2013年2月4日月曜日

恒例、シーズン中にアップできなかったコラムの続編集

その1、浦和戦の出来事シーズン3

このコラムは、ベガルタンが浦和戦で隠れキリシタンとなって観戦した
ベガルタン、隠れキリシタンとなる2の続編です。

最初は普通に浦和戦での出来事を書き込んでいたのだが、何だか知らないうちに「浦和戦のコラムから⇒ユアスタの芝問題」へと内容が変わってしまい、結局、書き込めませんでした。まっ、シーズンオフ中なので、暇な方だけマッタリとご覧ください。

基本的に、ビジターエリアにおけるレッズサポの応援は「男子校の応援団」と同じくらい野太い。何て言うの「腹の底から声を出しちゃってます系」ですな。それに比べてベガルタの応援と言えば「男女共学の応援団」と同じくらいにライトでアップテンポなものが多く、さらに言えば「合唱団じゃねぇ~~んだから・・」と揶揄されるくらいにメロディアスで、フットボールの応援チャントにしては異質とも言えるくらいに「応援歌なんだけど微妙な半音の上げ下げ」が頻発する物も結構ある。これはどちらが「良いか悪いか」という問題ではなく、それぞれのチームの個性なんでしょうな。もっとも、これを「チームの個性と言うよりも、応援チャントを作っている人たちの個人的な趣向の押しつけだよ・・」と考えている人たちも多い。確かに、そう言われればそうなんだけど、こういうのは実際に行動を起こしている人たちの方が偉く、何も行動を起こさないで愚痴っている人たちの言葉に「重さ」や「感嘆」を得る事はありません。何事も、行動するって大事ですな。

浦和の選手入場が終わり、ようやく「ラララの応援」が終わったかと思ったら、今度は「浦和レッズの応援」がエンドレス・・・。ベガルタン達は隅っこ上部エリアでの観戦だから、そんなに身体全体を使ってガンガン応援人たちは少なかったけど、中心部を見ると「これ、なんかの新興宗教ですか?」と言った感じの「ゾーンに入っちゃってます系」ごとくに応援している人たちの姿を数多くウォッチン。改めて「浦和って凄いよ・・・」との想いを持ちました。平気で、SバックやSSエリアに赤い集団で乗り込み、さも当然のように浦和レッズコールを連発!!その数を頼りにした「ふてぶてしい態度」に閉口する時もあるが、熱い人たちが多く居るのも事実。アウエーでは憎まれ役に徹しきる彼らの姿こそ、ビジター観戦の醍醐味かもしれませんな。


そんなこんなで試合開始。するとレッズサポの副社長が話しかけて来た。

副社長「何だか、今日は負ける気がしないんだよなぁ~~」
自分「(小声で)それ、単なる気のせいです」
副社長「いやいや、俺がアウエーで応援した時には、いい感じで勝つのよ」
自分「(耳元でヒソヒソ)それ、単なるデジャブーですから」
副社長「そんな事を言うんなら、ここでお前がスパイだってことを公表するからな。ボコボコにされても知らんぞ」
自分「(頭を深々と下げ)副社長、一生ついて行きます」


試合が始まり、最初はどっちのペースになるんだろう・・・って感じで見ていたら、いきなりウイルソン⇒赤嶺でズドン!!この瞬間、浦和ゴール裏の応援ボルテージが20%アップ!!敵ながら天晴れなのだが、隣で観戦していた副社長だけは「何だよ、いきなりかよ・・・」と落胆。これではマズイと思い、ベガルタンは「試合はここからじゃないですか?もうギブですか?弱過ぎますね」と、敢えて元気を取り戻してもらう為に「憎まれ口」を語ったのだが、これが痛恨のミスジャッチ!!この「憎まれ口」が終わるや否や、速攻で「お前、いつからそんな偉そうな口が言えるようになったんだ?東日本エリアの最終的な人事権は俺にあるんだぞ。第3四半期の成績しだいによっちゃあ、来年はユアスタに通えなくなるかもな。フフフフ・・・」と、テニス錦織のエアケイよりも強烈なパッシングショットが返って来た!!これ、間違いなくパワハラですよね、総務の鳥山部長?

