2016年10月12日水曜日

ベガルタン、5年後を想う


えー、代表戦があったことを、翌日のニュースで知ったベガルタンです。そう言えば、最後に代表戦を真剣に見たのは、確か関口が先発した時でしたかな・・。だからと言ってワールドカップに興味がない訳ではなく、それよりもベガルタの試合の方が、何百倍も感情が移入できるからです。せめて、1人でもいいから、ベンチに仙台の選手が居れば・・・簡単そうで、これが又難しい。

正直、チームを5年くらい応援していた時は「きっと代表にも仙台の選手が複数選ばれる時が来るだろうな・・」と思っていました。しかし、15年以上たった今では「俺が生きてる間に、代表戦で仙台の選手が複数人出ることはあるんだろうか・・」が偽らざる気持ち。あって欲しいが、そのような願望は富山湾に浮かぶ蜃気楼。実情としては、厳しめというよりも、無理筋なんでしょうな。

複数人出場する・・・と言う事は、佐々木や小島や茂木などが揃って選ばれると言う事だけど、そのクラスの選手は他チームにもいる訳で、って言うか、もっとレベルが高い選手が世代間の垣根を越えてたくさんいて、その中からの11人となると「俺が生きている間には・・・」って考えちゃうのはしょうがないよね。

ビッグネームをバンバン獲得するのは厳しい仙台。そうなると、願望実現の鍵は仙台ユースの頑張りです。なんでも、今年のユースはプレミア入りのチャンスがあるとか。プロを目指す少年にとって「プレミアでプレーする」ということは、その夢に一歩近づくドアの入り口。トップチームがj1であるのなら、ユースもプレミアで戦い続けてこそ、チームの底上げが連動するというものです。

上を行くチームは、ユースがプレミアで戦いつつ、その上の年代はj3で切磋琢磨。仙台のチーム力を勘案すると、そこまでは無理なので、仙台大や明成高校などと連携することによって、チームの底上げを狙っています。もっとも、ユース年代のレベルを上げる起爆剤はトップチームの頑張り。そこが厳しい状況なのに「ユーズは頑張れ!」と言われても、「そういう、お前が頑張れ!」とのオウム返しは覚悟せねばなりません。

なんでも、今年のチームは2億円の赤字予想とか。ぶっちゃけ「来年は3.5億円の強化費がリーグから入ってくるから、こんなのは鼻くそだよ」との思いはありますが、そんな状況でもコストカットしてならないのが、トップチームとユースチームの強化費。「赤字だから緊縮財政で・・」は誰でも考える事、「赤字でも知恵を絞ってトップチームとユースチームの強化費は削らず、成長戦略を描きたい・・」と考えてこそ、ナイスなフロントです。

来年から、レディースはマイナビとパートナーを組んでシーズンを戦います。これはフロントの皆さんのグッジョブ!普段批判してても、良いときは褒めるのがベガルタンです。そうなると、今まで以上にトップチームとユースチームの強化費に資金を投入できる素地はできてきます。これって、意外とデカいよね。

このフレームを構築したのは現社長のお手柄としても、「じゃあ2億円も赤字にしていいんですか?」とはならないところが代表取締役社長の辛いところ。どのような状況であれ、チーム結果の最終的な責任は社長だからね。赤字で何とか残留・・・これを善しとするフロントや選手、そしてサポは皆無。

それでは、何を「心のより所」にするかといえば「今年は若手の成長が・・」ぐらいでしょうな。しかし、それだけではパンチ不足。そこで「ユースチームのプレミア昇格」が大切になってくると思うのです。チームの成績的には不満足でも、16年は若手が育って、チーム力アップの基盤ができた・・・5年後、こう言いながら代表戦を見たいものです。

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