしょうがないにしても、前年対比でマイナス1100席とは、うちの営業部隊は何をしてるんだ???」と考えるでしょうな。そして、営業部隊だけに、まかしておけないと感じたからこそ、社長自ら、サポーターに対して現状を公表しながら、トップセールスを行なうに至ってしまった・・・、まっ、厳しいけど、現状はこんな感じなのかもしれません。

ここで、年度別の平均観客数と収容率の推移をチェックしてみます。
年度  カテゴリー  観客数  収容率

2013   J1     14,867  69.4% (楽天優勝・13位)
2012   J1     16,600  84.3% (優勝争いで2位)
2011   J1     15,656  79.5% (大震災)
2010   J1     17,332  69.6% (14位)
2009   J2     12,951  40.2% (J2優勝・昇格)
2008   J2     14,080  66.7% (3位・入れ替え戦)
2007   J2     14,685  74.6% (4位)
2006   J2     14,453  73.4% (5位)
2005   J2     15,934  80.9% (4位)
2004   J2     16,199  77%  (6位)
2003   J1     21,709  84.9% (降格)
2002   J1     21,862  92.6% (チケット難民現る)
2001   J2     14,012  71.1% (昇格)
2000   J2     8,887   45.1%

このデータを見ると、営業部隊の貧弱さを擁護する事は困難であります。昨年の数字は、J2降格2年目の数字よりも悪く、2000年以降で振り返れば、4番目にワーストな収容率でした(宮スタの浦和戦での撃沈が痛かった)。不況で、どのチームも観客数で苦慮している現状を踏まえても、前年と比べて15%も観客数や収容率がマイナスしているのですから、うちの常務ならキレて「やる気の無い奴は、辞めてもらって結構だ!!」とシャウトするのは確実であります。だいたいにして、その前年対比からも、2/12現在で12%マイナスしてるんでしょ?こりゃあ、営業会議があれば、とてつもないブリザードが吹き荒れるのは目に見えますな。

営業部隊には成功体験がありました。それは「J1に上がれば収益は改善する」という奴です。事実、初めて昇格した際には平均観客数が21000人を超え、2度目の昇格の際にも大幅に平均観客数が増えたのです。翌年の大幅ダウンは「まっ、大震災があったからな・・・」で、いい訳が出来たのですが、一昨年に初めて優勝争いした際にも大幅に改善する事はなく、その流れは変わることなくして昨年度の観客数は大きくマイナス、そんでもって今年は、それに輪を掛けて大マイナス・・・、こりゃあ、社長じゃなくても「ヘルプ・ミー!!」ってなるよ。

観客数が改善する妙薬などがあれば、チームは食後30分以内に水と共に呑みこんでいるはずです。まあ、あったとしても余程の劇薬でしょう。仮に、劇薬があったとしても、当然のように副作用は覚悟しなければなりませんが、現状のベガルタには副作用を覚悟してでも劇薬を欲しています。とりあえず、議論の突破口として劇薬を、対案を批判覚悟で提示する事にします。

1.年チケの席を固定ではなく、変動型にする。

今、ベガルタンは自分の席を大変気に入っております。この席をキープしたいがために、年チケを継続していると言っても過言ありません。他の人も、きっと同じでしょうな。Sバックで言えば、真ん中付近に空きは無く、新たに年チケを購入しても「限りなく端っこ・・・」である事は明白です。しかし、新たに購入しようと考えている人たちにとって「端っこしか買えないのか・・・」という要因は滅茶苦茶ネガティブであります。

そこで、年チケの座席を“固定式”ではなく、“変動型”にすることによって、新しい仲間を加えるのです。例えば、今年Mエリアの人は来年Nエリア、その翌年はLエリアで観戦する・・・。その際に、一定の席を新規顧客獲得ゾーンとしてキープすれば、購入を悩んでいる人が居れば「今なら、と真ん中の前列を、ご用意できます」というスペシャルな営業トークが炸裂することでしょう。確かに、個人的にも「今の座席を手放すのは・・」と言う断腸の思いはあります。正直言えば、今の座席で観戦できる事が幸せです。ど真ん中のエリアでチームを応援するのは、ある意味人生の“生き甲斐”ですらあります。しかし、チョット視点を変えて「新たに仲間となろうとしている人たちにも、この素晴らしい“幸せ”や“生きがい”を教えて、多くの人に幸せとなってもらおう・・・」と考えることによって、この断腸の思いを断ち切れないでしょうか?

しかし、これをやったらベガルタンを含めての既得権益者(年チケ保有者)から、一斉にバッシングの嵐になる事は確実ですな。「そんなことをしたら、俺は継続しねーぞ!!」っていう電話やメールが殺到するはずです。ただし、新たな血(仲間)を受け入れなければ、ジリ貧になることだけは分かっています。そうならない為には、我々既得権益者(年チケ保有者)が、ある程度の血が流れる事を覚悟しなければならないのではないか・・・。結構マジで、そう考えつつあるベガルタンです。

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