2013年7月5日金曜日

明日は湘南戦ですな

明日は待ちに待っていたリーグ戦の対湘南なんだけど、「絶対に負けらんねーーー!!」といった高揚感や、「いつ勝つの?今でしょ!!」といった期待感などは微塵もありません。何故でしょうか?

もちろん、ユアスタには行きますよ、応援しますよ。しかし、昨年の終盤戦のような「早く明日の試合になんねーかなぁ~~、待ちきれないよ」みたいなワクワク感は無く、しいて言うのなら夜の夫婦生活のような「ねぇ、あなたぁ~~、最近ご無沙汰よ、ねぇねぇ、ねぇえったらぁ~~。んっ、そっ、そうだな・・・」みたいな義務感しかありません。ここ数年、ベガルタンは毎試合「ワクワク感」に満たされる週末を過ごしてきました。何とか残留を決めた最終戦、大震災後の川崎戦、優勝を掛けて戦った終盤戦の緊張感、その全てがベガルタンの脳内麻薬を活性化させるには十分の内容でした。例え「ドン引きのカウンターサッカーのくせに・・・」と揶揄されようとも、ユアスタには弱者が強者に挑むスピリットが満タンであり、その満タンに早く浸かりたい・・・という思いで週末の試合が待ちどおしかったものです。

しかし、4位となって、2位となって、ベガルタがJ1におけるカテゴリーは大きく変わってしまいました。シーズン前の順位予想では、当たり前のように降格候補カテゴリーが多数派だったチームが、今年に限っては概ね「優勝争いは厳しくても、その次を狙うカテゴリー(6~10位)には入ってくる」という意見が多数を占めるようになったのです。つまり、昇格してからは完全なる弱者だったチームが、弱者からステップアップして強者を目指す身分となり、メディアなどによる「仙台対湘南戦の予想・評価」などが目に入ってくると、絶対に勝てる相手など無いって分かっていても「ふむふむ、そうか、相手は湘南だし、ホームユアスタだし、負けは許されないな・・・」という気になるのを止められなくなります。

自分としては、昇格した頃の気持ちで応援していると思っているから「驕りや油断・そして慢心」などはしてないと思っているんだけど、スポーツ紙の評価やtoto予想における仙台支持率、さらには地元メディアによる強引とも思えるプッシュ!!をされれば、気がつかないうちに「湘南だから勝つよね、大分には勝って貰わないと困るよね」という油断が、深層心理の中で芽生えていることに気づかないのです。

仙台は決して強者ではない・・・ベガサポならば誰だって思っていることなのに、ここ2年の実績によって、メディアもサポーターも「謙虚さ」を失い始め、「湘南ぐらいには勝てよ」とか「大分に負けたらお終いだよ」みたいな辛辣な書き込みをネット上で見受けられるようになりました。この事自体を良い事だとは思いませんが、ベガルタン的には「弱者が強者へと変化する際には必ず起こる化学反応なんだよな・・・」と思う事で、このようなコメントは無視するようにしています。東京やガンバのような強者がJ2へと降格している現状を知るサポーターなら、仙台の地位などは砂上の楼閣と同意語だからね。

もちろん、化学反応は必ず成功して「弱者⇒強者」になる訳ではなく、「弱者強者の一歩手前降格して敗者再び弱者」となる場合だって結構な頻度であります。「弱者強者」への道のりは、快適な片道切符ではなく、ある一定の期間しか通用しない「青春の18切符」なのです。そこで上手く成長できたチームのみが、サポーターのみが、『強者』というカテゴリーへと転移出来ます。そして、ベガルタが変異できるかどうかは、今後の試合結果しだいです。明日の湘南戦は、その意味でも勝たねばならない試合であり、再び「ワクワク感」を取り戻せるか否かの大切な試合と思っているベガルタンです。マジで、勝ちたいですな。

明日は湘南戦、ビート湘南!!

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