2013年2月8日金曜日

昨日の続き

仮に、今年の年チケセールスが“ソコソコ”となっていた場合、2次募集は行なわれない (あくまでも現時点での事であり、今後追加募集はあるかもしれない) 現実を踏まえれば、フロントが当初目標としていた「年チケセールス」は“概ね達成した”と推測するのは妥当でしょうな。フロントだって「売り上げの目標」はあるんだろうから、もしも年チケセールスが不調だった場合に「いいよ、いいよ、不調だった分は選手たちの頑張りでユアスタを満員にしてもらえばいいよ・・・」と考える事などあるはずはありません。しかしながら2次募集を行なわないところに、「若干、追い風が吹いている今現在のチームの状況」をうかがう事が出来ます。フロントは、チームの総合力向上させる為に得た“3本の矢”をフル活用する事によって、チームのポテンシャルをワンランクもツーランクも上げようとしているようです。ちなみに3本の矢とは・・・

・優勝争いするだけの実績
・ACLへり参加
・ベガルタレディース
ですかな。

今年になって社長は「チーム予算を25億円までもって行きたい」と語っております。これを聞いた時、ベガルタンは・・・・
「減資して以降は堅実経営に徹し「絶対に赤字は出さない(出せない)」というディフェンシブな体制で戦ってきたフロントが、チーム収入の目標を15%近く(21億円⇒25億円)アップすると言う、超攻撃的な体制で戦おうとし始めた・・・。サッカーも一般会社の営業も「攻撃的な目標を掲げる」のは簡単だが、その結果をクリアーするのは目標が攻撃的であればある程、困難を極めるはず。そしてクリアー出来なかった時は、攻撃的に行なうために確保した全ての資産(広告費・人件費・その他もろもろにかかった費用)は全て無駄となる可能性が出て来るというのに、敢えて「予算は25億円」という高めの設定(ひょっとしたら、フロントにとっては高くないかもしれない)をするところに、今現在のチームの勢いを感じる事が出来るわな・・。何とか、達成して欲しい」と思いました。

一口に25億円といってもピンとこないから、他チームの数字を表記しながら考えます。数字は公表されている11年のデータを使います。

1.浦 和  53億円
2.名古屋  41億円
3.鹿 島  41億円
4.G大阪  38億円
5. 柏   35億円
6.横FM  35億円
7.F東京  33億円
8.川 崎  32億円
9.磐 田  31億円
10. 清 水  31億円
11. 大 宮  27億円
12. 広 島  26億円
13. C大阪  25億円
14. 千 葉  24億円
15. 新 潟  22億円
16. 京 都  21億円
17. 仙 台  21億円

このデータを見たうえで話せば、今までの仙台ならば「とりあえず、新潟は予算規模で追い越したいし、千葉くらいまで行ければ・・・」と控えめな数字設定となるのだが、今のフロントは「セレッソより上回りたいし、出来れば広島や大宮に追いつきたい・・・」という超攻撃的な姿勢である事が分かる。つまり、減資以降の数年間は“草食男子”だったフロントは、ここ数年の実績により“肉食男子”へとマインドを変えたということですな。これはこれで結構なことですが、その為に頑張って出来なかった時は、当然のように大きなリスクは覚悟せねばなりません。しかし、リスクの先にしか大きなリターン(タイトル)は無く、フロントとしては“そろそろ腰を据えて『虎児』を狙う時が来た”ということですかな。我々サポーターも、覚悟を問われるシーズンとなりそうです。

その上で年、チケのプレミア感についての書き込みに戻ります。まず、広島と比べて絶対的に羨ましいのは・・・

50%OFFの超ディスカウント!!
ACLとカップ戦で決勝トーナメント進出した際もチケ代に入っている
の2つであります。

これはいいよね、これが出来るって言う事は、チームとして「その分の収入が無くても大丈夫、問題なし!!」っていうことでしょうな。しかし、それを仙台は出来ない・・・。この要因は何なのでしょうか?ちなみに、柏は収入規模が大きくても、ACLの決勝トーナメントは仙台同様、新たにチケットを購入しなければなりませんし、浦和も同様です。っていうことは、広島だけが特別という事になり、逆説的に考えれば「50%OFFの超ディスカウントも、カップ戦やACLでの件も“そうせざるを得なかった理由”が存在する」と言う事になりますな。おそらくは、多少無理はしてでも「観客動員を増加させたい」との思いがあるのでしょう。そして浦和や柏からすれば「無理をする必要性は無い」ということであり、仙台からすれば「無理をするなんてとんでもない」ということになるんですかな。

次回に続く

0 件のコメント:

コメントを投稿