2013年1月16日水曜日

新加入選手に想う


どんと祭で甘酒を飲んでヘベレケになったばかりだと言うのに、もうベガルタはチームとして始動するんですな。そして新たに加わる選手がヘベルチ・・・何気に「縁」を感じるのは軽い二日酔いのせいでしょうか。チーム始動の早さは、ACLの日程と密接な関係があるのは当然としても、そんな日に数年ぶりの豪雪とは、神様もいじわるな事です。毎年のように選手との別れを哀しむも、その哀しみを乗り越えた先にしか「出逢いの喜び」が無い事も体感的に分かって来ており、今年もその季節が来ました。この出逢いによって、素晴らしいシーズンになる事を願わずにはいられません。

さて、新加入選手の動向については何気にネットでチェックはしておりましたが、昨日行われた発表会のメンツを見ての率直な感想は「あれ、こんだけ・・・なの?」であります。個人的に、今年加入してきた選手たちに対するプレーのイメージなどは皆無であり、個々の選手がどれだけのスキルを持っているのかなんて全く知りません。私だって大人なので「えっ、こんだけなの・・・」と思う事自体、チームや選手たちに失礼なのは十二分に分かってはいるのですが、何気に高卒が居なかったり、ユース上がりが居なかったり、ビッグネームが居なかったりすれば、何気に「まっ、少数先鋭って言われてもな・・・」という心情に似た不安も出てきます。ACLとリーグ戦を同時進行で戦う事は、チームとしてもサポーターとしても未知の領域です。「きっと、辛いんだろうな・・」という共通認識はあるものの、どれだけ辛いかなんて、やってみなければ分かりません。その辛さを、新規加入してきた選手たちによってカバー出来た時、ベガルタと言うチームは「次のステージ」へと上がる事が出来るはずです。

新加入選手のコメントがHPにアップされていましたが、ベガルタの印象を尋ねられた際、どの選手も同じワードを感じたようです。そのワードは「一体感がある」といったものでした。まあ、仙台と言うチームが、選手個々の強烈なスキルや個性で戦うチームではなく、あくまでもオーガナイズされた「チーム戦術」で戦うチームである以上「チームの一体感」はリーグ戦を闘う上においては、どうしても全員で共有すべき「一丁目一番地」であることに論は要りません。ベガルタにとって「チームの一体感」という存在は、メッシや香川などの選手が加入する以上に絶対的な存在なのでしょうな。

その存在価値は、下記のデータからも推測できます。公表されたリーグ戦のチーム別データによれば、仙台はこんな感じなんです・・・。

ドリブル 16位 (太田と関口がいなければ最下位でした)
タックル 13位 (角田が居なければ、もっと下でした)
インターセプト 12位 (富田が居なければ、もっと下でした)
スルーパス 13位 (リャンが居なければ、もっと下でした)
ロングパス 13位 (大海と鎌田が居なければ、もっと下でした)

リーグが公表する主要データ5部門の平均値で、仙台は「堂々の13位」でした。もちろん、これ以外の公表されたデータでも、選手個々のスキルが影響するデータはことごとく下位に低迷しており、これらのデータだけを見せられれば、仙台が昨シーズン、優勝争いをした事自体に違和感を覚えるのは当然でしょう。しかしながら、データを「チーム全体」にフォーカスすると、オフサイド1位を筆頭に、失点数や得点数などをチェックすれば、昨年の仙台は間違いなく優勝争いをするチームでした。どうやら仙台にとって「チームの一体感」は、それ自体がチームの命運を握る大切なワードのようです。

そうそう、太田の背番号が15⇒11へ変わったようですな。この変更には、どのような意味があるのでしょうか?本人が希望したのでしょうか?それともチームの意向なのでしょうか?個人的にはどっちでもいいのですが、後輩2人が「太田15」というレプユニを昨年末に購入したばかりなので、可哀想というか、間抜けと言うか・・・。それと、新たに「4番」を背負う、島川は期待しても良いのでしょうか?新たな選手ではないのかもしれませんが、何せ試合でプレー振りを見た事は無く、その意味でベガルタンにとって島川はバリバリの新加入選手なので「期待するなよ」と言われても、何気に期待せずにはいられません。島川や石川や蜂須賀などが、実力で大海や鎌田などをベンチに追いやった時、我々の夢である「タイトル」への扉が開かれる可能性が高くなります。開きたいですな。

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