2017年4月24日月曜日

広島戦


広島戦、前半は見所が少なかったというよりも、「見所が無かった」的な内容。互いにシュート数は少なく、仙台に至っては「たったの1本」。それに加えて「互いに枠内シュート数が0本」では、両陣営から見ても「しょっぱい試合」だったことは明白です。ベガルタンは前半を見て、自らのチームを嘆くよりも「今の仙台に、この内容、大丈夫か、広島・・・」と言う感じでした。

一転アグレッシブとなった後半。2失点までは個人的に想定内なんだけど、中々「ボールに行くか、引くか・・」の意思統一って難しいんでしょうな。解説の名良橋曰く「4バックに戻しても・・・」と語っていましたが、個人的には反対なれど「ここまで失点数が多いんじゃあ・・・」と考えるのは極めて自然。2失点、7失点、4失点、そして3失点・・・好調の楽天よりも失点が多いんじゃあ、3バックに固執する事の方がリスクは大きそう・・・と考えることに整合性はありそうですな。

しかしながら、この4連戦での劣勢は覚悟の上のはず。もちろん「4試合で16失点は予定外」だけど、川崎や浦和に負けることを「これは予想外だ・・」と考えていた人は絶対的にマイノリティー。なので、大切なのは清水・東京・大宮の3連戦であります。ここでもしも、「2失点、5失点、3失点」でもしようものなら、いかに3バック推進室 室長のベガルタンでさえ「よしっ、とりあえず止めようか、3バック・・」となる事を、ここに宣言させていただきます。

2点を先制されて嫌な雰囲気。もしもローマ帝国の皇帝カエサルがベガサポなら「ベガルタ、今日もか・・(ブルータス、お前もか・・)」と語っていたことは確実です。何気に攻撃のスイッチが入ったのは誰が見てもリャンと蜂が入ってから。もうね、ピッチに入る前から、当たり前なんだけど「行くしかねぇーー」的な雰囲気がビンビン物語。

一般的には「追い込まれてから、やる気を出すんなら最初から出せって!!」と言う事なんだけど、ベガルタンは分かるよ、この気持ち。どうやら今年のベガルタは、夏休みの宿題を休みが終わる前日くらいにならないと本気を出してやらないタイプ。ベガルタンも追い込まれないとやらないタイプだから、今年のベガルタの事は他人事とは思えません。しかしながら、そんなベガルタンだけど、敢えて言わせていただきます「やれるんだったら、最初からやれ!」と。

リャンのゴールに関してはテクニカルの面よりも、個人的には「ホッとした・・・ようやくだよ・・」的な感じ。本人もそうだと思うけど、前目のポジションで試合に出ている選手がノーゴールではヤバイよね、ヤバイと思っちゃうよね。今のリャンは絶対的な選手ではなく、結果を出さないと叩かれる選手だから、その意味でもゴールはナイスです。

まだたったの1ゴールですが、昨年は「その1ゴール」さえ奪う事は出来ませんでした。このゴールは、リャンにとってもチームにとっても、間違いなく「元気玉」となったはず。ここより、匠からスタメンの座を奪い返し、また活躍してくれることを願うばかりです。

三田のゴールはゴラッソ。あそこからゴール角に決められては、キーパーはノーチャンス、見事ですな。そして石原のゴールが決まる訳なんだけど、リャンがピッチに入ってからの10分くらいは、今シーズンで最も密度が濃い試合内容。相手の攻撃をかわしながら、より長く相手陣地でプレー。短いパスを有効に使って相手をいなし、中央を起点として両サイドにボールを散らして、連続的に相手ゴールへ襲い掛かる・・・ベガルタンは思ったよ「きっと監督は、こんな試合がしたいんだろうなぁ~」って。

しかしながら、ロスタイムでの失点は想定外。やっぱ勝ちたい気持ちが強くなって、ズルズルとラインが下がったんでしょうな。この辺の意思統一というか、チームとしてのコンセンサスが、現状のチームはイマイチ。これをダニエル一人のせい・・・とするのは簡単ですが、それでは「何のために平岡や増嶋が居るんだ?」となります。やっぱチームとしての完成度は、まだまだ低いのでしょう。

いつまでも勝てなかった事を嘆いてもしょうがありません。ここは0-2から追いつき、追い越した・・・という現実にフォーカスし、前を向くのが吉。カップ戦、リーグ戦と清水との連戦が続きますが、チームに勢いをつける為にも、そしてGWの連戦の為にも、良い結果はマスト。誰が出ても、頑張って欲しいですな。

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