前半は0-1で終了。とりたてて「仙台ペース」と言う訳ではないのだが、リードしている事もあってか「若干、試合をコントロールしていた」と言う感じでしたな。副社長曰く「ここから、埼スタでの試合のように、ドン引きするのか?」と嫌みを言ってきましたが、勝っている時に聞く敵チーム上司の嫌みほど「気持ちのいいもの」はありません。実際には、ここからネジリ合いに発展するんだけど、浦和との対戦で「精神的、そして戦術的」にリードできる日が来るとは隔世の感がありますな。

実はベガルタンとして、サポーターとの原点ともなった試合は宮スタでの浦和戦でした。

最後に田中をチェックに行ったのがシルビというところに、哀愁を感じざるを得ないが、内容・結果、その全てにおいて惨敗でした。それから10年間という月日が経ち、内容・結果、共に互角か、それ以上で戦えているところに、仙台の進歩・もしくは正しい進化を実感する事が出来ます。もっとも、仙台の進化じゃなく、浦和が退化してしまったから・・・という可能性があるところが辛いところだ。このシーンの直後、ベガルタンは大声で「村上ぃぃーーー!!そこで1対1で負けちゃだめだろう!!!」と大声でシャウト。懐かしいですな。

2003年9月27日(土) 15:04キックオフ 宮城スタジアム
観衆:30.383人 天候:晴
試合結果/ベガルタ仙台1-6浦和レッズ(前0-2、後1-4)
試合経過/[浦和]田中(15分)、永井(28分)、[仙台]佐藤(51分)、[浦和]田中(67分)、永井(76分)、山田(83分)、山瀬(88分)

この試合はベガルタンが唯一、試合途中で帰った試合です。あまりにもボコボコにされ、その痛々しさに耐えきれなくなってスタジアムを後にしました。今なら、絶対に戦っている選手やサポーター仲間を置き去りにして帰る事などはありません。しかし、この時のベガルタンは若く「こんなクソ試合しやがって!!」って感じでキレてしまい、試合途中で帰ってしまいました。まさに、若気のいたりです。この惨敗した試合は「どんなに辛く、苦しい試合でも、最後まで選手たちを応援しなきゃダメだ・応援しなきゃダメだ・応援しなきゃダメだ」と分からせてくれました。ある意味、サポーターとして目覚めた原点であり、その意味では感謝しております。

この続きはまた明日ね

2 件のコメント:

  1. 2003年の浦和戦・・・懐かしいですね。
    6失点目にはベガサポ拍手してたし、横断幕も片づけはじめてましたね・・・ホント懐かしいです。
    いま思えば、弱いベガルタの試合も楽しかった・・ような気がします。
    負けても何かひとつ光ったプレーがあれば、それで満足してた・・・ような気がします。
    いよいよ今年も始まりますね。
    がんばれ!ベガルタ!がんばれ!ベガサポ!

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    1. ご無沙汰ですな

      「弱いベガルタの試合も楽しかった・・・」と感じていたのであれば
      貴方は立派なS体質の可能性がありますな

      もっとも、この当時は「多少のS体質」じゃなければ、
      とてもじゃないけどベガサポは務まらなかったかもしれません

      負けても「藤吉のダンスが見れたから・・・」
      こういった空気が「良いか悪いか」は見解が分かれるところですが
      勝てない試合が多い現状では「勝利」以外に楽しめるポイントを自分なりに作らないと
      ベガサポを継続することは困難だったはずです

      そう言った原点を知っていれば、仮に仙台が弱くなっても
      ベガサポとしての軸がブレることは無いと思っています

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