2017年4月27日木曜日

清水戦


例えカップ戦とはいえ、勝つっていいですな。互いにメンバーを大幅に入れ替えた場合、時に強烈な「グダグダ感」を受ける場合がありますが、相手の清水がイマイチ、いや、イマニ、いやいや、イマサンぐらいだったので、過度にストレスを抱えての観戦とはなりませんでした。西村・推橋・茂木に途中から出た匠に小島らは、間違いなくチームの未来。昨日は、その未来のページ1を軽く見させてもらった感じですかな。

いい感じで攻めている場面もあり、「あとは先制ゴールだけだよな・・・」と思っていた時にカウンターからの失点!!思わず隣で観戦していた初老の紳士と顔が合っちゃって、「ありますなぁ~」「ありますよね・・」的な会話。この辺のバランスがイマイチなのはトップチームと同様ですが、多少バランスを崩しても攻撃態勢に入ったら軸足を前に置くチーム戦術、嫌いじゃありません。

今のチームは攻撃態勢が増したとき、つまりイケイケ状態になった時はワクワク感が増します、滅多にならないけど。現状は失点が多く、結果も最良ではありませんが、全ては変革の為の成長痛と考えることで我慢できます。大切なのは、この変革が正しい道なのか否か?ですが、こればっかりは神様だってノーアンサー。

やってみなければ分からない・・・がサッカーの魅力とはいえ、大量失点が続いて、結果が出ないと心が折れるのはしょうがありません。精神力だって「力」なので当然有限、限りがあります。皆さんが何時まで持つかは分かりませんが、ベガルタンは7月まで持たす自信があり。しかし、このままリーグ戦で大量失点が続けば、そして結果が出なければ、監督もチームも、そこまではもたないはず。だからこそ、結果が欲しいと考えています。

監督は試合後に「確かに、1点を先に失いました。それは自陣でのミスからです。ただし、あれを恐れて、じゃあ次からボールを受けません、前にボールを蹴りこみます、ということをやるのは、我々のサッカーではないです。それでも勇気を持ってボールを受けると。相手を食いつかせてその背中を取っていく」とコメントしています。つまり、当面は現状の戦術を継続することを宣言しました。

ベガルタンも現状ではチーム戦術を支持。何故なら、この戦術がある程度浸透して結果を出すことが出来た時に、以前からやっている堅守速攻が上手くハイブリッドできれば、それこそ「最強ベガルタ」の登場も夢ではないと思っているからです。堅守速攻が悪い訳じゃないし、変革も悪い事じゃありません。大事なのは、的確な目標設定と、そこに至る為のロードマップを公にし、チーム・フロント・スポンサー、そしてサポーターと時間軸を共有しながら前に進むことだと思っています。

監督は2年連続で「トップ5」を公約とし、そのための戦術として3バックに挑んでいます。彼が言うところの「勇気を持ってボールを受けとり、相手を食いつかせてその背中を取っていき、相手陣でパスを繋ぎながら攻撃する・・・その先に、目標がある・・・」の成否は、選手だけが握っているのではなく、我々サポーターの覚悟も必要条件の中に入っているとベガルタンは信じています。

三田のゴールはナイス。どう考えても、今のチームの中心は三田でしょうな。56年前ならリャンでしたが、その地位は三田にとって代わりつつあります。寂しいかもしれませんが、大事なのは過去ではなく未来なのでしょうがありません。

推橋のゴールも良かったですが、彼に関してはベガルタンが持っている情報は少なく、正直、どんな選手なのかすら分かりません。ただ、若かろうがベテランだろうが、この世界でチャンスをもらった時に結果を出すことが、如何に大変な事かは知っているつもりです。

何気にクリスと匠は良い感じの関係ですな。どちらかと言えば、スペースがある時に力を発揮するクリスと、そのスペースを上手く活用することが出来る匠。匠の出場時間が増え、クリスや石原たちとのコンビネーションが磨かれれば、ベガルタの攻撃オプションは飛躍的に増えると信じています。その為に、匠は得た出場機会で結果を出し続けなければなりません。出して欲しいですな。

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