2012年9月13日木曜日

今更ながらソニー仙台戦


何とか勝ちましたな。こんな事を言うのは不謹慎なんだけど、後半の15~35分くらいまで、ベガルタンは何度となく襲ってくる「睡魔」と戦っていました。基本的に、天皇杯の初戦は「普段見れない、中々試合に出れない選手のプレーをマッタリ見る」というスタンスであり、そんな時に「普段と同じようなメンバー」で、スキル的に劣ると思われるチームとの戦いに興奮ポイントを見つける事は困難を極めます。このような試合では内容よりも結果を求められ、圧倒的にボールを保持し続ける状況では、ついつい睡魔に負けそうになっちゃうんだよね。見どころが無かった・・・とは言わないんだけど「じゃあ、あったか?」と問われれば、奥埜の出来がイマイチだっただけに、そんなに多くの見どころはありませんでしたな。まっ、勝てばよしです。

奥埜を語る際に必ずと言っていいほど出てくるワードが「センス」ですな。まあね、ときおり繰り出す「パス」や「ドリブル」、そして「フリーランニング」などに「おっ、やるな・・・」感はあります。じゃないと、「仙台の7番」を新人ながら継承出来ませんから。しかしながら、現在、彼が我々サポーターに示すぐらいの「センス」で、「仙台の7番」という地位を我々サポーターが納得できるかと言えば、その答えは断じて「NO!!」であります。厳し過ぎる・・と言えば厳しいかもしれませんが、その厳しさに負けるようでは「仙台の7番」を背負う資質などありません。とりあえず、ゴールを決めたという結果を踏み台にして、奥埜には更なる精進をしてもらいたいものです。

奥埜がイマイチだとすれば、ベガルタンの視線は自然と関口にフォーカスされます。そしてその印象はといえば「まあまあだな・・・」といった感じですな。基本的に、関口はスタートから出ることによって、その存在意義が生きる選手だと思っています。しかしながら、怪我から復帰しても最近はベンチメンバーであり、本人も不本意でしょうな。ただし、彼がバックアップメンバーになっていることで、ベンチメンバーの層は飛躍的に厚くなり、試合の状況に変化を与えられる「効果的なワンピース」を監督やチームは手に入れました。後半の30分過ぎに関口投入だよ?相手チームからすれば「マジかよぉぉ~~~~」ともなるよ。

個人的な考えや想い入れでは「関口はスタメンに戻すべきだ」のベガルタンですが、今現在、関口のスタメン復帰の情報は全くありません。広島戦も、関口はサブかもしれませんな。しかしながら、数年前の関口ならば腐っていたであろう現状でさえ、彼のプレーからは「その素振り」など感じられず、その真摯な姿勢に「彼の成長」を見ることが出来ます。ベガルタンは試合の勝ち負け以上に、個々の選手の成長を見ることが大好きですが、ここから関口がスタメンを奪い取り、そしてチームが優勝なんかしちゃったりしたら・・・そんでもって再び日本代表へ返り咲いて活躍しちゃったら・・・きっとベガルタンは考えられないような幸福感に包まれるはずです。関口よ、ベガルタンを幸せにしてください。

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