2016年12月1日木曜日

来年が大事ですな


ちょっと早いけど、ベガルタンは後輩たちと忘年会。色々あったけど「一時期は降格さえ覚悟したことを鑑みれば、不満が無いとは言えないけど・・」的な意見がマジョリティーでしたな。つまり、フロントや監督たちは「トップ5へ」と語っていたものの、その言葉を受け取っている我々サポは「チョット厳しいのは分かってますから・・」的に感じていたのでしょう。

フロントが語っていた目標を、我々サポは多分に「建て前」として受け取っており、そう受け取っていると言う事を何気に感じているフロントからすれば、あとは耳障りのよい言い訳を用意すればいいだけ。「怪我人が多すぎた」「厳しいチーム状況の時でも、以前のスタイルに戻らなかった」「強くなる為には新たなチャレンジが必要だった」等々、これだけのワードを単体で聞けば「だったらしょうがねー・・・」的な雰囲気が醸成されてもおかしくはありません・・・が、「ベガルタンは理解するけど納得はできない!」というスタンスを変えるつもりはありませんな。

まあね「相手陣地でボールを保持する時間を長くする・・」的なサッカーは、当然のようにリターンを得る機会が多くなります(だって、相手ゴール前でのプレーが増えるんだからね)。しかし、一方でリスク(失点する機会)も高くなります。ベガルタンは鍋監督のやり方、その全てを好む訳ではありませんが、チームとして「この道しかない」というスタンスで行くのなら、それならそれでしょうがない・・付き合うか・・的な考えです。

そこで言いたいのは、だったらだったで「多少パスミスからの失点が増えて負けてしまっても、サポ全体で我慢するしかない!!というコンセンサスの形成はマストだからね」ということであります。今年も失点は増えました。いっぱい負けました。ホームでは殆ど勝てませんでした。そのつど罵声が飛びましたが、その罵声を中和する薬こそ、鍋監督が試合後に話す「チームが強くなる為、チャンピオンになる為にはやらなければならない事」なのでしょうな。

これをトランプ次期大統領風に言うと「メイク・ベガルタ・グレイト・アゲイン」とでもなりましょうか。鍋監督は繰り返し発言します「苦しい時でも後戻りせず、チームが強くなるために新たなチャレンジを継続してこそ、チームの未来がある・・」と。毎年のように聞かされれば「それ、俺たちサポを騙す新種のオレオレ詐欺か?」となるんだけど、継続が決まった場合には「もう一年、もう一年だけ騙されてやる・・」という選択肢しかないところがサポの弱点でもあります。

いまだに「テグが戻ってきてくれれば・・」と言った回顧主義にも似た考えをお持ちのサポもいるようですが、そうなった瞬間から「苦しい時でも後戻りせず、チームが強くなるために新たなチャレンジを継続してこそ、チームの未来がある・・」というチーム戦略と若干の矛盾が生じてきます。ベガルタという、決して資本が潤沢ではないチームにとって(今季は2億円の赤とか、いろいろあるにしても・・・)チームの長期ビジョンに矛盾にブレがあっては絶対にいけません。

金がないチームなのにビジョンがブレたり、軌道修正しなければならなくなった場合、その応急処置に使わねばならなくなる「お金」は、まさに「死に金」です。ベガルタに、そんな余裕などありません。だからこそ、チーム方針や戦略がブレブレ君ではダメなんです。ベガルタンは、鍋監督や現在のチーム方針を100%支持している訳ではありませんが、とりあえず、チームとしては「鍋監督の戦術を継続する・・」という方針はブレてないようなので、そこは評価しています。

チーム的に考えると、ここ数年におけるリーグでのポジションは「中位と下位の中間ぐらいを、行ったり来たりすれ違い・あなたと私の恋・・・」という感じでしょうか。だからこそ、来年が大切なんですな。

来年も今年のように終盤まで残留争いするようなら、絶対に鍋監督の継続はありません。そのことは、チームを方針の変換を意味し、テグのように{入れ替え戦⇒昇格⇒残留⇒4位⇒2}のような上昇トレンドがハッキリとは見られない中での「方針変更」であり、このことが続くようだと貧乏球団には間違いなく下降トレンドになるのが辛いところです。

なんでも、来年からjリーグは優勝賞金や運営費など支給に「格差」をつけるとか。つまり、一度でも上昇トレンドに入りさえすれば、下位チームとの「格差」は増々広げてしまうことができ、下位チームから見たら「気が付いたら、もう追いつけないや・・」的な状況も十分にあり得ます。そうならない為にも、来年の成績はメッチャ大切です。

予算規模的に、30億円対60億円ぐらいの差なら「ひょっとしたら・・・」という希望もできるけど、30億円対100億とか200億ぐらいまで差がついちゃうと、やる前から「お手上げ」だよね。だからこそ、リーグ改革初年度の成績が大切なのであります。そう考えれば、鍋監督の継続にも「まあ、少ない選択肢の中では、ありなんだろうな・・・」という気にもなりますな。

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