2014年10月21日火曜日

浦和戦

いやぁ~~、勝てて良かったですな。前半の早いうちにウイルソンの先制弾、そして、たたみ掛けるように野沢の追加点。この瞬間、前列の初老サポは後ろを振り向いてベガルタンに「こりゃあ、あのグダグダ応援が出ちゃうんじゃないの?」と、満面の笑みで話しかけて来た。ベガルタンも笑顔で「そうなるといいですね・・・」とは答えたものの、内心では「このまま、浦和をボコボコに出来るとは思えないんだよなぁ~~、出来るんだったら、この順位に居ないし・・・」とネガティブシンキング。なので、まだ前半の25分だというのに、ベガルタンの頭の中では、あの応援チャントがリフレインしておりました。
世間的な実力は脇に置けば、仙台のGKは個性豊かな選手が多いような気がします

案の定というか、ほら見ろ・・というか、必然と言うか、当然と言いますか、「お前ら、穴熊ディフェンスでいいぞ!!」と思っていたベガルタンの眼下に、連チャンで失点するシーンが飛びこんできます。まあね、最初の失点に関しては「あのくらいセットプレーを続けてやられちゃあ、そのうちに1点くらいは・・・」と思えなくもないし、2失点目に関しては「あんなゴール前で、李と興梠にファンタスチックなプレーをされたんじゃあ・・」と思えなくもありません。

特に2失点目は、敵ながら絶品でしたな。改めて感じましたが、興梠は良い選手です。こんな事を言えば「そな敵に塩を送る事を言いやがって!!」みたいに感じられる方も居るでしょうが、仙台にもナイスシュートがあるように、敵チームにもナイスシュートはあるはずです。敵のナイスなプレーに拍手をする事などありませんが、認める度量はあってもいい・・・ベガルタンはそう思っています。

赤嶺のゴールには「気持ち」が見れましたな。もちろん、事前のスカウティングなどで「相手はゴール前でも繋いでくるから・・・」みたいなチーム戦略はあったうえでの「あのプレー」だとは思うけど、そのような戦略があったとしても「90分間走り、前線からプレッシングし続ける」という事を実践するのは如何に困難か・・・を我々サポは知っているはずです。

あのマイケルジョーダンでさえ、中々カンファレンスファイナルで勝てなかった宿敵、デトロイトピストンズにようやく勝った時、アナウンサーがNVP級のプレーをしたマイケルのプレーを称賛しようとすると、彼はそれを遮って「今日勝てたのはスキルやテクニックではなく、チーム全員で相手の選手よりも「勝ちたいマインド(気持ち)」が勝っていたからだ・・・」と答え、仲間の元へ去って行きました。華麗なプレーもいいでしょう、スーパーなゴールもいいでしょう、しかし、人が人を感動させるには、その根本に「気持ち」が無ければならない事を、ベガルタンは赤嶺のゴールで再認識できました。
村上のゴールは「おまけ」みたいなものかもしれませんが、その「オマケ」が特上な時などは、少年雑誌を買う時にガッツポーズが出るものです。このゴールは、ガッツポーズ級の特上オマケでした。最後に、あの初老の熟年夫婦は、盛岡のライブには行けたんだろうか・・・。

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