2013年7月18日木曜日

ベガルタン総統閣下、シリーズ3 広島戦

仙台市青葉区、森深き一本道をくぐり抜けると、第五帝国を復活させて世界制覇をもくろむカルト集団の本部がある。本部の扉を開けると、教会のような礼拝堂があり、そこにはヒットラーの銅像が鎮座されていた。優秀な頭脳集団を形成した第五帝国は、日本が誇る最先端医療技術iPS細胞を駆使し、ヒットラーのクローンを再生させることに成功。まずは、若者の信者を増やすべく、ベガルタ仙台のサポーターのふりをして、誰にも気どられる事無く、ベガサポを入隊させようと画策していた。

ベガルタン総統閣下は2週間の海外出張を終え、ようやく仙台に戻ってきた。出張中でもベガルタの事は気がかりだったが、海外ではネットを使わない限り、ベガルタの話題に触れることは無く、チームや仲間を信じて仕事に集中していた。連戦前、手倉森監督は「チームの原点、失点しないサッカーで勝ち点を積み上げたい・・・出来れば12点(4連勝)・・・いや、それが無理でもホームでは全て勝ちたい」と語っており、ベガルタン総統閣下は、その言葉を信じて仙台を後にしたのだった。

総統閣下の帰還を前にして、本部では「どのように、この4連戦の結果を報告しようか?」と連日会議が開かれていたが、結局は妙案は出ず、いつものように、素直に真実のみを報告する事になった。たとえ、逆鱗に触れようとも・・・・。

ベガルタン総統閣下が、ついに本部へ帰還した。出迎える部下たちは、整然と並び「ハイール、ベガルタン!!」を連呼。その圧倒的な音量から、この4連戦の良い結果を想像せざるを得ないベガルタン総統閣下であったのだが・・・・



最初に総統シリーズをアップした時「年に一回ぐらいなら、キレてもいいだろ・・」って軽い気持ちでアップしたんだけど、まさか、前半戦で3回もアップするなんて・・・そしてシリーズ化されるなんて・・・開幕当初は夢にも思いませんでした。人生って、厳しいよね。

2 件のコメント:

  1. 寿人は憎めないのがベガサポのジレンマですね。

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    1. サポ自殿へ

      お初ですな
      確かに、そのジレンマはキツイのでしょう
      しかし、そのジレンマの先には我々がサポとして
      チームと共に成長する為の「何か」があると思っています
      共に成長するため、そのジレンマを乗り越えたいものです

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