2013年8月20日火曜日

柏戦の弾幕に想う

お盆休みと近親者の不幸が重なり、結果的に2週間近くネットの世界とは疎遠になっておりました。もちろん、それでもベガルタ関連の動向はスポーツ紙などでチェックはしており、「川崎、鹿島、柏で2勝1分は怪我人が多く中では十分だよな・・・」みたいな感想を持って、本日、久々早めに出社して、来客用のパーテーションでコーヒーを飲みながら東スポを読んでいたら、いきなり後輩たちから囲まれたのです・・・。

後輩本郷「リーダー、東スポの風俗欄を読んでいる場合じゃないでしょ?」
自分「えっ!?そんなに仕事が忙しかったのか?」
後輩裕子「ひょっとして、リーダーは柏戦の件、知らないんですか?」
自分「えっ!?知ってるよ、良い内容じゃないけど分けたんだろ?リャンや菅井などが居ないんだから十分じゃないのか?」
後輩星「これだよ・・・どうやらリーダーは柏戦後の弾幕の件知らないようだな・・・」
後輩本郷「いいですか、実は柏戦後に、カクカクシカジカで大変な事になってるんです。お客さんでベガサポの人からは「ベガルタンさんはどう思っているの?」って訊いてくる人も居たんですよ!!それなのに何ですか?久々に出社したと思ったら、いきなり東スポで巨乳探しとは・・・・」

正直言って、プライベートが忙しく鹿島戦や柏戦の試合映像は観ておりません。マジで忙しかったからね。試合結果だけを確認して「まずまずだよな・・・」と思っていたのですが、柏戦後に、ショッキングな事が起こっていたんですな。それでは、後輩たちやネットからの情報をもとに、今回の件をベガルタンなりに考えてみる事にしましょう。まず、事実と思われる経過を書き出します。

試合後、ゴール裏の(コアサポではない)関東ベガサポの方が(複数人であるかどうかは未確認)、柏のACLでの奮闘を願う弾幕を掲げる。

試合中継を見ていた多くの人も好意的にとらえ、そしてアナウンサーや解説者も絶賛!!

両チームの選手たちも好意的に捉えたらしく、柏の選手が仙台のゴール裏まで来て挨拶をする。ここで終われば美談なのだが・・・

しかし、柏や仙台などに事前通知は無く、アウエーと言う事を考えば、多少なりとも配慮が欠いた感は否めない。

その後、CLと其の周辺のメンバーが掲げた本人を探し出し、集団で囲み雑言を浴びせる!!(コアのブログでは「囲んで恫喝した」みたいな表記は無く、「詰め寄った」となっている)

CLは自身のツイッターで、この件について「あんな弾幕はクズだ」(後輩が確認)みたいなツイートを連発したため、普段から彼らを快く思ってないベガサポの油に火が付き、現在は掲示板が閉鎖となり、コアのブログも停止することが発表された。

まず、最も惜しまれるのは、あの弾幕を事前に柏サイドへ通告しておけば・・・ということですな。どんなに善意から出た弾幕でも、日立台はアウエー、最低限の配慮みたいなのは、あってしかるべしです。本心から出た誠意の言葉と、邪心が出た悪意の言葉を完璧に判断するのは至難の業です。ましてや、それがスタジアムと言う特異な環境ならばなおさらです。(まあね、柏や仙台に事前通告したら、拒否されていた可能性があるので、そこまで考えて決断した行動であれば、称賛も非難も受け止める覚悟はあったと推測できます)

あの弾幕の言葉は、素直に読めば「普遍的に善」なので大きな問題とはならなかったはずです。しかし、CLとその周辺は、決断した関東のベガサポを探し出し、囲み、言葉という暴力を投げかけました。これが最大の問題ですな。彼らはどうして、ここまでの行動に出たのでしょうか?いかなる理由があれ、個人を集団で取り囲んで雑言を浴びせるのは「普遍的に悪」。このことが分からなかった・・・冷静に判断できなかった・・・ということがベガルタン的には一番ショックです。一人ならともかく、複数人で冷静な判断が出来ない・・・ホント残念です。(もっとも、詰め寄って丁寧に話し合ったという可能性はあるので、そうなるとニュアンスは変わってきます。激低かもしれないけど、可能性はありますな)

こんな事を書くと「CLたちは、ボランティア活動でもアウエーの応援でも、懸命に頑張っているんだから、大目に見ても・・・」と考える人も出てきますが、この場合「多数で個人に詰め寄って雑言を浴びせる」ことと、「ボランティア活動を頑張る」と言う事を重ね合わせる議論は不適格です。今回と件と、日ごろの頑張りは分けて考えなければなりません。

今回の場合で言えば、CLたちも囲まずに「悪いけど、これから弾幕を出す時は、一声かけてくれると助かるんだけど・・」ぐらいに収めれば大きな問題とはならなかったはずです。しかし、彼らは我慢が出来なかった・・・。何故でしょうか?ライオンは、自分の縄張りで勝手な事をする奴を許しません。そう考えると、彼らの一連の行動に、良い・悪いは別にして一貫性が見えてきます

でもね、結局、普段からの彼らの行動に起因する・・・としか言いようがありませんな。普段から、彼らが節度と敬意を言動で示しながら応援活動をしていれば、こんな集中砲火は無かったはずです。しかし、結果的に集中砲火となってしまった・・・つまり、日ごろの言動でも、似たような事が頻発してあり、結果として仲間(ベガサポ)なのに、身内から多くの敵を作ってしまっている。つまり、自分は知らなくても、遠巻きに見られているんでしょうな、CLや、その周辺の人たちの人間性が。

刑事事件になっていない以上、全ては本人の自覚しだいです。責任の取り方や、反省の仕方にまで口をはさむ程、ベガルタンは当事者じゃありません。CLという立場は、誰がやっても損な役回りです。そのことにトライする意気込みを持っている若者が、今回のような事をしてしまう。これでは、彼を応援したくても出来なくなる環境を、自分たち自身で作っている・・・ということになります。

CLは、ユアスタを「より魅力的にするシェフ」のようなものです。彼のリードしだいで、試合の魅力が倍増する事もあります。そんな大事な役割の人間だからこそ、多くの仲間は彼に「人間性」を求めてしまいます。若かろうが、年寄りだろうが、男だろうが、女だろうが、全く関係なく、必要なのは「熱意と人間性」なのです。会社でもそうですが、人間性が伴なわない上司が居る組織は、長期的な成長など絶対に出来ません。

現CLは若く、人間性に研鑽の余地があるのなら、一度修行の為に外からCLを見る時期も必要なのではないでしょうか?こんな事を書くと「じゃあ、お前が出来んのか?」と言われそうですが、成長する為には「離」が必要な場合が多いものです。今は、その時期かもしれませんな。


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